約1年ぶりの試合を迎えるなでしこジャパン、意気込みを語る高倉麻子監督「全てを出して戦っていきたい」
2021.04.07 19:35 Wed
なでしこジャパンを率いる高倉麻子監督が、8日に行われるパラグアイ女子代表との国際親善試合に向けて前日会見に出席した。
なでしこジャパンは2020年3月の2020 SheBelieves Cup以来の試合。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大もあり、約1年ぶりの試合開催となった。
パラグアイを迎えての試合に向けて高倉監督は冒頭に感謝の言葉を並べた。
「なでしことしての大事な公式戦、パラグアイ戦を迎えることができました。遠方よりこういう状況にも関わらず、来ていただいたパラグアイの代表チームの方々には、心からお礼を申し上げたいと思います」
「また、この状況にも関わらずキャンプ、そしてこの試合に向けて様々ご尽力いただいた方々にも心からお礼を言いたいと思います」
「攻守にわたってみんながサッカーの話をする機会が非常に増えたこともあり、完成度は高くなってきていると思います」
「個々のプレーも見ていただきたいと思っていますが、なでしこの強みである全員が攻守にわたって連携する美しいサッカーをぜひみなさんにご覧いただけたらと思います」
今回対戦するパラグアイについては「攻守にわたって全力でハードワークできる非常に良いチームだと思います」とコメント。「特に前線の3人に関していえば、ゴールに向かった非常に迫力あるプレーだったり、3人だけでなく全員が南米らしくテクニックも非常に高いです」と相手のテクニカルなプレーをすると警戒した。
また「勝負に対して非常に貪欲にファイトしてくるというのは、非常に脅威を感じますし、そこで受け身にならないようにしっかり戦っていきたいと思います」と語り、相手に押し切られないことを目指すと語った。
厳しい感染対策をした中での合宿となっており、チームとしてのコミュニケーションなどは取りづらい部分もある。その点については「海外で様々な経験をした選手たちがチームに合流して非常に明るい顔をしていますし、ただサッカーのスタイルというのは国によって違うところもあり、日本は独特でパスが繋がるので面白いという話も出ています」と、海外での経験を伝えている部分もあるとのこと。その中で「みんながオープンマインドの中で細かいところを合わせるために集中して会話をしていますし、元々つい最近まで日本でプレーした選手たちなので、思ったよりはコンディションの面ではどうかなという部分もありましたけど、プレー面でちぐはぐした感じは見られないので、特にその辺は心配ないかなと思います」と語り、ピッチ上でズレが生まれるなどの問題は感じていないとした。
今回は中2日で移動を伴っての試合となり、東京オリンピック本番を想定した戦いとなる。高倉監督は「オリンピックでの試合を考えたときに、中2日で移動があるという試合の組み方というのは、非常に本番に向けて良い準備ができるなと思っています」とコメント。その中では「チームの骨格を外さない中で、なるべく多くの選手が色々な役割にどんな風にできるか見極める場にしたいです」と語り、「表現は難しいですが、チームの根幹を変えずになるべく多くの選手を使いたいという風になると思います」と、ベースを維持しながらも多くの選手を試したいと語った。
さらに「可能性としては選手のユーティリティ性というところも非常に大事なポイントになってきますし、その辺も見極めながら考えていきたいと思います」と語り、通常とは違うポジションでの選手起用も示唆している。
また、今シーズンは秋にWEリーグが開幕するため、なでしこジャパンに呼ばれている選手の多くはリーグ戦を行わないままオリンピックを迎える。現在もリーグをやっていない中での代表活動となるが「いつもはリーグ戦で選手がコンディションを上げていきながらチーム作りを進めていますが、今年に関してはWEリーグが始まる中で、プレシーズンマッチが数試合組まれているのみとなりますし、各チームでのコンディションの上げ具合はゆっくりしているところがあります」と語り、コンディションが上がっていないことを指摘した。
また「その辺は確かに3月色々なことを計画している段階では不安な部分はありました」と、公式戦がないことを不安視していたが「選手を集めてトレーニングを積む中では、選手の仕上がり具合は悪くないという手応えはありますし、みんなが理解しながら1つ1つの練習を100%、120%と集中力高く取り組んでいるので、決して悪い状態ではないというのが1つあります」とし、問題なく調整できていると語った。
また「今回本番の試合ができることで、どれぐらいの実戦感があるのかを見ることができます」と語り、「今後も代表の活動の中でトレーニングマッチをしながら、いかに本番に近いメンタリティと強度でトレーニングマッチができるかもカギになってくるので、今回の試合はチームの状況を見る上では本当に大切な試合になると思いますし、明日チームの全てを出して戦っていきたいと思います」と、試合に向けて全力で臨むと語った。
なでしこジャパンは2020年3月の2020 SheBelieves Cup以来の試合。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大もあり、約1年ぶりの試合開催となった。
「なでしことしての大事な公式戦、パラグアイ戦を迎えることができました。遠方よりこういう状況にも関わらず、来ていただいたパラグアイの代表チームの方々には、心からお礼を申し上げたいと思います」
「また、この状況にも関わらずキャンプ、そしてこの試合に向けて様々ご尽力いただいた方々にも心からお礼を言いたいと思います」
「チームはみなさんのおかげで3月の鹿児島キャンプから引き続き、非常に選手のコンディションも上がってきていますし、サッカーができる喜びをみんなが全身全霊、トレーニング中から表現してくれているので、 どんなプレーをしてくれるのか私自身も非常に楽しみです」
「攻守にわたってみんながサッカーの話をする機会が非常に増えたこともあり、完成度は高くなってきていると思います」
「個々のプレーも見ていただきたいと思っていますが、なでしこの強みである全員が攻守にわたって連携する美しいサッカーをぜひみなさんにご覧いただけたらと思います」
今回対戦するパラグアイについては「攻守にわたって全力でハードワークできる非常に良いチームだと思います」とコメント。「特に前線の3人に関していえば、ゴールに向かった非常に迫力あるプレーだったり、3人だけでなく全員が南米らしくテクニックも非常に高いです」と相手のテクニカルなプレーをすると警戒した。
また「勝負に対して非常に貪欲にファイトしてくるというのは、非常に脅威を感じますし、そこで受け身にならないようにしっかり戦っていきたいと思います」と語り、相手に押し切られないことを目指すと語った。
厳しい感染対策をした中での合宿となっており、チームとしてのコミュニケーションなどは取りづらい部分もある。その点については「海外で様々な経験をした選手たちがチームに合流して非常に明るい顔をしていますし、ただサッカーのスタイルというのは国によって違うところもあり、日本は独特でパスが繋がるので面白いという話も出ています」と、海外での経験を伝えている部分もあるとのこと。その中で「みんながオープンマインドの中で細かいところを合わせるために集中して会話をしていますし、元々つい最近まで日本でプレーした選手たちなので、思ったよりはコンディションの面ではどうかなという部分もありましたけど、プレー面でちぐはぐした感じは見られないので、特にその辺は心配ないかなと思います」と語り、ピッチ上でズレが生まれるなどの問題は感じていないとした。
今回は中2日で移動を伴っての試合となり、東京オリンピック本番を想定した戦いとなる。高倉監督は「オリンピックでの試合を考えたときに、中2日で移動があるという試合の組み方というのは、非常に本番に向けて良い準備ができるなと思っています」とコメント。その中では「チームの骨格を外さない中で、なるべく多くの選手が色々な役割にどんな風にできるか見極める場にしたいです」と語り、「表現は難しいですが、チームの根幹を変えずになるべく多くの選手を使いたいという風になると思います」と、ベースを維持しながらも多くの選手を試したいと語った。
さらに「可能性としては選手のユーティリティ性というところも非常に大事なポイントになってきますし、その辺も見極めながら考えていきたいと思います」と語り、通常とは違うポジションでの選手起用も示唆している。
また、今シーズンは秋にWEリーグが開幕するため、なでしこジャパンに呼ばれている選手の多くはリーグ戦を行わないままオリンピックを迎える。現在もリーグをやっていない中での代表活動となるが「いつもはリーグ戦で選手がコンディションを上げていきながらチーム作りを進めていますが、今年に関してはWEリーグが始まる中で、プレシーズンマッチが数試合組まれているのみとなりますし、各チームでのコンディションの上げ具合はゆっくりしているところがあります」と語り、コンディションが上がっていないことを指摘した。
また「その辺は確かに3月色々なことを計画している段階では不安な部分はありました」と、公式戦がないことを不安視していたが「選手を集めてトレーニングを積む中では、選手の仕上がり具合は悪くないという手応えはありますし、みんなが理解しながら1つ1つの練習を100%、120%と集中力高く取り組んでいるので、決して悪い状態ではないというのが1つあります」とし、問題なく調整できていると語った。
また「今回本番の試合ができることで、どれぐらいの実戦感があるのかを見ることができます」と語り、「今後も代表の活動の中でトレーニングマッチをしながら、いかに本番に近いメンタリティと強度でトレーニングマッチができるかもカギになってくるので、今回の試合はチームの状況を見る上では本当に大切な試合になると思いますし、明日チームの全てを出して戦っていきたいと思います」と、試合に向けて全力で臨むと語った。
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