【ブンデス第27節プレビュー】2位ライプツィヒと首位バイエルンによる頂上決戦

2021.04.03 07:00 Sat
Getty Images
代表ウィーク前に行われた前節では首位バイエルンがMF遠藤航のシュツットガルトに圧勝し、2位ライプツィヒがMF堂安とMF奥川の先発したビーレフェルトに快勝として4ポイント差に変動はなかった。迎える第27節、土曜にマイスターシャーレの行方を占うライプツィヒvsバイエルンの頂上決戦が行われる。
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前節ビーレフェルトに1-0のスコア以上で圧倒した2位ライプツィヒ(勝ち点57)。コロナ濃厚接触者としてDFハルステンベルクの欠場が決まったのは痛手だが、来季のバイエルン入りが決まっているDFウパメカノが負傷から復帰予想なのはプラス。スペイン代表で2ゴールを挙げた好調MFダニ・オルモの活躍でバイエルンを叩き、1ポイント差に迫れるか。
一方、前節シュツットガルト相手に10人となりながらも4-0と圧勝した首位バイエルン(勝ち点61)は9連覇に向けてここが最大の山場となりそうだ。チャンピオンズリーグでは来週水曜にパリ・サンジェルマン戦が組まれているが、FWレヴァンドフスキを負傷で欠く中、この頂上決戦を制してCLに臨めるか。

続いてCL出場権を争う5位ドルトムントvs4位フランクフルト。ドルトムント(勝ち点43)は前節、FWハーランドの劇的同点弾でケルンに何とか引き分けた。とはいえ、格下相手に勝ち点2を失った格好で、フランクフルトとは4ポイント差を付けられている。ここで勝利を逃せば4位以内が厳しくなってくるだけにドルトムントしては必勝が求められる。

一方、MF鎌田とMF長谷部が先発した中、ウニオン・ベルリンに5発圧勝としたフランクフルトは、4位の座をしっかりと堅守。今後も3位ヴォルフスブルク戦、10位ボルシアMG戦と難敵との連戦が続くが、フランクフルトはCL圏をキープできるか。代表戦でゴールを挙げた鎌田の活躍に期待だ。
そして今節は日曜に7位ウニオン(勝ち点38)と14位ヘルタ(勝ち点24)によるベルリン・ダービーが開催される。ウニオンはEL出場権を、ヘルタは残留を目指して戦っているが、それぞれの目的達成のため、激しいダービーが期待される。

日曜にはMF遠藤航の9位シュツットガルト(勝ち点36)と、FW大迫の12位ブレーメン(勝ち点30)による日本人対決が行われる。代表でもボランチの位置で質の高いプレーを見せた遠藤は、ワマンギドゥカとニコラス・ゴンサレスを負傷で欠く攻撃陣をサポートする働きができるか。

一方、代表戦で初のハットトリックを達成し、自身のコンディションが悪くないことをアピールした大迫。前節ヴォルフスブルク戦で終盤に出場し5試合ぶりの登場となったが、代表戦での好パフォーマンスをブレーメンでも見せたい。

最後にコンディション不良により代表を辞退した堂安と、奥川の17位ビーレフェルト(勝ち点22)は、15位マインツ(勝ち点24)との残留争いに挑む。ここで引き分け以下に終わればマインツを楽にさせてしまうため、降格圏に位置するビーレフェルトとしては勝利が求められる状況。前節ライプツィヒ戦では存在感を示せなかった堂安と奥川のバウンスバックに期待だ。

◆ブンデスリーガ第27節
▽4/3(土)
《22:30》
ドルトムントvsフランクフルト
アウグスブルクvsホッフェンハイム
マインツvsビーレフェルト
レバークーゼンvsシャルケ
ヴォルフスブルクvsケルン
《25:30》
ライプツィヒvsバイエルン
《27:30》
ボルシアMGvsフライブルク

▽4/4(日)
《22:30》
シュツットガルトvsブレーメン
《25:00》
ウニオン・ベルリンvsヘルタ・ベルリン


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