ある条件で移籍できるサンチョ、将来濁すも「ドルトですごくハッピー」

2021.05.09 14:30 Sun
Getty Images
ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(21)が将来を濁しつつ、クラブ愛を強調した。イギリス『talkSPORT』が報じている。

2017年夏からドルトムントに加わり、そこでの活躍を受けて代表にまで上り詰めたサンチョ。マンチェスター・ユナイテッド行きが根強く取り沙汰された昨夏、最終的にドルトムントの高額要求がネックとなり、移籍が実現しなかった。
しかしながら、今季も主力として、ここまで公式戦35試合に出場して14得点18アシストの数字をマーク。飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けるノルウェー代表FWアーリング・ハーランドとともに、今夏の動向にも大きな注目が集まっている。

そうしたなか、ドルトムントのスポーツディレクター(SD)を務めるミヒャエル・ツォルク氏が先日、「ジェイドンとは昨年の段階で紳士協定を結び、ある一定の条件で移籍できることになっている」と紳士協定の存在を明らかにした。

ツォルクSDの発言で去就がさらに注目されるなか、8日に行われたブンデスリーガ第32節のRBライプツィヒ戦で2ゴールの活躍を披露して3-2の勝利に導き、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位浮上に貢献した試合後、将来に言及した。
ドルトムントを去る可能性を問われると、「自分の将来についてはわからないね」と肯定も否定もしなかったサンチョだが、クラブに対する愛情も口にした。

「僕は今、ドルトムントですごくハッピーだ。クラブも、ファンも、チームも大好きなんだ。彼らは僕にプロとしての第一歩をスタートさせる機会を与えてくれた」

なお、ドルトムントは昨夏に移籍金として1億800万ポンド(約163億8000万円)を要求。しかし、今夏は8000万ポンド(約121億3000万円)まで減額しているといわれる。
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