【ラ・リーガ注目プレビュー】首位アトレティコへの挑戦権懸けた今季2度目のエル・クラシコ!

2021.04.10 12:00 Sat
Getty Images
ラ・リーガ第30節、レアル・マドリーとバルセロナによるエル・クラシコが、日本時間10日28:00にアルフレド・ディ・ステファノでキックオフされる。アトレティコ・マドリー(勝ち点66)を追走する両雄による、首位チームへの挑戦権懸けた今季2度目の伝統の一戦だ。
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シーズン序盤、中盤はチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでの苦戦など、安定感を欠いた3位のマドリー(勝ち点63)。それでも、1月末のレバンテ戦の敗戦以降、フル稼働の中盤トリオ、絶好調のエースFWベンゼマに呼応するように若手の台頭や、バックアッパーに甘んじていた古株の奮闘によってチームとしての総合力を増し、目下公式戦12戦無敗(10勝2分け)と昨季終盤戦の安定感を取り戻している。そして、気づけば終盤戦に取りこぼしが目立ち始めたアトレティコとのポイント差を一気に縮め、逆転での連覇に向けて3ポイント差まで迫っている。
さらに、直近のCLでは優勝候補の一角に挙がるリバプールを相手にアウェイゴールこそ献上したものの、FWヴィニシウスの圧巻のドブレーテ、FWアセンシオの公式戦4試合連続ゴールによって3-1の完勝。ベスト4進出に王手をかけている。この完勝によって14日に控えるアンフィールドでの2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にしており、今回のクラシコに、より集中できる状態だ。休養十分の対戦相手に対してコンディション面の不利は否めないが、今シーズンの正念場となる連戦を良い形で乗り切るためにもうひと踏ん張りといきたい。

一方、スーペル・コパ決勝での敗退、CLラウンド16での早期敗退と一時はクーマン監督の進退問題も騒がしくなったバルセロナ。それでも、コパ・デル・レイでの劇的な決勝進出、直近のラ・リーガ6連勝によって首位アトレティコと1ポイント差の2位(勝ち点65)浮上と、ここに来て国内2冠達成に向けて好位置に付ける。また、マドリーと異なり、第35節にアトレティコとの直接対決を残しており、自力での逆転優勝の権利を有している。

今シーズンここまでは上位対決や接戦で勝ち切れない印象が強いものの、コパ・デル・レイでのグラナダ、セビージャ相手の劇的過ぎる勝ち上がりや、直近のバジャドリー戦でのFWデンベレの土壇場決勝点など、ここに来てチームとしての勝負強さを付け始めており、今回の一戦でも絶好調の宿敵を相手に勝負強さを発揮したい。
なお、昨年10月に行われたカンプ・ノウでの前回対戦では前半立ち上がりにMFバルベルデ、FWアンス・ファティと若手2選手がゴールを奪い合った中、後半半ばにDFセルヒオ・ラモスが決めた微妙なPKによるゴールでアウェイチームが勝ち越すと、これで流れを引き寄せたマドリーが試合終了間際にもMFモドリッチがダメ押しの3点目を奪い、昨季王者が貫録の3-1の勝利を収めている。

ちなみに、今回の一戦は当初、アントニオ・マテウ・ラオス氏が主審を務める予定だったが、筋肉系のケガによって急遽ヒル・マンサーノ氏に変更。マドリー担当試合は27勝4敗3分け、バルセロナ担当試合は16勝5敗6分けと、マドリーにとって相性が良い主審への変更が及ぼす影響にも注目だ。

◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:クルトワ
DF:ルーカス・バスケス、ミリトン、ナチョ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス

負傷者:DFカルバハル、セルヒオ・ラモス、ヴァラン、FWアザール
出場停止者:なし

出場停止者はいない。長期離脱中のカルバハルとセルヒオ・ラモス、新型コロナウイルスに感染しているヴァランに加え、アザールが招集メンバー外となり欠場する。

システムに関しては[4-3-3]の継続が濃厚も、相手の3バックに合わせて[3-5-2]を採用する可能性もありそうだ。その場合、マルセロを左ウイングバックに置き、アセンシオ、ヴィニシウスのいずれかをベンチに置く形となる。

◆バルセロナ◆
【3-4-3】
▽バルセロナ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:テア・シュテーゲン
DF:ミンゲサ、F・デ・ヨング、ラングレ
MF:デスト、ブスケッツ、ペドリ、ジョルディ・アルバ
FW:メッシ、デンベレ、グリーズマン

負傷者:GKネト、MFコウチーニョ、FWアンス・ファティ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはコウチーニョ、アンス・ファティ、ネトの3選手が欠場となる。その一方で、負傷明けのピケとセルジ・ロベルトが遠征メンバー入りを果たしている。

システムに関しては併用する[3-4-3]、[4-3-3]の双方の可能性がある。ただ、CLのパリ・サンジェルマンとの2ndレグに近い戦い方を想定し、前者の採用を予想。スタメンに関しては負傷明けのピケの起用法に注目。アジリティの問題を考えればベンチスタートが濃厚だが、3バックの中央に置くか、デ・ヨングを中盤に上げて4バックの右センターバックで起用する可能性も考えられる。

★注目選手
◆レアル・マドリー:MFルーカス・バスケス
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マドリーの注目プレーヤーは今やラ・リーガ屈指の右サイドバックに進化を遂げたバスケス。ここ数シーズンは右ウイングのバックアッパーなど、便利屋としての扱いが続いたバスケスだが、今季はDFカルバハルの負傷や若手ウイングの伸び悩みの影響もあり、公式戦33試合2ゴール7アシストの数字を残すなど、復帰後キャリアハイのシーズンを送っている。

シーズン序盤こそ右サイドバックとしての守備時のポジショニング、周囲との連携に不安を感じさせたが、シーズン後半を迎えた現在は直近のリバプール戦でFWマネとDFロバートソンのコンビを封殺するなど、一線級のアタッカーと対峙しても全く問題なく守れている。さらに、攻撃面においてもFWアセンシオやFWベンゼマとの良好な関係性から正確なクロス、絶妙なフリーランで攻め手としても機能している。

前回対戦ではナチョの負傷を受け、前半終盤にスクランブル投入された中、攻守両面で圧巻のパフォーマンスを披露し、勝利の立役者の1人となっており、今季のビッグマッチで存在感が光る29歳には守備ではFWグリーズマン、DFジョルディ・アルバという難敵への対応。攻撃ではアセンシオとの連携で決定機に絡む仕事が期待される。

◆バルセロナ:MFフレンキー・デ・ヨング
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バルセロナの注目プレーヤーはクーマンスタイルを体現する超万能型プレーヤー。バルセロナ加入2年目ながらそのプレー、リーダーシップでチームをけん引する23歳は、本職のインテリオール、ピボーテに加え、ここ最近ではセンターバックでも抜群の存在感を示している。

アヤックス仕込みの戦術理解度、テクニックに加え、驚異のアスリート能力まで有するコンプリートプレーヤーは、現チームの組み立てから繋ぎ、フィニッシュの局面まで絡む八面六臂の活躍を披露している。

現在は指揮官クーマンの現役時代を彷彿とさせるリベロとしてプレーしており、今回のクラシコにおいても守備面ではリスク管理、攻撃面ではビルドアップ、局面を変える攻め上がりが基本タスクとなる見込み。ただ、ビハインド時やリード時など刻々と変化を見せる試合展開の中で状況に応じた振る舞いができるオーガナイザーが試合の際を制する上で重要な役割を果たすはずだ。

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【CL準々決勝プレビュー】ドルトムントが逆転で11季ぶりか、アトレティコが逃げ切りで7季ぶり準決勝進出か

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【CL準々決勝プレビュー】元同僚指揮官初対決となるPSGvsバルサの強豪対決

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナが、日本時間10日28:00にパルク・デ・プランスでキックオフされる。元同僚指揮官初対決に注目集まる、パリの巨人とカタルーニャの雄の強豪対決第一ラウンドだ。 PSGは、ドルトムント、ミラン、ニューカッスルと今大会屈指の激戦区となった“死の組”をドルトムントに続いて2位通過。ラウンド16ではレアル・ソシエダを相手にエースFWムバッペの2試合連続ゴールの活躍によって2戦合計4-1のスコアで連勝での8強入りを決めた。 一時混戦に巻き込まれつつあったリーグ・アンでは引き分けこそ目立つものの、ライバルの取りこぼしを尻目に安定して勝ち点を重ねて2位以下に10ポイント差を付けて首位を快走中。1-1のドローに終わった直近のクレルモン戦では守護神ドンナルンマやデンベレ、ヴィティーニャらに完全休養を与え、今回のビッグマッチに向けて万全の準備をしてきた。 一方、バルセロナは組み合わせに恵まれたグループステージを首位通過し、3シーズンぶりの決勝トーナメント進出。ラウンド16では難敵ナポリを相手に敵地での初戦こそ1-1のドローで終えたが、ホームでの2ndレグを3-1で勝利し、2戦合計4-1でベスト8進出を果たした。 連覇を狙うラ・リーガでは直近7勝2分けと復調をみせ、首位のレアル・マドリーと8ポイント差の2位まで順位を上げてきたが、残り試合での逆転は厳しく、CLでのタイトル獲得へより注力したいところだ。前節のラス・パルマス戦をFWハフィーニャのゴールでウノセロと勝ち切ったブラウグラナは、コパ・デル・レイ決勝開催に伴い先週末にリーグ戦が行われなかったため、中10日と休養十分で敵地へ乗り込む形となっている。 両者の通算成績はバルセロナの5勝4分け4敗とほぼ五分の戦績。ただ、直近の2020-21シーズンのCLラウンド16ではPSGが初戦を4-1、第2戦を1-1で終えてベスト8進出を果たしている。 なお、ルイス・エンリケ監督とチャビ監督はバルセロナで選手として同僚、前者が監督を務めた際に後者が選手として指導を受けた関係にあり、今回の指揮官初対決に大きな注目が集まるところだ。 ◆パリ・サンジェルマン◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ドンナルンマ DF:マルキーニョス、リュカ、ベラウド、ヌーノ・メンデス MF:ザイール=エメリ、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:デンベレ、ムバッペ、バルコラ 負傷者:DFムキエレ、キンペンベ、FWバルコラ 出場停止者:DFハキミ(1/1) 累積警告でハキミが欠場となる。負傷者に関してはクレルモン戦で頭部を負傷したムキエレが欠場となるが、バルコラは全体練習をこなしておりメンバー入りの可能性が高い。 スタメンに関しての注目は本職不在の右サイドバック。マルキーニョスとザイール=エメリの2択となる可能性が高いが、中盤のバランスを考えてマルキーニョスの起用を予想。3トップではムバッペとデンベレの相棒に関してバルコラのぶっつけ本番の起用か、コロ・ムアニ、ゴンサロ・ラモスをセンターフォワードに置く形も想定される。 ◆バルセロナ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:フレンキー・デ・ヨング、クリステンセン、ギュンドアン FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ 負傷者:DFバルデ、MFガビ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨング 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはバルデ、ガビの欠場が確定。いずれもメディカルスタッフの許可待ちで遠征メンバーに入ったフレンキー・デ・ヨング、ペドリに関しては前者は復帰の可能性が高いようだ。 スタメンはデ・ヨングの復帰を前提に前述の11名を予想。デ・ヨングが間に合わない場合はフェルミン・ロペスかセルジ・ロベルトが代役を担うことになる。前線ではハフィーニャのところにフェリックス、フェラン・トーレスが入るオプションもある。 ★注目選手 ◆パリ・サンジェルマン:FWウスマーヌ・デンベレ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣初対戦で存在感示せるか。チャビ監督から全幅の信頼を得て昨シーズンのラ・リーガ制覇に貢献したものの、昨夏PSGに電撃移籍して物議を醸したフランス代表FWはこれが古巣初対戦に。個人としてはこの移籍が正しい選択だったと示すために是が非でも勝ち抜けを決めたいところだ。 新天地では公式戦34試合1ゴール13アシストとチャンスメイクの部分で存在感を示しているが、その高額なサラリーや期待値を鑑みれば、物足りないと言わざるを得ない。そのため、クラブにとって悲願のビッグイヤー獲得に向けてここからの戦いでの活躍が求められるところだ。 今回の一戦では相棒ハキミ不在の中で右ウイングでの起用が見込まれるため、守備にやや難がある対面のカンセロを相手にいかにサイドで優位性を保てるかが、チームにとっても勝利を掴む上での重要なポイントとなるはずだ。 ◆バルセロナ:DFロナルド・アラウホ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ムバッペを止められるか。2戦合計2-5で敗れた前回対戦ではムバッペに合計4ゴールを決められており、その相手のエースを封じ込められるかが、バルセロナの突破のカギを握る。その中で同胞の特徴をよく知る右サイドバックのクンデと共に“エースキラー”として知られるウルグアイ代表DFのパフォーマンスに注目が集まるところだ。 ラ・リーガではムバッペと比較的タイプが近いヴィニシウスを相手にしており、ある程度イメージを掴めている中、できるだけ早い段階でプレーのリズムにアジャストし、周囲と連携しながら抑え込みたい。 来季のレアル・マドリー入りが決定的と見られる中、その前哨戦という意味合いもあるため、持ち味であるタイトなチェックで自由を奪って嫌な印象も与えておきたいところだ。 2024.04.10 18:30 Wed

【CL準々決勝プレビュー】来季のCL出場権争い真っ只中のアトレティコとドルトムントが激突

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、アトレティコ・マドリーvsドルトムントが日本時間10日28:00にキックオフされる。共に国内リーグでは来季のCL出場権争い真っ只中での大一番となった。 ラウンド16でインテルとの死闘の末、PK戦で勝ち上がり2季ぶりのベスト8進出としたアトレティコは、ラ・リーガでは4位に位置。5位アスレティック・ビルバオとは2ポイント差と熾烈なCL出場権争いが続いている。コパ・デル・レイ決勝があったため、中9日空いての試合でコンディションは万全で臨める。 一方、ラウンド16でPSVをホームでの2ndレグで勝利し、3季ぶりにベスト8進出としたドルトムントは、直近のシュツットガルトとの上位対決では0-1のシャットアウト負けを喫し、公式戦6試合ぶりの敗戦となった。こちらはライプツィヒに得失点差でかわされ、CL圏外の5位に後退。中4日、タフな試合を戦ったこともありコンディション面では不利と言えそうだ。 両チームは過去に4度対戦。2勝2敗の五分となっている。直近では2018-19シーズンのCLグループステージで対戦し、1勝1敗となっていた。 <div style="text-align:center;">◆アトレティコ◆ 【3-5-2】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240409_2_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:オブラク DF:ヒメネス、ヴィツェル、アスピリクエタ MF:モリーナ、ジョレンテ、コケ、デ・パウル、リーノ FW:モラタ、グリーズマン 負傷者:MFレマル、FWデパイ 出場停止者:なし 6日のトレーニング中に筋肉を負傷したデパイが欠場となる。一方で前日練習を消化したエルモソがベンチ入りできる見込み。モリーナではなくバリオスが起用された場合、右MFにジョレンテが回る可能性がある。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240409_2_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、フンメルス、シュロッターベック、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:サンチョ、ブラント、アデイェミ FW:フュルクルク 負傷者:DFベンセバイニ、FWマレン 出場停止者:なし 代表ウィーク中に負傷したマレンとベンセバイニが引き続き欠場する。直近のシュツットガルト戦のスタメンがベースとなりそうだ。 ★注目選手 ◆DFアクセル・ヴィツェル(アトレティコ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240409_3_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アトレティコの注目選手には古巣対決となるヴィツェルを挙げたい。2018~2022年にかけてドルトムントに在籍し、4年間に渡って主力としてプレーしたヴィツェル。ボランチを主戦場にしていた35歳のベテランはアトレティコではリベロに下がり、新境地を切り開いている。古巣との初対戦でもリベロでの起用が想定される中、前日会見に臨んだヴィツェルは「ドルトムントにはスピードのある選手が多く居て違いを生み出すことができる」と警戒した。ディフェンスラインを統率するヴィツェルが対人に優れた両脇のヒメネスとアスピリクエタをうまく使ってドルトムントのストロングポイントであるウインガーのサンチョとアデイェミをいかに抑えるかに注目だ。 ◆DFマッツ・フンメルス(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240409_3_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するドルトムントの注目選手にはフンメルスを挙げたい。ヴィツェルと同い年の35歳はバイエルンとのデア・クラシカーで秀逸のパフォーマンスを披露。衰えを隠せずにいたここ数シーズンのフンメルスだったが、ビッグマッチで全盛期を彷彿とさせるプレーを見せ付けた。アトレティコにはグリーズマンとモラタの強力2トップが構えており、一瞬の隙でも与えてしまえば失点に繋がりかねない状況に陥る。デア・クラシカーでのプレーを再現し、ドルトムントを先勝に導けるかに注目だ。 2024.04.10 18:00 Wed

【CL準々決勝プレビュー】最多王者マドリーvs前回王者シティ! 優勝候補筆頭同士によるベスト4懸けた初戦

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、レアル・マドリーvsマンチェスター・シティが、日本時間9日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。大会最多14度の優勝を誇るマドリーと前回王者シティがベスト4進出を懸けて激突する、優勝候補筆頭同士による第1ラウンドだ。 グループステージを全勝で突破したマドリーは、ラウンド16でRBライプツィヒと対戦。ホーム開催の2ndレグを1-1のドローで終えて連勝がストップするなど大苦戦を強いられたが、代役守護神ルニンの圧巻のパフォーマンスと、勝負の際を見極めた攻撃陣の決定力によって2戦合計2-1で準々決勝進出を決めた。 以降の国内リーグではセルタ、オサスナの格下相手にいずれも4ゴールを挙げての大勝、前節はアスレティック・ビルバオとの上位対決をFWロドリゴのドブレーテの活躍で2-0と快勝し、3連勝を達成。2位以下に8ポイント差を付ける独走状態を維持し、2年ぶりのリーグタイトルへ順調な歩みを見せる。また、超過密日程の対戦相手に対して、コパ・デル・レイ決勝開催に伴い先週末にリーグ戦が行われなかったため、多くの主力が先月末にタフなインターナショナルマッチウィークを過ごした中、中8日という万全の状態でホームでの初戦を迎えることになった。 一方、大会連覇を狙うシティはマドリーと同じくグループステージを全勝突破。さらに、ラウンド16ではアウトサイダーのコペンハーゲン相手に1stレグ、2ndレグ共に3-1の勝利を収めて2戦合計6-2の完勝で全勝を継続しつつ、順当に8強入りを決めた。 史上初の4連覇を目指すプレミアリーグでは熾烈な優勝争いを繰り広げるリバプール、アーセナルとの直接対決をいずれもドローで終えたことで1ポイント差の3位に甘んじてはいるが、FAカップ準決勝進出に加えて直近のリーグ戦ではアストン・ビラ、クリスタル・パレス相手にメンバーを入れ替えながら、いずれも4ゴールを挙げて連勝を達成した。超過密日程に加えて守備陣に負傷者が相次いでおり、敵地での初戦は過酷なものになることは間違いないが、最低でもイーブンの状況でホーム開催の2ndレグを迎えたいところだ。 なお、両者の通算成績はシティの4勝3分け3敗とほぼ五分。直近2シーズンではいずれも準決勝の舞台で対峙した中、一昨シーズンは2戦合計イーブンも延長戦を制したマドリー、昨シーズンは初戦1-1のドローも、ホーム開催の第2戦を4-0の圧勝で飾ったシティに軍配が挙がっている。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240408_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルニン DF:カルバハル、ナチョ、リュディガー、メンディ MF:バルベルデ、チュアメニ、クロース FW:ロドリゴ、ベリンガム、ヴィニシウス 負傷者:GKクルトワ、DFアラバ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはミリトンの復帰によってクルトワ、アラバのみが不在となる。 スタメンはリュディガーの相棒と、バルベルデとクロースと共に中盤を組む選手の人選に大きな注目が集まる。前者に関してはチュアメニ起用の可能性もあるが、直近のアスレティック戦で安定したプレーを見せたカピタンの起用するとみる。中盤ではカマヴィンガのオプションも考えられるが、チュアメニのアンカー起用に落ち着きそうだ。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240408_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オルテガ DF:リコ・ルイス、ストーンズ、ルベン・ディアス、アカンジ MF:ロドリ、コバチッチ MF:ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、フォーデン FW:ハーランド 負傷者:GKエデルソン、DFウォーカー、アケ、グヴァルディオル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者はウォーカーとアケが遠征メンバー外。エデルソン、グヴァルディオルはメンバー入りもコンディションに不安を抱えている状況だ。 スタメンは前述の11名を予想。ヴィニシウスと対峙するキーポジションの右サイドバックは本職のリコ・ルイスを当てる形となるが、アカンジ、ストーンズを右に回してルイスを左に回す形もあるかもしれない。 中盤ではグリーリッシュの起用も考えられるが、直近のパレス戦でフル出場させており、先日のアーセナルと近い布陣での戦いを予想。コバチッチを外してのドクの起用もありそうだ。 ★注目選手 ◆レアル・マドリー:FWヴィニシウス・ジュニオール <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240408_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 好敵手不在で突破口担う。今回の一戦ではバルセロナDFアラウホと共に、自身の好敵手に挙がるウォーカーが不在に。代役はルイス、ストーンズ、アカンジのいずれかになるが、左サイドのマッチアップにおいてエル・ブランコの背番号7が優位に進められる可能性は高いはずだ。 今季はここまで公式戦28試合18ゴール8アシストと安定した数字をマーク。とりわけ、直近の公式戦4試合すべてでゴールを挙げており、まさに絶好調だ。 先月のインターナショナルマッチウィーク明け後はアスレティック戦のサスペンションに加え、先週末のリーグ戦が休みだったこともあり、やや試合間隔が空いてしまった点は唯一の懸念材料となるが、チャンスメイク、フィニッシュの両局面でエースとしての存在感を示したい。 ◆マンチェスター・シティ:MFフィル・フォーデン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240408_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ハットトリックの勢いに乗って難所攻略へ。ハーランドとデ・ブライネの両エースに、ベリンガムとマッチアップするロドリらのパフォーマンスにも注目が集まるところだが、絶好調の生え抜きMFを注目選手とした。 今季よりプレーの幅を広げた23歳は先日のアストン・ビラ戦でのハットトリックの活躍によって、キャリア初となるシーズン20ゴールの大台に到達。勝負強さを含め、いよいよ一人で勝敗を決められるレベルの域に踏み込んできた。 今回の試合ではどちらのサイドで起用されるかによってタスクが変わることになるが、内と外を適宜行き来しながら周囲とリンクし、攻撃の起点と共に仕上げの仕事を担いたい。また、磨きをかける切り替え、守備の強度という部分でもしっかりとチームに貢献したいところだ。 2024.04.09 18:30 Tue
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