新外国人選手のための「Jリーグバブル」は完全隔離で43選手をJヴィレッジで管理、村井チェアマン「Jリーグの責任の下で」

2021.03.22 18:25 Mon
©超ワールドサッカー
Jリーグは22日、第4回臨時実行委員会を実施。新規外国人選手・スタッフの入国について、「Jリーグバブル」を使用することを発表した。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、21日までは1都3県に緊急事態宣言が日本政府より発令されていた中、海外からの新規入国も全て禁じられていた。
そのため、今シーズンからJリーグでプレーする選手や指揮を執る監督らが現時点で入国できていないケースが多い状況となっている。

今回Jリーグが考えた「Jリーグバブル」は、福島県にある「Jヴィレッジ」で行う予定とのこと。福島県や楢葉町、広野町など地方自治体も了承済みとなっている。なお、報道関係者やファン・サポーターを含め、バブル内の選手以外は完全立ち入り禁止となる。

今回の対応については、まずそれぞれの選手が出国72時間前に新型コロナウイルスの検査を実施し、陰性証明を持って出国。さらに、出国14日前からの検温など健康モニタリングも実施する。
日本へ入国する際にも空港検疫にて検査を実施。陰性が確認された場合は、それぞれのクラブが準備した専用車にてバブルまで移送されることになる。

バブル内では、定期的なPCR検査を実施。3日目、7日目、10日目、14日目の4回のPCR検査が行われる。また、それに加えて抗原定性検査を毎日実施することで防疫対策をとることとなる。

選手は3日目の検査で陰性が確認されるまでは完全に隔離状態となり、自室で過ごすことに。3日目の検査で陰性が確認された選手は、グラウンドでトレーニングが可能となる。なお、トレーニングは選手の個人トレーニングのみが可能となり、他の選手との合同トレーニングは不可能となる。

また、トレーニングで使用するボールなどの備品は全てクラブが準備し、バブル内では選手が管理。準備なども全て選手が自身で行い、クラブからのメニューの指導などは全てオンラインで行うこととなる。

14日目のPCR検査で陰性と判定された場合は、クラブに合流。継続した14日間の健康チェックの他、合流14日以内にPCR検査を実施する。

なお、このバブルに入る選手は申請時点で「43名」とのこと。宿泊施設内からグラウンドまでの導線も完全に専用のものを用意し、外部とは一切遮断された状況となる。また、施設内での選手同士の接触や、管理するスタッフとの接触も一切禁止となる。

今回の件についてJリーグの村井満チェアマンは「どの選手がいつ、どのタイミングで入国できるかが決まっているわけではない」とし、「入国に関して、こんな努力ができるというプランを立てているところ」と、まだ確定したものではないとコメント。「査証の発行など、政府の判断を待つ必要があり、現時点では内部での準備段階」と、この先に承認をもらう必要があることを強調した。

今回考えている「Jリーグバブル」については「Jリーグバブルという形、大きな風船の中で40名を超える選手をいれる。宿泊なども外界との接触を絶って行うこととなる」とし、「多大なるご尽力をいただいたJヴィレッジの関係者の皆様、双葉郡の楢葉町、広野町の行政関係の方々に多大なるご支援をいただきました」とコメント。「また、当該保健所とも入念に打ち合わせをしていただいていると聞いています。関係者の皆様に厚く御礼を申し上げたいですし、ご協力がなければJリーグバブルの構想もありませんでした」と、Jヴィレッジや地域の関係者の協力を受けて実現可能になることだと感謝した。

また、クラブ管轄にはせず、Jリーグの責任下で行うことを決断したことについても「入国できることが確定しているわけではないので仮定の話ですが、今後オリパラを控えている中で、外国人選手を招くことにも繋がる」とし、「Jリーグに留まらない話になってくる」と外国人の入国に関しては大きな責任を伴うことになるとコメント。「個々のクラブの努力に委ねるということもあるが、Jリーグが一括して、Jリーグの責任の下でやっていこうとなりました」と、リーグ管轄で実施していくことへ意気込みを語った。

村井チェアマンは現地をすでに視察したといい「Jヴィレッジの貸切の宿泊の見学、ピッチの見学をさせていただきました。厳重な隔離体制を敷いているので、自信を持っています」とコメント。「詳細を詰めるところはまだまだありますが、スポーツが公平なコンディションのなかで各クラブが戦えるように1日も早く努力を重ねていく次第です」と、このプランが認められることに期待を寄せた。
関連ニュース

川崎F戦でJ1初出場期待される東京Vの千田海人…秋田時代以来の再戦へ「J1に行って借りを返したかった」

東京ヴェルディのDF千田海人が、J1デビューが期待される川崎フロンターレ戦へ意気込む。 2017年に神奈川大学から当時J3リーグのブラウブリッツ秋田に加入し、プロキャリアをスタートした千田。その秋田で2017年と2020年のJ3優勝に貢献し、2021年にJ2リーグ昇格を果たすと、昨シーズンに東京Vに完全移籍した。 その新天地での1年目はリーグ戦12試合の出場にとどまったものの、チームはJ2を3位でフィニッシュした末に昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1昇格を果たした。 東京V加入時に「J1に行きたいという気持ちひとつで移籍を決めた」という言葉通り、加入2年目で待望のJ1の舞台にたどり着いたが、明治安田J1リーグ第2節の浦和レッズ戦でベンチ入りを果たして以降はベンチ外が続き、待望のJ1デビューはお預けの状態が続いている。 それでも、16日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ2回戦の鹿児島ユナイテッドFCで今季の公式戦初出場を飾り、ゲームキャプテンとしてハーフタイムに交代するまで攻守に安定したパフォーマンスを披露した186cmの屈強な守備者は、前節のFC東京戦で負傷交代したDF谷口栄斗の有力な代役候補として、20日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われる明治安田J1リーグ第9節の川崎F戦でのスタメン起用が期待されている。 千田は自身を含め、「自分たちの価値を示す」、「今日やれないと意味がない」と試合前にチームメイトに発破をかけて臨み、今季初となる公式戦でのクリーンシートを達成した鹿児島戦を振り返り、その手応えを口に。 「ここ最近、去年と比べて今年は成長したと練習試合を通して実感したところを、公式戦でしっかり出せたのと、守備のところは、今年はよりウィークの改善と共に、自分のストロングもしっかりと出さないと、やっぱりJ1で戦えないと思って取り組んできたので、そういう自分のストロングの部分を出すところも意識してやっていました。昨日は前半しか出なかったですが、失点ゼロで終えられたのは良かったと思います」 その鹿児島戦の手応えを自信に臨む川崎F戦は、個人として秋田時代の2020年12月に行われた天皇杯準決勝以来の対戦となる。コロナ禍1年目の特殊なレギュレーションによって実現した当時のJ1王者との対戦では、三笘薫や守田英正、田中碧、旗手怜央、谷口彰悟ら現日本代表を擁した相手に0-2の敗戦を喫していた。 その相手との約3年半ぶりの再戦に向けては、J1の舞台で秋田時代の借りを返すと共に、東京Vでのプレーを通じて成長した部分を試したいと意気込む。 「あの時は天皇杯でチームは秋田でしたが、悔しい思いをしましたし、自分がJ1に行って借りを返したいと思っていたので、その機会があるのであれば、しっかり返したいです。また、このヴェルディに移ってきて秋田の時とは全然変わった自分だと思うので、自分のやれることをしっかりピッチで示すところを、やりたいなと思います」 直近3試合で無得点ではあるものの、前回対戦でも対峙したFW小林悠に加え、FWエリソン、FW山田新、FWバフェティンビ・ゴミスらを擁する強力な相手のアタッカー陣とのタフなマッチアップが予想されるが、「守備で劣っているとは全く思っていない」と、圧倒的な空中戦の強さやデュエルの強さを武器にルヴァンカップに続く今季2つ目のクリーンシートを狙う。 「全員が尖った特徴を持っていますし、J1にふさわしいストライカーが揃っていると思います。自分がもし試合に出るのであれば、相手に対して守備で劣っているとは全く思っていないので、そういう選手たちに対応するのではなく、しっかり完封できるように、ここ最近ゼロがないですし、ルヴァンではしっかりゼロで抑えられたというのを、良い形でリーグ戦に繋げられたらと思うので、しっかりとゼロにこだわってそれが勝利に繋がればと思います」 また、秋田時代からディフェンスラインでの統率力、リーダーシップに優れる29歳は「若い選手が多い中で、今は最後に追いつかれたりして勝ちを逃してきている。ゲームの締め方だったり、一瞬隙を見せてしまうところが、そういう終わり方に繋がっていると思うので、ゲームに入ったら自分中心に、しっかり締めながら90分通してゼロで抑えられるような守備の統一感というか、一体感を持ってやりたい」と、課題のクローズの部分でも主体的に振る舞いたいと語った。 J1でのプレーを目標すると共に、秋田とは大きく異なるスタイルを持つ東京Vで、自ら課題としてきたビルドアップや攻撃面の成長に真摯に取り組んできた元秋田のディフェンスリーダーは、今回の川崎F戦でJ1デビューのチャンスを掴み、今季リーグ戦初完封と共に2勝目をもたらすことができるか…。 2024.04.19 19:30 Fri

「チームで守ると共に個々の勝負で勝つ」…東京Vの稲見哲行が川崎F戦で今季2勝目誓う

東京ヴェルディのMF稲見哲行が、今シーズンのリーグ戦2勝目を狙う川崎フロンターレ戦への意気込みを語った。 前節、16年ぶりに実現したFC東京との東京ダービーを2-2のドローで終えた東京V。これでリーグ戦無敗を「5」に更新したものの、その4試合で勝ち点1の獲得にとどまっており、降格圏と2ポイント差の15位に位置。残留に向けては勝ち点3を取り切ることが求められるところだ。 そういった中、20日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われる明治安田J1リーグ第9節の川崎Fとのアウェイゲームでは、1ポイント差で16位に低迷する相手に今季リーグ戦2勝目を狙う。 ここまで本職のボランチに加え、左右のサイドバックで持ち味のボール奪取能力や推進力を遺憾なく発揮し、課題の繋ぎの部分でもJ1仕様へ着実に成長を示している“緑のダイナモ”。 10人の相手に2点差を追いつかれた東京ダービーでの反省を踏まえつつ、今季2勝目を目指す川崎Fに向けては、強力な前線に加えてテクニックと戦術眼に優れる中盤を相手に、個人としてもチームとしても局面の戦いを制することが重要になると考えている。 「巧い選手が多いですし、中盤では明治(大学)の先輩の瀬古(樹)さんもいるので、そこは負けたくないというか、自分の強みを出さなければいけない試合になるのではないかと思います」 「あとはFC東京戦で全員が悔しい思いをしましたし、それは(鹿児島ユナイテッドFCとの)ルヴァンカップを見ていても、メンバー全員のパワーというか、闘志が伝わってきたので、そこは選ばれた選手はフロンターレ戦でやらないといけないという責任を感じています」 「得点力のある選手が前線にいますし、サイドにも速い選手もいますし、J1のレベルの高い個人の能力というのは、自分たちも個人で抑えなければいけないと思います。一人一人が負けないというか、チームで守ることはもちろんですけど、個々で勝っていかないと試合をモノにできないのかなと思うので、そこでは負けたくないです」 また、東京Vではディフェンスラインの中心を担ってきたDF谷口栄斗が、前節のFC東京戦で負傷交代。少なくとも今節の欠場は決定的となっており、守備面に加えてビルドアップの局面でも重要なタスクを担ってきたディフェンスリーダーの不在をいかにチームとして埋めていくかが、今後の戦いのカギを握る部分だ。 ビルドアップに関しては「中盤の選手がピックアップする作業」をより意識しながらも、チームとして1人欠けても同じスタイルの戦いを貫く上で全員で穴を埋めていきたいとしている。 「彼がビルドアップの出口だったのは紛れもない事実ですし、そこに助けられていた部分はとても大きいので、中盤の選手がピックアップする作業はやはり必要になると思います」 「ただ、彼がいないことによってチームの特徴というか、やることが変わってはいけないと思うので、そこは全員が意識を高めていかないといけないですし、1人の選手の穴をそこまで気にさせないというか、出さないように全員でやっていきたいですし、総力戦という意味であります」 なお、川崎F戦で瀬古とのマッチアップについて言及した稲見に、その翌節に控えるアビスパ福岡戦でのFW佐藤凌我との対戦について話を振ると、昨年9月に負った左ヒザの重傷から直近の松本山雅FC戦で7カ月ぶりの復帰を果たした大学と東京Vの先輩との初対戦への意気込みも語ってくれた。 厳しいリハビリを乗り越えての戦列復帰を「良い刺激」と語りつつ、先日に結婚を発表した先輩に対して、ピッチ上での“結婚祝い”を誓った。 「福岡と対戦が近いのでそこは楽しみです。自分の成長した姿を見せたいですし、マッチアップしてボールを奪い取りたいなと思います。(結婚祝いの代わりに)球際でボールを奪って、(結婚して)甘いんじゃないかと言ってやりたいなと思います(笑)」 2024.04.19 19:15 Fri

東京Vの城福浩監督、2年前の就任直後の天皇杯以来の川崎F戦へ…「何を積み上げてきたかを等々力で示したい」

東京ヴェルディの城福浩監督が、3試合ぶりのリーグ戦白星を狙う川崎フロンターレ戦への意気込みを語った。 前節、16年ぶりに実現したFC東京との東京ダービーを2-2のドローで終えた東京V。これでリーグ戦無敗を「5」に更新したものの、その4試合で勝ち点1の獲得にとどまっており、降格圏と2ポイント差の15位に位置。残留に向けては勝ち点3を取り切ることが求められるところだ。 そういった中、20日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われる明治安田J1リーグ第9節の川崎Fとのアウェイゲームでは、1ポイント差で16位に低迷する相手に今季リーグ戦2勝目を狙う。 18日、クラブハウスで行われた公式会見の場で城福監督は、自身とチームにとって2022年6月の天皇杯3回戦以来となる川崎Fとの対戦に向けた思いを語った。 リーグ戦ではここまで1勝と結果が出ていないものの、16日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ2回戦では鹿児島ユナイテッドFC相手に、17歳MF山本丈偉のプロデビュー戦ゴールと、今季初の公式戦でのクリーンシートを達成して1-0の勝利を収めた。 その試合では東京ダービーから先発11名を入れ替え、且つ今季公式戦初出場7名がスタメンに名を連ねる中での価値ある勝利となった。常日頃から「日本一のトレーニング」によって、J1のライバルとのスカッドの質、選手層の差を埋めたいと主張してきた指揮官にとって、試合内容は別として出場機会が少ない選手たちがしっかりと結果を残したことに手応えを感じている。 「もちろん我々は次に進むと、トーナメントなので、とにかく次のラウンドに進むということが大事であって、それに内容も伴えば、このチームが積み上げてきたものをしっかり示せれば、よかったですけど、内容については初めて公式戦のピッチに立つ選手もいたので、ちょっと前半は硬かったかなと思います。ただ、守備においてそんなに穴を空けることなく、みんながアラートな状況で戦ってくれた。我々らしく、ビルドアップができたかというと、そこは25分ぐらい過ぎるのを待たないといけなかったですけど、決定機もいくつか作った中で前半を1-0で終えられた」 「後半関しては、中2日の土曜日の試合と木曜日に移動もあるので、そこも強く意識しながらの交代だったので、我々ベンチもそうですけど、やっている選手もポジションであったり、立ち位置であったり、初めてやる組み合わせであったりをやりながら、アジャストしながら全員で失点ゼロを目指してやってきた。結果としてゼロで終えられたことは本当に良かったと思います」 「今シーズンはまだ公式戦で失点ゼロという試合がなく、もっと言えば練習試合でもなかなかなかったので、昨日のメンバーでしっかりとクリーンシートで終えられたというのはチームにとって自信になると思います」 さらに、鹿児島への遠征には帯同せず、東京に残って川崎F戦に向けて調整を進めている主力組に関しても、悔しい思いをした東京ダービーからのバウンスバックを図る中、ルヴァンカップでの勝利という結果に良い刺激を受け取りながら良い調整ができているようだ。 「残り組みの昨日の練習のクオリティも報告は聞いていましたし、非常にピリッとしたものだったという報告を受けています。今日は昨日の戦いをして、鹿児島から移動してきて、各々の体調というのは、かなり違う状況だったですが、それでも土曜日に向けて、前々日の我々のルーティーンのトレーニングをしっかりとみんながやってくれたという意味では、残り組の選手たちもそれは感じ取ってくれたと思います」 「なかなか寝られない。おそらく昨日の夜、ナイターなどで寝れなかった選手もいて、その後飛行機で移動してきた中で、土曜日の試合の準備を全員がやるというのは簡単なことではない。我々もケガをさせられないギリギリの中で、しっかり2日前の準備ができたということ。みんながそれに向けて協力し合ってやったということが、残った組の良い刺激になったと思います。何よりも昨日の試合をクリーンシートで終えたことをしっかりと映像で見て、彼らも受けとめてくれているなという雰囲気を感じました」 ルヴァンカップでの勝利を追い風に中2日で臨む今回の一戦は、城福監督、チームにとって2年前の現体制発足時からチームが積み上げたものを証明する意味でもひとつ重要な試合となる。 前述の天皇杯は城福体制の初陣となったレノファ山口FCでの3-0の勝利の直後に行われ、FW佐藤凌我(現アビスパ福岡)のゴールを守り抜き敵地の等々力で1-0の勝利を収めた印象深い試合だった。 城福監督は、「あのときとお互いにメンバーも状況も違う」としながらも、「J1でも戦えるかもしれないとみんなが実感できた試合」と振り返りつつ、「ある意味僕も楽しみ」と難敵相手に2年間の成長を示す一戦にしたい考えだ。 「フロンターレ相手にしっかりと勝てたというところは、チームの自信になったことは間違いないですし、守備の厳しさや連続性、あるいはハイラインでコンパクトにやるというようなことをやれば、自分たちはJ1でも戦えるのかもしれないと、ちょっとみんなが実感できた試合だったと思いますし、あの試合の価値というのはすごく大きかったと思います」 「もちろん我々は当時もそうですけど、今もプレーの中での技術と判断というのは、オン・ザ・ボールの選手もオフ・ザ・ボールの選手もまだまだ学んでいかなければいけないですが、あれ以降、我々が何を積み上げてきたのかをしっかりと等々力のスタジアムでしっかり示せるゲームができるといいなと思いますし、ある意味僕も楽しみです」 「互いにメンバーも状況も違う」といった部分で、現在の川崎Fの印象に関しては、ここまでチームとして苦しんではいるものの、そのクオリティは「相変わらず高いレベルを保っている」と警戒。個人としてもチームとしても自分たちの持てる全てを出す必要があると語った。 「もちろんチームは良い時もあれば、難しい時もある中で、やはりフロンターレはサッカーを変えない。だからこそ、ここ数年のフロンターレの躍進があったと思いますし、今は苦しんでますが、その中で彼らがブレさせないものと、チャレンジするものをしっかりと持っているな、という印象を受けています」 「プラスでケガ人が戻ってきたという情報もありますし、内容を見ても一方的にということではなく、得点のチャンスを作りながら、得点の匂いを醸し出しながらもなかなか点が取れないという状況だと思うので、得点が取れてないから我々が組みしやすいとは全く思っていないですし、フロンターレのクオリティというのは相変わらず高いレベルを保っているので、そこは最大限の警戒をしなければいけない」 「チームは生き物なので、いろんな移り変わりがある中でも、ここまで強いフロンターレを作り上げてきた鬼木監督ですし、何らかの変化、何らかの刺激を加えるんだろうなと思っているので、自分たちは個人の持っているもの、チームの持っているもの全てを出さないと難しい試合になると思っています。あの技術の高さとか、今は得点は取れてないですけど、決定的なパスを出す質とか、一振りの精度とかはやはりフロンターレなので、警戒するというか、我々の持っている攻守の全てを出さないといけないと、改めて映像を見て思っています」 その川崎F戦での勝利に向けて重要となる試合のクローズという部分に関しては、10人相手に追いつかれたFC東京戦後に選手間でも改めて話し合いが行われたが、指揮官はクローズの部分はもちろんのこと、1失点目の仕方を含めたゲームコントロールの改善を口にした。 「2-0というスコアの怖さは、サッカーをやっている人間であれば、大体聞いたことがあると思いますが、2-0のスコアが一番怖いというのをもう1回思い知らなければいけない」 「1失点目のところで、ちょっと緩みというか、甘さが出た。3点目をいつでも取れる状況という感じの中でのポジショニングとパスの選択。その後の対応というのがありました。ゲームの終わらせ方の前に、あの1失点というのがゲームの様相を変えたということを、みんなが強く学ばなければいけないですし、それは選手とも共有しました」 「最後相手が数的同数であろうが、不利であろうが、1点を追いかけられる状況になったら何が起こるかわからないのがサッカーで、その中で何も起こさせないのは、どこのエリアでサッカーをやるか。それはプレーを断ち切るのではなく、プレーをやりながらどこのエリアでやるかというところ。そこで我々の甘さが出たと思いますし、いろんな選手がそこには関わっているので、そのエリアで終わらせられなかったこと。それでも最後ロングフィードに対しての対応は全員が我々らしくやれれば、何ら問題はなかったです」 「後から見れば、林(尚輝)が足を滑らしていましたが、足を滑らしていなければと言ってもしょうがない話で、全員が自分たちの目指すものをしっかりとオフ・ザ・ボールでやっていれば、何も問題なかった。ところが、終わってみれば勝ち点1というところが、サッカーの怖さであり、J1の怖さなので、強く強く、ここは学ばないといけなかったです」 「そこは僕らもスタッフ間で何回も映像を見て、ここで彼らに何を伝えるべきだったかというのは論議しましたし、彼らだってそういうシーンは見たくないですけど、僕らはそれを直視して、今の我々でやれることが何か、このシチュエーションで我々がやれることが何があったかというのは確認しました。それを次に活かさないといけないなと思います」 2024.04.19 18:30 Fri

町田CB奈良坂巧が再び讃岐へ 「ピカラで共に熱く闘えるのを楽しみに」

カマタマーレ讃岐は19日、FC町田ゼルビアからDF奈良坂巧(21)の育成型期限付き移籍加入を発表した。加入期間は2025年1月31日まで、町田との公式戦は出場不可。背番号「99」をつける。 桐光学園高校出身の奈良坂は2021年に町田でプロ入り。讃岐にレンタル加入して、J3リーグ33試合に出場の2023シーズンを経て、今季から町田に復帰したが、ここまで出番なしだった。 讃岐再加入のセンターバックは移籍先の公式サイトで「お久しぶりです。奈良坂巧です」と挨拶の言葉とともに、意気込みを語った。 「勝利のために、全てを捧げて頑張ります。ファン、サポーターの皆様の声援は、カマタマーレ讃岐最大の財産だと個人的に思います。引き続き多大なるサポートお願いいたします。死ぬ気で一緒に闘いましょう。ピカラで共に熱く闘えるのを楽しみにしています」 一方の町田では「短い間でしたが、ありがとうございました」とし、讃岐での活躍を誓っている。 「素晴らしいチームメイトの皆様から、たくさんのことを学びました。勝てるチームの雰囲気、細部にこだわる姿勢。プロとしての大切なことを感じさせてもらいました。もっと強く・賢く・うまくなります。それを言葉ではなくプレーで表現するべく、讃岐で頑張ってきます。チームに関わる全ての人を心から応援しています。これからも奈良坂巧を宜しくお願いします」 2024.04.19 09:45 Fri

磐田の大卒ルーキーMF植村洋斗がプロA契約、第2節の川崎F戦でプロ初ゴール「自分の力を示し続けます」

ジュビロ磐田は18日は、MF植村洋斗とのプロA契約を締結したことを発表した。 植村は日大藤沢高校から早稲田大学へと進学。今シーズンから磐田に加入した。 特別指定選手時代の2023年にデビューしていると、今シーズンは開幕から出場。第2節の川崎フロンターレ戦ではプロ初ゴールを記録していた。 植村は3日に行われた明治安田J1リーグ第6節のアルビレックス新潟戦でプロA契約締結の450分の出場時間を達成していた。 植村はクラブを通じてコメントしている。 「これからもチームの為に自分の力を示し続けます。チームを勝たせられる存在になれるように成長していきます!応援よろしくお願いします!」 <span class="paragraph-title">【動画】植村洋斗のプロ初ゴールは鮮やかな左足一閃</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="gd9CHOoRhMY";var video_start = 31;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.18 23:10 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly