劣勢の広島が川崎Fから勝ち点1奪取!川崎Fは5連勝ストップ、広島は2連敗ストップ【明治安田J1第10節】
2021.04.18 16:06 Sun
明治安田生命J1リーグ第10節、川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島が18日に等々力陸上競技場で行われ、1-1の引き分けに終わった。
開幕5連勝から引き分けを挟んで再び5連勝と、破竹の勢いで勝ち点を積み上げる川崎F。1週間前に行われた第9節のFC東京との多摩川クラシコでは、アウェイながら大きな実力差を見せ付け2-4で快勝。その3日後に行われたアビスパ福岡戦も危なげなく勝利を収めた。
一方の広島は、開幕8試合までは4勝4分け無敗で好位置にいたものの、ここ2試合は湘南ベルマーレと名古屋グランパス相手に0-1で連敗し、暫定順位は7位に降下。調子の悪い状態で王者と相まみえることになった。
ホームの川崎Fは、福岡戦からスタメンを5人変更。丹野、車屋、小林、知念、長谷川が外れ、チョン・ソンリョン、ジェジエウ、家長、レアンドロ・ダミアン、三笘が入った。広島の変更は3人。柴崎、川辺、エゼキエウに代わり、青山、ハイネル、柏が起用された。川辺はベンチからも外れている。
フォーメーションは[4-3-3]のミラーゲーム。立ち上がりから三笘がボックスに侵入した川崎Fが次々とゴールに迫っていく。4分には遠野のパスから家長がシュート。ここは広島のDFが体をぶつけて枠の外へ。そのCKではファーに流れたボールを遠野がボックス左からシュート。完全にフリーだったが、枠に飛ばすことはできなかった。
しかし、その後もゴール前に釘付けにされる広島。水際で失点は防ぐものの、全く反撃の芽を掴めないまま、失点は時間の問題かという展開に。32分に川崎Fは、L・ダミアンとのワンツーでボックス左を突破した登里がシュートへ。直後に今度はセンタリングを脇坂が頭で捉えるが、2本ともGK大迫に止められた。
すると迎えた38分、ついにホームチームが牙城を崩す。三笘のスルーパスから山根がボックス左に侵入。マイナスの折り返しを脇坂がワンタッチでボックス右に展開すると、最後は家長がゴール右上にシュートを突き刺し、先制に成功した。
前半は全くチャンスのなかった広島だが、後半立ち上がりに森島のクロスをジュニオール・サントスがヘディングシュートに繋げて、この試合初めてゴールに迫る。53分には浅野がミドルシュートで牽制する。
しかし、王者は動じない。55分、登里が左サイドから侵攻しボックスへ侵入。DFのGKの間を抜く見事なクロスを送ると、走り込んだ三笘が詰めてネットを揺らした。しかし、VARで確認した結果、三笘が押し込む手前でオフサイドポジションにいたL・ダミアンが足を出しており、このプレーがボール関与と認められ、オフサイドとなった。
すると、一命拾いした広島が反撃に出る。65分、ジュニオール・サントスが左サイドから速攻を仕掛け、対峙するジェジエウをフィジカルで制しボックスへ侵入。右足で流し込むように狙ったシュートは左ポストを叩いたものの、跳ね返りを拾った森島がゴール前に折り返すと、懸命に戻った田中に当たってゴールイン。圧倒的劣勢の中、オウンゴールで追い付いた。
その直後には、再びジュニオール・サントスが相手の最終ラインの裏へ抜け出すが、ここはジェジエウに軍配。それでも徐々に広島にも追い風が吹く。
広島の同点ゴールから両陣営が積極的に動き出す。80分までに川崎Fは脇坂、遠野、L・ダミアン、家長を下げて塚川、小塚、知念、小林を投入。広島も、柏、ハイネル、浅野を下げて、エゼキエウ、柴崎、鮎川を次々に送り出す。
その後は押し込む川崎Fと、カウンターに徹する広島という構図に。後半はアディショナルタイムが7分と長めに取られた中、最後のセットプレーでは川崎Fがパワープレーに出るも、広島がことごとく撥ね返し続ける。
そして、試合は1-1で終了。22本のシュートを放った川崎Fに対し、6本のシュートにとどまった広島が敵地で王者から勝ち点をゲット。川崎Fは連勝が「5」で止まり、広島は連敗を「2」でストップさせた。
川崎フロンターレ 1-1 サンフレッチェ広島
【川崎F】
家長昭博(前38)
【広島】
森島司(後20)
開幕5連勝から引き分けを挟んで再び5連勝と、破竹の勢いで勝ち点を積み上げる川崎F。1週間前に行われた第9節のFC東京との多摩川クラシコでは、アウェイながら大きな実力差を見せ付け2-4で快勝。その3日後に行われたアビスパ福岡戦も危なげなく勝利を収めた。
ホームの川崎Fは、福岡戦からスタメンを5人変更。丹野、車屋、小林、知念、長谷川が外れ、チョン・ソンリョン、ジェジエウ、家長、レアンドロ・ダミアン、三笘が入った。広島の変更は3人。柴崎、川辺、エゼキエウに代わり、青山、ハイネル、柏が起用された。川辺はベンチからも外れている。
フォーメーションは[4-3-3]のミラーゲーム。立ち上がりから三笘がボックスに侵入した川崎Fが次々とゴールに迫っていく。4分には遠野のパスから家長がシュート。ここは広島のDFが体をぶつけて枠の外へ。そのCKではファーに流れたボールを遠野がボックス左からシュート。完全にフリーだったが、枠に飛ばすことはできなかった。
13分には、広島は自陣でのパスミスからピンチに。ボールを奪われボックス内から脇坂のシュートを許したが、ここは懸命に戻った東がスライディングブロックで何とか対応した。
しかし、その後もゴール前に釘付けにされる広島。水際で失点は防ぐものの、全く反撃の芽を掴めないまま、失点は時間の問題かという展開に。32分に川崎Fは、L・ダミアンとのワンツーでボックス左を突破した登里がシュートへ。直後に今度はセンタリングを脇坂が頭で捉えるが、2本ともGK大迫に止められた。
すると迎えた38分、ついにホームチームが牙城を崩す。三笘のスルーパスから山根がボックス左に侵入。マイナスの折り返しを脇坂がワンタッチでボックス右に展開すると、最後は家長がゴール右上にシュートを突き刺し、先制に成功した。
前半は全くチャンスのなかった広島だが、後半立ち上がりに森島のクロスをジュニオール・サントスがヘディングシュートに繋げて、この試合初めてゴールに迫る。53分には浅野がミドルシュートで牽制する。
しかし、王者は動じない。55分、登里が左サイドから侵攻しボックスへ侵入。DFのGKの間を抜く見事なクロスを送ると、走り込んだ三笘が詰めてネットを揺らした。しかし、VARで確認した結果、三笘が押し込む手前でオフサイドポジションにいたL・ダミアンが足を出しており、このプレーがボール関与と認められ、オフサイドとなった。
すると、一命拾いした広島が反撃に出る。65分、ジュニオール・サントスが左サイドから速攻を仕掛け、対峙するジェジエウをフィジカルで制しボックスへ侵入。右足で流し込むように狙ったシュートは左ポストを叩いたものの、跳ね返りを拾った森島がゴール前に折り返すと、懸命に戻った田中に当たってゴールイン。圧倒的劣勢の中、オウンゴールで追い付いた。
その直後には、再びジュニオール・サントスが相手の最終ラインの裏へ抜け出すが、ここはジェジエウに軍配。それでも徐々に広島にも追い風が吹く。
広島の同点ゴールから両陣営が積極的に動き出す。80分までに川崎Fは脇坂、遠野、L・ダミアン、家長を下げて塚川、小塚、知念、小林を投入。広島も、柏、ハイネル、浅野を下げて、エゼキエウ、柴崎、鮎川を次々に送り出す。
その後は押し込む川崎Fと、カウンターに徹する広島という構図に。後半はアディショナルタイムが7分と長めに取られた中、最後のセットプレーでは川崎Fがパワープレーに出るも、広島がことごとく撥ね返し続ける。
そして、試合は1-1で終了。22本のシュートを放った川崎Fに対し、6本のシュートにとどまった広島が敵地で王者から勝ち点をゲット。川崎Fは連勝が「5」で止まり、広島は連敗を「2」でストップさせた。
川崎フロンターレ 1-1 サンフレッチェ広島
【川崎F】
家長昭博(前38)
【広島】
森島司(後20)
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