ラ・リーガ残り10試合、久保建英の巻き返しは期待できるのか
2021.04.02 22:30 Fri
◆不確かな未来
エルチェ戦でのいい働きは評価されているものの、レアル・マドリーではこの日本人選手に尚一層のコンスタントな活躍を期待している。事実、シーズン前半にいたビジャレアルにおいても、ヘタフェにおいてもレアル・マドリー上層部の目的は、レンタル移籍によって、プレー時間を獲得することだった。クボにはチームのカギとなるような重要な選手になってもらいたい。そう願っているマドリーは、彼に改善の余地がまだ大幅にあると思っている。それだけに現在の不安定さがこれからも続くならば、来季も再びレンタル移籍で修練を積むというのが論理的な帰結となるだろう。好ましいのはラ・リーガ、ヘタフェで再チャレンジというのが、フロレンティーノ・ペレス会長のクラブにとって、最善の選択にならないとは誰にも言えない。
クボの未来はヘタフェとのそれともリンクしている。最終的にボルダラス監督が今季限りでチームを去る可能性もあるからだ。来季の新プロジェクトでも彼が続投となれば、クボにとっても、コリセウム・アルフォンソ・ペレスは更なる成長を遂げるのにもってこいの場所となるだろう。その逆の場合、赴任する新監督が、マドリーのフロントにクボの再レンタルを依頼するべきかどうか、決めることになる。
記者紹介
文:フアンカル・ナバセラダ
1992年生まれのマドリッドのヘタフェ市出身。20才から、スペイン紙『マルカ』で働き、ヘタフェを担当。並行してスペインで唯一、ヘタフェのチーム情報を発信するラジオ、“オラ・アスローナ"を立ち上げ、8年間、放送を続けている。
エルチェ戦でのいい働きは評価されているものの、レアル・マドリーではこの日本人選手に尚一層のコンスタントな活躍を期待している。事実、シーズン前半にいたビジャレアルにおいても、ヘタフェにおいてもレアル・マドリー上層部の目的は、レンタル移籍によって、プレー時間を獲得することだった。クボにはチームのカギとなるような重要な選手になってもらいたい。そう願っているマドリーは、彼に改善の余地がまだ大幅にあると思っている。それだけに現在の不安定さがこれからも続くならば、来季も再びレンタル移籍で修練を積むというのが論理的な帰結となるだろう。好ましいのはラ・リーガ、ヘタフェで再チャレンジというのが、フロレンティーノ・ペレス会長のクラブにとって、最善の選択にならないとは誰にも言えない。
クボの未来はヘタフェとのそれともリンクしている。最終的にボルダラス監督が今季限りでチームを去る可能性もあるからだ。来季の新プロジェクトでも彼が続投となれば、クボにとっても、コリセウム・アルフォンソ・ペレスは更なる成長を遂げるのにもってこいの場所となるだろう。その逆の場合、赴任する新監督が、マドリーのフロントにクボの再レンタルを依頼するべきかどうか、決めることになる。
記者紹介
文:フアンカル・ナバセラダ
1992年生まれのマドリッドのヘタフェ市出身。20才から、スペイン紙『マルカ』で働き、ヘタフェを担当。並行してスペインで唯一、ヘタフェのチーム情報を発信するラジオ、“オラ・アスローナ"を立ち上げ、8年間、放送を続けている。
翻訳:原ゆみこ
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