「二度と韓国に負けたくない」日韓戦の重要度を解く吉田麻也「最も大切な試合」、若手とのギャップも「試合の意味を理解してほしい」
2021.03.24 15:30 Wed
日本代表は24日、国際親善試合の韓国代表戦に向けた合宿3日目を迎えた。
2019年11月以来となる国内での代表活動。今回のメンバーには、昨年のヨーロッパ遠征では招集されなかったJリーグ組も14名招集され、新たな選手も多く名を連ねた。
22日からトレーニングをスタートたせた日本代表。3日目のトレーニング前に選手たちがオンライン取材に対応した。
海外組として参加するサンプドリアのDF吉田麻也。その吉田は並並ならぬ日韓戦への思いを口にした。
「日本代表で戦う以上、最も大切な試合だと思います。どの試合も代表戦は大事だと思いますが、それだけ韓国代表と戦うことは大事で、絶対に勝たなければいけない試合だと思います。僕たちだけではなく韓国も同じことを思っていると思います」
かつては最大のライバルとの対決として、ワールドカップ予選など多くの名勝負を繰り広げてきた日本と韓国。しかし、近年は対戦する回数が大きく減り、EAFF E-1サッカー選手権での対戦が増える形となった。
吉田は韓国戦を重視する理由として、「歴史的にライバル国です」とコメント。「スポーツ的にライバルチームですし、個人的なことを言うと、ロンドン・オリンピックで韓国に敗れたときは悔しくて、二度と韓国に負けたくないと思いました」と2012年の3位決定戦で敗れたことを回想した。
また、「(10年前に)札幌で試合があって、あの時は僕も若くて、香川選手に勝たせてもらったような試合だった」とコメント。その後は国内組で臨む対戦が続いたため、吉田としては10年ぶりの対戦となるが「10年間韓国と対戦することを楽しみにしてきたので、個人的にはものすごく大切な一戦になると思っています」と強い想いを明かした。
一方で、今回初めて日本代表に選ばれた選手が多い中で迎える日韓戦だが、吉田は「とにかく昨日は初めての選手が多かったので、たくさん話すようにしました」と、コミュニケーションをとって重要性を伝えたいとコメント。「隔離措置やチーム内のルールが厳しく制限されているので、ピッチ以外で国内の選手と接することがないので、ピッチ内でできるだけしたいです」と語り、「向こうにも待つのではなくて、前に出てきてもらいたいなと言うことは感じました。大人しい雰囲気は今回に限らずあるので、もっと前に出てきてもらいたいです」と、積極的にコミュニケーションを取りに来て欲しいとも要求した。
また、「まだミーティングもしていないですし、このメディア対応を含めてメッセージになるんじゃないかと思います」とメディアを使っても重要性を伝えたいとコメント。「選手たちは部屋にいる時間が長いので記事を見ると思うので、それも駆使して伝えたいと思います」とあらゆる手段で、試合の重要度を伝えたいと語った。
その吉田は若い世代との日韓戦の重みにギャップを感じているという。「正直、長く韓国戦をやっていなかったですし、僕も昔みたいに僕が子供の時に見ていたバチバチに予選で戦うことはやっていないです」と語り、「僕はおそらくギリギリの世代で、日韓戦を上の世代の選手たちにいかに重要性や勝たなければいけないかを伝えられたギリギリの世代です。10年という間が空いてしまっただけに、そこを伝えられていないことは若干危惧があります」と、真剣勝負が久々になったことが1つの要因だと語った。
また「そこはスタッフの人たちとも話していますし、このメディアを通じてでも、下の20代の選手たちにこの試合の意味を理解してほしいなと思っているので、メディア対応を通じてでもみんなが韓国戦の重要性に気づいて、意識してもらいたいと思います」と、しっかりと意識してもらいたいと語った。
その韓国戦で勝利する上でのポイントは「1つ1つの球際だと思います。韓国は昔からそこが強く、アジア人ですがフィジカル的に日本人より優れているのは間違いなくあります」とコメント。「メキシコとやって、その前に試合(韓国vsメキシコ)を観ましたが、技術的にも優れている選手もいますが、後ろはフィジカル的に優れている選手がいると言うのが印象です。そこがキーになると思います。いかにそこで戦う、自分たちの土俵に持っていけるかだと思います」とし、デュエルの部分で日本のペースに持ち込むことが大事だとした。
今回の日本代表メンバーには、長年最終ラインを形成してきたDF酒井宏樹とDF長友佑都(ともにマルセイユ)が不在となり、顔ぶれが変わることとなる。その点については「絶対に勝たなければいけない試合でトライをしなければいけないことは最終予選でも出てくると思います」とし、「最終予選の前にこういうシチュエーションで試合ができると言うのは、フレンドリーマッチとして意義があります」と、結果を求めながらトライができることが重要だとした。
また「多くの新しい選手がはいっているので、各々のパフォーマンスやアピールも大事ですが、チームとしても良い組織を作らなければいけない、またチームのベースを固めなければいけない、やり方を浸透させなければいけないとやらなければいけないことがたくさんあります」とコメント。「経験の少ない選手がいきなりパフォーマンスを出すことは難しいと思うので、僕がパフォーマンスを出さないといけないと思います」とプレーでも示していきたいと意気込みを語った。
今回は2019年11月以来の日本国内での試合開催となる。賛否両論ある中での試合については「1つはどういうサッカーをしたいかとコロナ禍での試合は別物です」とし、「否両論あると思いますが、選手としてはやれるならやりたいのが本音で、オリンピックのテストが含まれていることも理解しています」とコメント。「僕らの行いによって、オリンピックに向けて色々なことが左右することも理解しています」と、東京オリンピック開催に向けたテストであることを重要視し、「全てのオリンピアンを代表してではないですが、彼らの期待を背負ってプレーすることも重々理解していますし、大きなウェイトを占めています」としっかりと問題なく試合を行えることを重視するとも語った。
2019年11月以来となる国内での代表活動。今回のメンバーには、昨年のヨーロッパ遠征では招集されなかったJリーグ組も14名招集され、新たな選手も多く名を連ねた。
海外組として参加するサンプドリアのDF吉田麻也。その吉田は並並ならぬ日韓戦への思いを口にした。
「日本代表で戦う以上、最も大切な試合だと思います。どの試合も代表戦は大事だと思いますが、それだけ韓国代表と戦うことは大事で、絶対に勝たなければいけない試合だと思います。僕たちだけではなく韓国も同じことを思っていると思います」
「10年前は僕や権田選手が一番若くて、僕たちより下の選手は初めてのことになるので、練習からいかにこの試合が日本代表にとって大切なことかを伝えていけないといけないですし、プレーで示したいと思います」
かつては最大のライバルとの対決として、ワールドカップ予選など多くの名勝負を繰り広げてきた日本と韓国。しかし、近年は対戦する回数が大きく減り、EAFF E-1サッカー選手権での対戦が増える形となった。
吉田は韓国戦を重視する理由として、「歴史的にライバル国です」とコメント。「スポーツ的にライバルチームですし、個人的なことを言うと、ロンドン・オリンピックで韓国に敗れたときは悔しくて、二度と韓国に負けたくないと思いました」と2012年の3位決定戦で敗れたことを回想した。
また、「(10年前に)札幌で試合があって、あの時は僕も若くて、香川選手に勝たせてもらったような試合だった」とコメント。その後は国内組で臨む対戦が続いたため、吉田としては10年ぶりの対戦となるが「10年間韓国と対戦することを楽しみにしてきたので、個人的にはものすごく大切な一戦になると思っています」と強い想いを明かした。
一方で、今回初めて日本代表に選ばれた選手が多い中で迎える日韓戦だが、吉田は「とにかく昨日は初めての選手が多かったので、たくさん話すようにしました」と、コミュニケーションをとって重要性を伝えたいとコメント。「隔離措置やチーム内のルールが厳しく制限されているので、ピッチ以外で国内の選手と接することがないので、ピッチ内でできるだけしたいです」と語り、「向こうにも待つのではなくて、前に出てきてもらいたいなと言うことは感じました。大人しい雰囲気は今回に限らずあるので、もっと前に出てきてもらいたいです」と、積極的にコミュニケーションを取りに来て欲しいとも要求した。
また、「まだミーティングもしていないですし、このメディア対応を含めてメッセージになるんじゃないかと思います」とメディアを使っても重要性を伝えたいとコメント。「選手たちは部屋にいる時間が長いので記事を見ると思うので、それも駆使して伝えたいと思います」とあらゆる手段で、試合の重要度を伝えたいと語った。
その吉田は若い世代との日韓戦の重みにギャップを感じているという。「正直、長く韓国戦をやっていなかったですし、僕も昔みたいに僕が子供の時に見ていたバチバチに予選で戦うことはやっていないです」と語り、「僕はおそらくギリギリの世代で、日韓戦を上の世代の選手たちにいかに重要性や勝たなければいけないかを伝えられたギリギリの世代です。10年という間が空いてしまっただけに、そこを伝えられていないことは若干危惧があります」と、真剣勝負が久々になったことが1つの要因だと語った。
また「そこはスタッフの人たちとも話していますし、このメディアを通じてでも、下の20代の選手たちにこの試合の意味を理解してほしいなと思っているので、メディア対応を通じてでもみんなが韓国戦の重要性に気づいて、意識してもらいたいと思います」と、しっかりと意識してもらいたいと語った。
その韓国戦で勝利する上でのポイントは「1つ1つの球際だと思います。韓国は昔からそこが強く、アジア人ですがフィジカル的に日本人より優れているのは間違いなくあります」とコメント。「メキシコとやって、その前に試合(韓国vsメキシコ)を観ましたが、技術的にも優れている選手もいますが、後ろはフィジカル的に優れている選手がいると言うのが印象です。そこがキーになると思います。いかにそこで戦う、自分たちの土俵に持っていけるかだと思います」とし、デュエルの部分で日本のペースに持ち込むことが大事だとした。
今回の日本代表メンバーには、長年最終ラインを形成してきたDF酒井宏樹とDF長友佑都(ともにマルセイユ)が不在となり、顔ぶれが変わることとなる。その点については「絶対に勝たなければいけない試合でトライをしなければいけないことは最終予選でも出てくると思います」とし、「最終予選の前にこういうシチュエーションで試合ができると言うのは、フレンドリーマッチとして意義があります」と、結果を求めながらトライができることが重要だとした。
また「多くの新しい選手がはいっているので、各々のパフォーマンスやアピールも大事ですが、チームとしても良い組織を作らなければいけない、またチームのベースを固めなければいけない、やり方を浸透させなければいけないとやらなければいけないことがたくさんあります」とコメント。「経験の少ない選手がいきなりパフォーマンスを出すことは難しいと思うので、僕がパフォーマンスを出さないといけないと思います」とプレーでも示していきたいと意気込みを語った。
今回は2019年11月以来の日本国内での試合開催となる。賛否両論ある中での試合については「1つはどういうサッカーをしたいかとコロナ禍での試合は別物です」とし、「否両論あると思いますが、選手としてはやれるならやりたいのが本音で、オリンピックのテストが含まれていることも理解しています」とコメント。「僕らの行いによって、オリンピックに向けて色々なことが左右することも理解しています」と、東京オリンピック開催に向けたテストであることを重要視し、「全てのオリンピアンを代表してではないですが、彼らの期待を背負ってプレーすることも重々理解していますし、大きなウェイトを占めています」としっかりと問題なく試合を行えることを重視するとも語った。
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