天王山第2Rも川崎F勝利! 名古屋は反撃及ばずで9pt差に【明治安田J1第12節】
2021.05.04 17:01 Tue
明治安田生命J1リーグ第12節の1試合が4日に等々力陸上競技場で催され、ホームの川崎フロンターレが3-2で名古屋グランパスを下した。
先の第1ラウンドを王者の貫禄を見せつける形で4-0の快勝で飾り、首位固めに成功した川崎Fは前回対戦から変更なし。前回対戦で2ゴールのレアンドロ・ダミアンら11選手をスタートから起用した。
一方、前節の川崎F戦までわずか3失点の堅守が大きく崩され、完敗を喫した2位の名古屋はリベンジを期す今節に向け、4選手を変更。ボランチが本職の米本、長澤、稲垣を今季初めて同時に先発起用した。
大型連休に組まれた異例の首位攻防2連戦。第2ラウンドもマッシモ・フィッカデンティ監督に代わり、コーチのブルーノ・コンカ氏が指揮を執る名古屋だが、ミラーゲームに持ち込むなどの策を打ち、締まった展開に持ち込んでみせる。
前半の半ば過ぎまで狙い通りの戦いを披露した名古屋だが、川崎Fがセットプレーからその流れを打ち崩す。左CKのチャンスを獲得した31分、キッカーの田中が右足インスウィングのクロス。ファーサイドのジェジエウが頭で合わせ、先制した。
前半と同じく後半も入りのペースを握った名古屋だが、川崎Fがしたたかに追加点。50分、敵陣左サイドの三笘が成瀬を縦に振り切り、左足でラストパスを出すと、ゴール前に詰めた山根が体勢を崩しながら右足でプッシュ。名古屋を突き放す。
出鼻をくじかれた名古屋はここから巻き返しを図りたいところだったが、59分に谷口のフィードを処理しようとした丸山とGKランゲラックの間で連携ミス。三笘のプレスを嫌った丸山のバックパスがゴールに吸い込まれ、リードがさらに広がった。
前回対戦に続いて大量リードに成功した川崎Fが63分に家長とレアンドロ・ダミアンに代えて遠野と知念の交代に動くなか、2試合連続無得点で終わるわけにいかない名古屋も森下、齋藤、ガブリエル・シャビエル、柿谷を立て続けに送り込む。
すると、73分にボックス右外角で味方の攻め上がりを待ったマテウスが自身を追い越す動きで深くを突いた森下にパス。右足での折り返しに反応したボックス中央の稲垣が右足ダイレクトで合わせると、これがゴール右に決まり、1点を返した。
さらに攻撃に注力した名古屋は83分、敵陣右サイド深くでFKのチャンスを獲得すると、キッカーの名手マテウスが左足で直接。縦回転のシュートが相手GKの頭上をうまく通過して左ポスト内側にあたり、そのままゴールに吸い込まれ、1点差に詰め寄った。
マテウスの芸術的な直接FKによる一発でわずか1点差になってしまった川崎Fだが、残る交代カードも使いながら逃げ切り、天王山2連戦を2連勝。開幕14戦負けなしとなり、名古屋との勝ち点差を「9」に広げ、さらなる首位固めに成功している。
川崎フロンターレ 3-2 名古屋グランパス
【川崎F】
ジェジエウ(前31)
山根視来(後5)
OG(後14)
【名古屋】
稲垣祥(後28)
マテウス(後38)
先の第1ラウンドを王者の貫禄を見せつける形で4-0の快勝で飾り、首位固めに成功した川崎Fは前回対戦から変更なし。前回対戦で2ゴールのレアンドロ・ダミアンら11選手をスタートから起用した。
大型連休に組まれた異例の首位攻防2連戦。第2ラウンドもマッシモ・フィッカデンティ監督に代わり、コーチのブルーノ・コンカ氏が指揮を執る名古屋だが、ミラーゲームに持ち込むなどの策を打ち、締まった展開に持ち込んでみせる。
前半の半ば過ぎまで狙い通りの戦いを披露した名古屋だが、川崎Fがセットプレーからその流れを打ち崩す。左CKのチャンスを獲得した31分、キッカーの田中が右足インスウィングのクロス。ファーサイドのジェジエウが頭で合わせ、先制した。
川崎Fにリズムを作らせず、良い形で試合を進めたものの、奪われたくなかった先制を許した名古屋は追いつこうと、44分にカウンター。最後は稲垣が得意のミドルレンジから右足を振り抜くが、GKチョン・ソンリョンの正面を突く。
前半と同じく後半も入りのペースを握った名古屋だが、川崎Fがしたたかに追加点。50分、敵陣左サイドの三笘が成瀬を縦に振り切り、左足でラストパスを出すと、ゴール前に詰めた山根が体勢を崩しながら右足でプッシュ。名古屋を突き放す。
出鼻をくじかれた名古屋はここから巻き返しを図りたいところだったが、59分に谷口のフィードを処理しようとした丸山とGKランゲラックの間で連携ミス。三笘のプレスを嫌った丸山のバックパスがゴールに吸い込まれ、リードがさらに広がった。
前回対戦に続いて大量リードに成功した川崎Fが63分に家長とレアンドロ・ダミアンに代えて遠野と知念の交代に動くなか、2試合連続無得点で終わるわけにいかない名古屋も森下、齋藤、ガブリエル・シャビエル、柿谷を立て続けに送り込む。
すると、73分にボックス右外角で味方の攻め上がりを待ったマテウスが自身を追い越す動きで深くを突いた森下にパス。右足での折り返しに反応したボックス中央の稲垣が右足ダイレクトで合わせると、これがゴール右に決まり、1点を返した。
さらに攻撃に注力した名古屋は83分、敵陣右サイド深くでFKのチャンスを獲得すると、キッカーの名手マテウスが左足で直接。縦回転のシュートが相手GKの頭上をうまく通過して左ポスト内側にあたり、そのままゴールに吸い込まれ、1点差に詰め寄った。
マテウスの芸術的な直接FKによる一発でわずか1点差になってしまった川崎Fだが、残る交代カードも使いながら逃げ切り、天王山2連戦を2連勝。開幕14戦負けなしとなり、名古屋との勝ち点差を「9」に広げ、さらなる首位固めに成功している。
川崎フロンターレ 3-2 名古屋グランパス
【川崎F】
ジェジエウ(前31)
山根視来(後5)
OG(後14)
【名古屋】
稲垣祥(後28)
マテウス(後38)
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