犬飼と杉岡のゴールで鹿島が名古屋を破って3連勝!相馬体制無敗継続【明治安田J1第21節】
2021.05.12 21:03 Wed
明治安田生命J1リーグ第21節の1試合が12日に豊田スタジアムで行われ、アウェイの鹿島アントラーズが2-0で名古屋グランパスを下した。
8日のリーグ戦でセレッソ大阪に勝利し、連敗をストップした名古屋。今節も引き続いてブルーノ・コンカ氏が指揮を執る中、先発はC大阪戦から3人変更。森下、柿谷、相馬が外れ、成瀬、前田、齋藤が名を連ねた。
対する鹿島は9日のFC東京戦で2試合連続となる3-0の快勝を収め2連勝。相馬監督が就任徳島ヴォルティス戦以降は3勝1分けと常勝軍団の立ち居振る舞いを取り戻しつつある中で、今節のスタメンは6人と大幅に変更され、ディエゴ・ピトゥカがリーグ戦初先発となった。
序盤は両チームともに中盤でのプレッシャーが激しく、ボールホルダーが自由に前を向けず、相手ゴールを脅かすシーンを作り出すことができない。
18分には珍しいシーンが。こぼれ球を回収しようと走り込んだ小泉がピッチの中央付近で福島主審と接触。お腹のあたりを抑えて倒れ込んだものの大事には至らず、主審も小泉に謝罪の言葉をかけてわだかまりなく試合は続行された。
セカンドボール争いで徐々に鹿島が主導権握り始め、32分に左からのCKを得ると、永木はインスイングのクロスをゴール前へ供給する。緩やかなボールはランゲラックが難なくキャッチしたかに思えたがまさかのファンブルをしてしまい、すぐ近くにポジションを取っていた犬飼に当たってゴールイン。意外な形で犬飼のバースデーゴールが生まれ、鹿島がリードを奪う。
攻撃の糸口を見いだせない名古屋は前半のうちに選手交代。山崎を下げて柿谷を送り出し、状況の打開を図るも、ビハインドのまま前半を折り返す。
追い付きたい名古屋は、後半の頭から積極的な姿勢を見せ、51分に町田に仕掛けた前田がファウルを誘い、右サイドの敵陣深い位置でFKを獲得。ここでキッカーのマテウスが短く出して成瀬が狙う奇襲に出たが、相手に読まれて至近距離でブロックされた。56分には3枚替えを決行し、前線をさらに活性化させる。
対する鹿島は57分に松村が米本のクリアミスを拾ってゴール正面やや右からミドルを狙うも、アウトにかかって枠の右へ。62分にはこぼれ球を荒木が拾ってペナルティエリア左角付近から右足で狙うもクロスバーの上に外れる。
さらに70分にファン・アラーノに代わって上田を投入すると、直後から立て続けにヘディングシュートで相手のゴールを脅かす。81分にはワンタッチでDFを外して一対一となるも、GKランゲラックに阻まれた。
鹿島に追加点が生まれたのは86分。ペナルティエリア手前の右で松村は横パスを送り、永木が縦パスを入れて荒木がゴールエリアの左角付近で優しく落とすと、タイミング良く走り込んだ杉岡が蹴り込んでリードを広げる。
そして、最後まで運動量を落とさずにタイトな守備を続け、終盤に名古屋を突き放した鹿島が3連勝を達成した。
名古屋グランパス 0-2 鹿島アントラーズ
【鹿島】
犬飼智也(前32)
杉岡大暉(後41)
8日のリーグ戦でセレッソ大阪に勝利し、連敗をストップした名古屋。今節も引き続いてブルーノ・コンカ氏が指揮を執る中、先発はC大阪戦から3人変更。森下、柿谷、相馬が外れ、成瀬、前田、齋藤が名を連ねた。
序盤は両チームともに中盤でのプレッシャーが激しく、ボールホルダーが自由に前を向けず、相手ゴールを脅かすシーンを作り出すことができない。
18分には珍しいシーンが。こぼれ球を回収しようと走り込んだ小泉がピッチの中央付近で福島主審と接触。お腹のあたりを抑えて倒れ込んだものの大事には至らず、主審も小泉に謝罪の言葉をかけてわだかまりなく試合は続行された。
22分には名古屋がチャンスを迎える。右サイドでマテウスからボールを受けた成瀬がスルーパスを送り、前田が抜け出してGK沖と一対一に。左足でゴール左隅に流し込み、先制したかに思えたが、オフサイドディレイによって得点は認められず。
セカンドボール争いで徐々に鹿島が主導権握り始め、32分に左からのCKを得ると、永木はインスイングのクロスをゴール前へ供給する。緩やかなボールはランゲラックが難なくキャッチしたかに思えたがまさかのファンブルをしてしまい、すぐ近くにポジションを取っていた犬飼に当たってゴールイン。意外な形で犬飼のバースデーゴールが生まれ、鹿島がリードを奪う。
攻撃の糸口を見いだせない名古屋は前半のうちに選手交代。山崎を下げて柿谷を送り出し、状況の打開を図るも、ビハインドのまま前半を折り返す。
追い付きたい名古屋は、後半の頭から積極的な姿勢を見せ、51分に町田に仕掛けた前田がファウルを誘い、右サイドの敵陣深い位置でFKを獲得。ここでキッカーのマテウスが短く出して成瀬が狙う奇襲に出たが、相手に読まれて至近距離でブロックされた。56分には3枚替えを決行し、前線をさらに活性化させる。
対する鹿島は57分に松村が米本のクリアミスを拾ってゴール正面やや右からミドルを狙うも、アウトにかかって枠の右へ。62分にはこぼれ球を荒木が拾ってペナルティエリア左角付近から右足で狙うもクロスバーの上に外れる。
さらに70分にファン・アラーノに代わって上田を投入すると、直後から立て続けにヘディングシュートで相手のゴールを脅かす。81分にはワンタッチでDFを外して一対一となるも、GKランゲラックに阻まれた。
鹿島に追加点が生まれたのは86分。ペナルティエリア手前の右で松村は横パスを送り、永木が縦パスを入れて荒木がゴールエリアの左角付近で優しく落とすと、タイミング良く走り込んだ杉岡が蹴り込んでリードを広げる。
そして、最後まで運動量を落とさずにタイトな守備を続け、終盤に名古屋を突き放した鹿島が3連勝を達成した。
名古屋グランパス 0-2 鹿島アントラーズ
【鹿島】
犬飼智也(前32)
杉岡大暉(後41)
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