L・ダミアン2G1Aの川崎Fが堅守・名古屋から4得点! 6ポイント差に広げて5月4日に再戦【明治安田J1第22節】
2021.04.29 16:56 Thu
明治安田生命J1リーグ第22節、名古屋グランパスvs川崎フロンターレが29日に豊田スタジアムで行われ、0-4でアウェイの川崎Fが勝利した。
AFCチャンピオンズリーグと新型コロナウイルスの影響で、このタイミングに組み込まれることになった一戦。両者は5月4日にも第12節での対戦が控えており、異例の2連戦となる。
現在は10勝2分け無敗で首位を走る川崎を、9勝2分け1敗と負けず劣らずの成績を収める2位の名古屋が4ポイント差で追う状況。今回はホーム戦となる名古屋は、第2節から続いた9試合無失点無敗が第10節のサガン鳥栖戦で途絶えてしまったものの、直近のガンバ大阪戦は2-0の完勝を収め、見事なバウンスバックを見せた。
一方の川崎Fは、3月半ばのヴィッセル神戸戦を挟んで二度の5連勝を達成したが、直近のサンフレッチェ広島戦は圧倒的に攻め込みながらも1-1のドローに。勢いは敵方に分がありそうだが、中6日の名古屋に対し、こちらは中10日と、日程的な有利がある。
フィッカデンティ監督が試合前のオンサイト検査でエントリー要件を満たせず、コーチのブルーノ・コンカ氏が暫定指揮を執る名古屋はG大阪戦からスタメンを1名変更。成瀬が外れて宮原が入った。対する川崎Fの変更は2人。脇坂と遠野に代わり、ジョアン・シミッチと旗手がスタメンに名を連ねると、旗手が5試合ぶりの起用に応える。
さらに押し込むアウェイチームは、9分に旗手のシュートがGKランゲラックを強襲。多彩な攻撃でかく乱する中、10分、左サイドでフリーでボールを持った家長の正確なクロスをレアンドロ・ダミアンが頭で合わせて追加点。最少失点の名古屋から早くも2点目を決めた。
想定外の展開となってしまった名古屋は、柿谷が起点となったカウンターからチャンスを迎えるが、右サイドを抜け出したマテウスは濡れたピッチに足を滑らせてしまい、一向に劣勢から抜け出すことができない。
序盤のポゼッションは7割を超え、文字通り圧倒する川崎F。23分にさらに畳みかけた。右CKのシーンで田中が右足でクロスを上げると、ニアのジョアン・シミッチが頭で後方へフリック。これをゴール前でフリーとなっていたL・ダミアンが頭で叩き込み、物の見事に3点目を決めてしまった。
こうなると何かしらのアクションを起こさなければならなくなった名古屋は、30分に宮原と山崎を下げて成瀬と長澤を投入。これでやや盛り返す瞬間はあったが、川崎Fもレアンドロ・ダミアンの地を這う強烈なシュートで強かにゴールを狙う。
結局、川崎Fが完全にペースを握ったまま後半へ。互いに交代なしで臨んだ中、まずは1点でも返したい名古屋は54分、カウンターで右サイドを上がったマテウスの斜めに出したスルーパスで柿谷がGKと一対一に。シュートまで運ぶが、圧倒的有利でも集中力を切らさない川崎Fの守護神チョン・ソンリョンが好セーブを見せる。
直後にも柿谷のポストプレーからカウンターを発動した名古屋は、相馬の左からの折り返しをマテウスがダイレクトシュートでゴールを狙ったが、ここは大きく枠を外れた。さらに途中出場の長澤にもゴールチャンスが訪れるも、DFのブロックに遭い、枠を捉えられず。
後半は前半ほど一方的な展開にはなっていないものの、それでもアウェイチームが追加点も狙いながら淡々と時計の針を進めていく。75分にかけては、三笘、旗手、レアンドロ・ダミアンを下げて、脇坂、遠野、知念を投入しリフレッシュを図る。名古屋は相馬を下げて前田を入れるが、効果的な策にはならない。
すると84分、相手GKのフィードを敵陣で奪った川崎Fは、中央の脇坂からパスを受けた遠野がボックス左から迷わず左足を一閃。鋭いシュートがゴール右に突き刺さり、大量4点目を記録した。
交代策でも相手を上回った川崎F。連戦となる名古屋との天王山一戦目をまずは制し、勝ち点差を「6」に広げた。5月4日に両チームは再び相まみえる。
名古屋グランパス 0-4 川崎フロンターレ
【川崎F】
旗手怜央(前3)
レアンドロ・ダミアン(前10)
レアンドロ・ダミアン(前23)
遠野大弥(後39)
AFCチャンピオンズリーグと新型コロナウイルスの影響で、このタイミングに組み込まれることになった一戦。両者は5月4日にも第12節での対戦が控えており、異例の2連戦となる。
一方の川崎Fは、3月半ばのヴィッセル神戸戦を挟んで二度の5連勝を達成したが、直近のサンフレッチェ広島戦は圧倒的に攻め込みながらも1-1のドローに。勢いは敵方に分がありそうだが、中6日の名古屋に対し、こちらは中10日と、日程的な有利がある。
フィッカデンティ監督が試合前のオンサイト検査でエントリー要件を満たせず、コーチのブルーノ・コンカ氏が暫定指揮を執る名古屋はG大阪戦からスタメンを1名変更。成瀬が外れて宮原が入った。対する川崎Fの変更は2人。脇坂と遠野に代わり、ジョアン・シミッチと旗手がスタメンに名を連ねると、旗手が5試合ぶりの起用に応える。
3分、三笘が左サイドからカットインし、ボックス中央のレアンドロ・ダミアンへパス。ワンタッチで落としたところを旗手がシュートを突き刺し、相手の出鼻を挫く先制点を奪った。
さらに押し込むアウェイチームは、9分に旗手のシュートがGKランゲラックを強襲。多彩な攻撃でかく乱する中、10分、左サイドでフリーでボールを持った家長の正確なクロスをレアンドロ・ダミアンが頭で合わせて追加点。最少失点の名古屋から早くも2点目を決めた。
想定外の展開となってしまった名古屋は、柿谷が起点となったカウンターからチャンスを迎えるが、右サイドを抜け出したマテウスは濡れたピッチに足を滑らせてしまい、一向に劣勢から抜け出すことができない。
序盤のポゼッションは7割を超え、文字通り圧倒する川崎F。23分にさらに畳みかけた。右CKのシーンで田中が右足でクロスを上げると、ニアのジョアン・シミッチが頭で後方へフリック。これをゴール前でフリーとなっていたL・ダミアンが頭で叩き込み、物の見事に3点目を決めてしまった。
こうなると何かしらのアクションを起こさなければならなくなった名古屋は、30分に宮原と山崎を下げて成瀬と長澤を投入。これでやや盛り返す瞬間はあったが、川崎Fもレアンドロ・ダミアンの地を這う強烈なシュートで強かにゴールを狙う。
結局、川崎Fが完全にペースを握ったまま後半へ。互いに交代なしで臨んだ中、まずは1点でも返したい名古屋は54分、カウンターで右サイドを上がったマテウスの斜めに出したスルーパスで柿谷がGKと一対一に。シュートまで運ぶが、圧倒的有利でも集中力を切らさない川崎Fの守護神チョン・ソンリョンが好セーブを見せる。
直後にも柿谷のポストプレーからカウンターを発動した名古屋は、相馬の左からの折り返しをマテウスがダイレクトシュートでゴールを狙ったが、ここは大きく枠を外れた。さらに途中出場の長澤にもゴールチャンスが訪れるも、DFのブロックに遭い、枠を捉えられず。
後半は前半ほど一方的な展開にはなっていないものの、それでもアウェイチームが追加点も狙いながら淡々と時計の針を進めていく。75分にかけては、三笘、旗手、レアンドロ・ダミアンを下げて、脇坂、遠野、知念を投入しリフレッシュを図る。名古屋は相馬を下げて前田を入れるが、効果的な策にはならない。
すると84分、相手GKのフィードを敵陣で奪った川崎Fは、中央の脇坂からパスを受けた遠野がボックス左から迷わず左足を一閃。鋭いシュートがゴール右に突き刺さり、大量4点目を記録した。
交代策でも相手を上回った川崎F。連戦となる名古屋との天王山一戦目をまずは制し、勝ち点差を「6」に広げた。5月4日に両チームは再び相まみえる。
名古屋グランパス 0-4 川崎フロンターレ
【川崎F】
旗手怜央(前3)
レアンドロ・ダミアン(前10)
レアンドロ・ダミアン(前23)
遠野大弥(後39)
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