リバプールが後半ラストプレー被弾で痛恨の2戦連続ドロー…一度はVARに救われるも勝負弱さ露呈《プレミアリーグ》
2021.04.24 22:37 Sat
プレミアリーグ第33節、リバプールvsニューカッスルが24日にアンフィールドで行われ、1-1のドローに終わった。
クロップ監督は極端な堅守速攻スタイルを採るアウェイチームを相手に前節からミルナーに代えてサラーを復帰させた以外、同じメンバーを起用。前線の構成はフィルミノを1トップに置き2列目は右からサラー、ジョタ、マネという並びとなった。
ホームチームが引いた相手をいかに崩していくかに注目が集まった立ち上がりだったが、いきなりゴールが生まれる。
3分、ボックス手前で仕掛けたマネからの浮き球のクロスが中央をDFクラークが大きくクリアできずにファーに流れると、うまくDFリッチーをブロックしたサラーが見事な左足の反転シュートを突き刺し、今季のリーグ戦20点目とした。なお、リバプール史上プレミアリーグ通算3度目のシーズン20ゴールはクラブ史上初の快挙となった。
このピンチで気を引き締め直したか、ここから攻守両面でギアを上げたリバプールは20分過ぎにジョタの連続シュートにマネの決定機と流れるような仕掛けから惜しい場面を創出。すぐさま流れを引き戻しにかかる。
前半終盤にかけては攻守が目まぐるしく入れ替わるトランジションゲームとなった中、互いに幾度も決定機を作り合う。とりわけ、リバプールは36分にフィルミノのスルーパスに抜け出したサラー、40分にはサラーのボックス内でのお膳立てからマネにGKと一対一の絶好機が訪れるが、いずれの場面もGKドゥブラフカのビッグセーブに阻まれる。
再三の決定機逸によって追加点こそ奪えなかったものの、サン=マクシマン、アルミロン、ジョエリントンの3選手を起点とした相手の鋭いカウンターアタックを何とか凌ぎ切ったリバプールが1点リードで試合を折り返した。
後半も引き続きオープンな攻防が繰り広げられる中、先に決定機を作ったのはニューカッスル。55分、ボックス手前でマーフィーからパスを受けたジョエリントンがカットインから左足のシュートを枠に飛ばすが、これはGKアリソンが見事な反応ではじき出す。
すると、直後の57分にはアレクサンダー=アーノルドがゴール前に浮き球で入れたパスのこぼれに反応したフィルミノがボックス右でダイレクトシュートを狙うが、ここはGKドゥブラフカが左足を使ったビッグセーブではじき出した。
互いに決定機を作り合った中、リバプールはジョタを下げてミルナーを、ニューカッスルはジョエリントン、クラークを下げてカラム・ウィルソン、ウィロックを続けて投入。ホームチームが攻守のバランスを意識した[4-3-3]に戻したのに対して、アウェイチームはシェルヴェイをセンターバックに落とす攻撃的な布陣にシフトした。
その後は試合を落ち着かせたリバプールがうまく時計を進めながら、時折相手のビルドアップのミスを突いたショートカウンターからゴールに迫るが、前半同様に最後のところがうまくいかず。試合を殺すことができない。
最少得点差のまま試合は終盤に突入。終盤に追いつかれたリーズ戦と同じ轍は踏みたくないリバプールだが、サン=マクシマンを起点に最後まで諦めないニューカッスルの攻勢に晒される。
すると、後半アディショナルタイムに最後に天国から地獄を味わうことに。まず92分、サン=マクシマンのスルーパスに反応したウィルソンにボックス内に抜け出されてGKと一対一の絶好機を許すと、一度目のシュートはGKアリソンの好守で凌ぐが、その跳ね返りを身体に当てたウィルソンに泥臭く押し込まれる。だが、土壇場被弾かに思われたこのゴールはVARのレビューの結果、一度目のシュートの跳ね返りがウィルソンの腕に当たっていたとしてノーゴールの判定となった。
VARに救われて何とかリードを維持したホームチームだったが、後半ラストプレーとなった96分には相手のパワープレーからボックス内でゲイルが頭で落としたボールをゴール前のジョー・ウィロックに右足ダイレクトで蹴り込まれると、DFファビーニョにディフレクトして大きくコースが変わったボールがゴール右隅に決まった。
そして、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、前節に続き痛恨の逃げ切り失敗ドローとなったリバプールは、トップ4争いにおいて厳しい勝ち点逸となった。
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前節、リーズ相手に逃げ切り失敗のドローとなった7位のリバプール(勝ち点53)は、公式戦3試合ぶりの白星を目指して15位のニューカッスル(勝ち点35)をホームで迎え撃った。ホームチームが引いた相手をいかに崩していくかに注目が集まった立ち上がりだったが、いきなりゴールが生まれる。
3分、ボックス手前で仕掛けたマネからの浮き球のクロスが中央をDFクラークが大きくクリアできずにファーに流れると、うまくDFリッチーをブロックしたサラーが見事な左足の反転シュートを突き刺し、今季のリーグ戦20点目とした。なお、リバプール史上プレミアリーグ通算3度目のシーズン20ゴールはクラブ史上初の快挙となった。
最高のスタートを切ったリバプールは以降も70%を超えるボール支配率で試合の主導権を掌握。2点目のチャンスこそ作れないものの、相手陣内でのプレータイムを増やしていく。その一方で、サン=マクシマンの鋭い仕掛けに手を焼き、幾度かカウンターチャンスを与えると、20分にはシェルヴェイのフィードに完璧に抜け出したロングスタッフにボックス内で絶好機を許すが、ここはGKアリソンのビッグセーブで事なきを得た。
このピンチで気を引き締め直したか、ここから攻守両面でギアを上げたリバプールは20分過ぎにジョタの連続シュートにマネの決定機と流れるような仕掛けから惜しい場面を創出。すぐさま流れを引き戻しにかかる。
前半終盤にかけては攻守が目まぐるしく入れ替わるトランジションゲームとなった中、互いに幾度も決定機を作り合う。とりわけ、リバプールは36分にフィルミノのスルーパスに抜け出したサラー、40分にはサラーのボックス内でのお膳立てからマネにGKと一対一の絶好機が訪れるが、いずれの場面もGKドゥブラフカのビッグセーブに阻まれる。
再三の決定機逸によって追加点こそ奪えなかったものの、サン=マクシマン、アルミロン、ジョエリントンの3選手を起点とした相手の鋭いカウンターアタックを何とか凌ぎ切ったリバプールが1点リードで試合を折り返した。
後半も引き続きオープンな攻防が繰り広げられる中、先に決定機を作ったのはニューカッスル。55分、ボックス手前でマーフィーからパスを受けたジョエリントンがカットインから左足のシュートを枠に飛ばすが、これはGKアリソンが見事な反応ではじき出す。
すると、直後の57分にはアレクサンダー=アーノルドがゴール前に浮き球で入れたパスのこぼれに反応したフィルミノがボックス右でダイレクトシュートを狙うが、ここはGKドゥブラフカが左足を使ったビッグセーブではじき出した。
互いに決定機を作り合った中、リバプールはジョタを下げてミルナーを、ニューカッスルはジョエリントン、クラークを下げてカラム・ウィルソン、ウィロックを続けて投入。ホームチームが攻守のバランスを意識した[4-3-3]に戻したのに対して、アウェイチームはシェルヴェイをセンターバックに落とす攻撃的な布陣にシフトした。
その後は試合を落ち着かせたリバプールがうまく時計を進めながら、時折相手のビルドアップのミスを突いたショートカウンターからゴールに迫るが、前半同様に最後のところがうまくいかず。試合を殺すことができない。
最少得点差のまま試合は終盤に突入。終盤に追いつかれたリーズ戦と同じ轍は踏みたくないリバプールだが、サン=マクシマンを起点に最後まで諦めないニューカッスルの攻勢に晒される。
すると、後半アディショナルタイムに最後に天国から地獄を味わうことに。まず92分、サン=マクシマンのスルーパスに反応したウィルソンにボックス内に抜け出されてGKと一対一の絶好機を許すと、一度目のシュートはGKアリソンの好守で凌ぐが、その跳ね返りを身体に当てたウィルソンに泥臭く押し込まれる。だが、土壇場被弾かに思われたこのゴールはVARのレビューの結果、一度目のシュートの跳ね返りがウィルソンの腕に当たっていたとしてノーゴールの判定となった。
VARに救われて何とかリードを維持したホームチームだったが、後半ラストプレーとなった96分には相手のパワープレーからボックス内でゲイルが頭で落としたボールをゴール前のジョー・ウィロックに右足ダイレクトで蹴り込まれると、DFファビーニョにディフレクトして大きくコースが変わったボールがゴール右隅に決まった。
そして、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、前節に続き痛恨の逃げ切り失敗ドローとなったリバプールは、トップ4争いにおいて厳しい勝ち点逸となった。
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