「選手たちを抱きしめるため疾走した」リーグ11連勝のチームをコンテ監督が絶賛

2021.04.12 11:09 Mon
Getty Images
インテルのアントニオ・コンテ監督が、破竹の進撃を続けるチームを絶賛した。クラブ公式サイトが伝えている。
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インテルは11日に行われたセリエA第30節で、カリアリと対戦。リーグ10連勝中のチームは試合を支配したものの相手GKの奮闘もあり、なかなか得点を奪えない展開に。しかし、77分にDFマッテオ・ダルミアンの先制点でようやくリードを掴むと、その後は集中した守備で守り抜き、1-0で勝利した。
この結果、リーグ11連勝を飾ったインテルは、リーグ残り8試合で2位ミランとの勝ち点差を「11」としており、スクデット獲得に前進している。

試合後のインタビューに臨んだコンテ監督は、得点シーンで選手たちを祝福するため激走したことにも言及。まだシーズンは終わっていないと強調しつつ、安定したパフォーマンスを発揮する選手たちを称えた。

「私は選手たちを抱きしめるため疾走したんだ。彼らと一緒に喜びを分かち合い、この1週間の計り知れない努力を褒めてあげたかった。このグループは戦う準備ができていると知っているから、この感情を共有するためにも愛情を示すのは正しいことだ」
「残り試合数は少なくなってきており、1勝するごとに勝ち点6が加算されるようなものだ。昨日はミランが勝利しており、リードを維持することが重要だった。常にプレッシャーをかけられるのは簡単ではないが、徐々に慣れてきているよ。多くの選手にとって初の経験だが、彼らの進歩には満足している。2年間で、すべての面が大きく成長した」

「勝利のためにプレーを続け、全力でペダルを踏み続ける必要がある。今の段階では勝ち点を計算している余裕はない。それに、私はただ勝つことが本当に好きなんだ。この哲学は、選手たちにも伝えようとしている。我々の目標は近づいているが、まだそこには到達していない」

「チームは安定しているが、それは昨シーズンも同じだった。勝ち点81で終わり、ヨーロッパリーグ(EL)の決勝にも進出したからね。しかし、改善点は残っており、選手たちもそれは承知している。とはいえ、正しいメンタリティと戦い方が見られるようになってきていて、選手たちも我々の仕事を強く信じている。これは十分な賞賛に値するだろう」




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