C大阪、丸橋の今季初ゴールで3連勝中の浦和を下し4試合ぶり白星【明治安田生命J1第10節】

2021.04.18 19:48 Sun
明治安田生命J1リーグ第10節、セレッソ大阪vs浦和レッズが18日にヤンマースタジアム長居で行われ、C大阪が1-0で勝利した。

勝ち点3差でまみえる両チーム。しかし、直近3試合の戦績は真逆で、C大阪は6位につけているが1分け2敗と3戦勝ち無しの状況。対して浦和は、わずか1勝だった3月とは打って変わって、4月に入り3連勝と調子を上げてきている。
C大阪は前節J1の100試合目を自らのゴールで飾った進藤を4試合連続でスタメン起用し、前節までと同じ[4-4-2]の布陣で臨む。浦和レッズは、今節は柴戸をアンカーに置き、その前に小泉と伊藤敦樹を並べる[4-1-4-1]の布陣を採用した。

立ち上がり、バックラインからの慎重な組み立てで相手を引き付けていくC大阪に対し、浦和は中盤が大きく動き、縦に速いビルドアップを展開する。一方、守備の面では、C大阪はコンパクトなブロックを形成。浦和は相手のセンターバックにボールが入った段階で前線からプレスをかけていく。互いに球際での激しい争いを繰り広げ、アタッキングサードまでボールを持っていくが決定機にはつながらない。

徐々に試合は浦和のペースになり、19分にペナルティアーク付近から関根がシュートを放つと、そのこぼれ球を拾った西が関根に戻し再びシュートへ。しかし、枠を捉えることができず、ポゼッションで攻めあぐねる浦和だが、バイタルエリアで攻めあぐねる時間が続く。
そんな中45分、敵陣でボールを奪った浦和がボックス左手前の小泉にボールを渡し攻撃開始。小泉は中央へ運び、武藤とのパス交換からスペースを作ると、ボックス手前で右足のシュートフェイントから左足でシュートを放つ。強烈なシュートが枠を捉えたが、ここはGKキム・ジンヒョンがさすがの好セーブを見せた。

ゴールレスで終えた前半を受けて両チームの指揮官はハーフタイムで動きを見せる。C大阪は両サイドハーフを変更。浦和は攻撃に更なるアクセントを付けるため中盤の伊藤敦樹に代えて興梠を投入し、武藤との2トップを形成する。

49分、浦和はピッチ中央の競り合いのこぼれ球を小泉が拾ってチャンス到来。そのスルーパスを受けた明本がボックス左からシュートを放ったが、ゴールの左へ外れる。続く50分には、今度は槙野のロングフィードから右サイドの関根にボールが渡り、カットインからシュートへ。しかし、これも枠へ収めることはできなかった。

浦和の攻勢が続く中、52分に武藤のシュートがスライディングブロックに入った丸橋の腕に当たるシーンが。後にVARによる確認が入るがPKは取られず。胸を撫で下ろしたC大阪はここから徐々に盛り返していく。

59分、今度はC大阪の松田陸の放ったシュートが小泉の腕に当たるが、これもPKにならず。立て続けのVAR介入で、やや試合が荒れることになったが、その直後に均衡が崩れた。

66分、中島のシュートでCKのチャンスを得たC大阪は、右から中島がクロス。山田のヘディングシュートは相手に当たったが、そのこぼれ球を丸橋が利き足とは逆の右足で流し込み、待望の先制点を挙げた。

失点した浦和はさらに攻めの姿勢を強くする。69分、ボックス右で西のスルーパスを受けた武藤のクロスを興梠がヘディングシュート。80分には、ボックス右から西が上げたクロスに関根が飛び込み頭で合わせるが、どちらも枠を捉えることができない。

追加点の欲しいC大阪も85分、浦和のCK直後に得たFKを素早くリスタートしカウンターへ。右サイドの奥埜へ展開し、アーリークロスを供給。中島がダイビングヘッドで合わせるが、惜しくも枠の左へ外れた。

後半は2度のオンフィールドレビューの影響もあり、7分と長いアディショナルタイムが設定されたが、試合は動くことなくこのまま終了。丸橋の今季初得点を守り切ったC大阪が4試合ぶりの白星を手にした。

セレッソ大阪 1-0 浦和レッズ
【C大阪】
丸橋祐介(後21)
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