低調チェルシーが下位ブライトン相手にホームで辛くもドロー! 4位浮上も厳しい戦い続く《プレミアリーグ》

2021.04.21 06:15 Wed
Getty Images
プレミアリーグ第32節、チェルシーvsブライトン&ホーヴ・アルビオンが20日にスタンフォード・ブリッジで行われ、0-0のドローに終わった。
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前節、クリスタル・パレスに4-1の快勝を収めた5位のチェルシー(勝ち点54)。以降の公式戦ではチャンピオンズリーグ(CL)でポルトに敗戦も、2戦合計スコアで上回り準決勝進出を果たすと、直近のFAカップではマンチェスター・シティのシーズン4冠を阻止し、決勝進出を決めた。
16位のブライトン(勝ち点33)をホームで迎え撃ったミッドウィーク開催の一戦ではシティ戦から先発5人を変更。アスピリクエタとチアゴ・シウバに代わってクリステンセン、ズマが3バックに入り、中盤から前ではチルウェルとカンテ、ヴェルナーに代わってマルコス・アロンソ、プリシッチ、ハヴァーツが起用された。

チェルシーのヨーロッパ・スーパーリーグ参戦に対するホームサポーターの抗議活動の影響によって15分遅れでスタートしたこの一戦。

立ち上がりから相手の圧力に晒されて思うようにボールを動かすことができないチェルシー。それでも、持ち味の守備からリズムを掴み始めると、17分には好調のプリシッチが鋭い反転シュートで最初の決定機を作り出す。さらに20分にはショートカウンターの形から最後はボックス中央で相手のクリアミスに反応したハヴァーツに絶好機も、左足のシュートはコースが甘くGKの正面を突いた。
その後も相手のビルドアップのミスを突いて幾度か決定機に絡んだホームチームだが、時間の経過と共に自陣への侵攻を許し始める。36分にはセットプレーの流れからビスマに際どいシュートを打たれると、直後にもトロサールにフィニッシュまで持ち込まれるなど、やや劣勢を強いられた。

結局、ほぼ五分五分の展開に持ち込まれてゴールレスでの折り返しとなったチェルシーは、早い時間帯にゴールをこじ開けようと、アグレッシブな入りを見せる。だが、球際できっちり身体を張るアウェイチームの守備をあと一歩で崩し切れない。

選手交代で流れを変えたいトゥヘル監督は67分にハヴァーツとマルコス・アロンソを下げてヴェルナーとハドソン=オドイを同時投入。この交代でリース・ジェームズが左、ハドソン=オドイが右のウイングバックに。さらに、77分にはツィエクに代えてジルーを最後のカードとしてピッチに送り込んだ。

しかし、この交代で流れを引き寄せられないチェルシーは78分に自陣深くでのズマの不用意なボールロストからショートカウンターを浴びてララナに決定的なシュートを打たれるが、これは枠の左に外れる。続く79分にはジョルジーニョのロストからウェルベックに決定機を与えるが、今度は右ポストに救われた。

その後も相手の攻勢を何とか撥ね返すので精いっぱいとなったチェルシーは試合終了間際の92分に相手DFホワイトが2枚目のカードで退場となり数的優位を得る。だが、93分のリース・ジェームズのFKにゴール前で合わせたジルーのヘディングシュートはGK正面を突き、試合はこのままタイムアップ。

下位相手のホームゲームを辛くもドローで終えたチェルシーは勝ち点55で並んだウェストハムを得失点差で抜き4位に浮上も、引き続きし烈なトップ4争いを戦うことに。

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