2年半ぶりに公式戦ゴールを決めたエメルソン、指揮官も称賛「彼には我慢を強いていたが…」

2021.03.18 14:25 Thu
Getty Images
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、アトレティコ・マドリー戦でゴールを挙げたDFエメルソンの態度を称賛している。

17日にチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16のアトレティコ戦2ndレグに臨んだチェルシー。中立地開催でアウェイ扱いとなった1stレグはFWオリヴィエ・ジルーのバイシクル弾で先勝していた中、ホームでの序盤戦は相手の素早いチェックの対応に迫られる展開に。
それでも少しずつプレスに慣れ、押し込む時間が続いていた中で迎えた34分、自陣でボールを奪いカウンターを発動。左サイドを疾走したFWティモ・ヴェルナーの折り返しをFWハキム・ツィエクが右足ダイレクトで押し込んで先制に成功する。

以降もアトレティコのプレスを巧みに回避しつつ、要所で決定機を作るチェルシーは2試合合計2点リードのまま終盤へ。そして、そんな試合を決定づけたのがエメルソンだ。

試合終了間際の93分から出場するとその1分後、相手のセットプレーの流れを断ちロングカウンターに転じると、同じく途中出場となったFWクリスチャン・プリシッチのラストパスをボックス左からダイレクトで叩いてゴールイン。これがエメルソンのファーストプレーで、公式戦のゴールは2018年9月に行われたEFLカップのリバプール戦以来のこと。
伏兵のゴールで合計スコア3-0としたチェルシーは7シーズンぶりのベスト8進出。トゥヘル監督は自身の選択によってなかなか出番が与えられなかったことを認めつつ、就任以降、努力を続けた同選手を褒め称えた。

「彼にとっても本当に嬉しい結果となった。私が来てから我慢が続いていただろうからね。あのポジションには3人のプレイヤーを抱えているが、システムに合わせて違う選手を選んでいる」

「新しいフォーメーションに慣れるまでの数日間、彼は信じられないような努力でトレーニングに励んでいる。彼は想像以上にクールな男だ。彼の態度に感謝して、報酬やプレータイムを与えることは絶対に必要なことだった」

トゥヘル監督はまた、先制ゴールを挙げたツィエクにも言及。アヤックスで培った経験を生かして欲しいとの狙いがあったようだ。

「彼はアヤックスで準決勝まで勝ち進んだという経験があった。それで彼を先発に選んだ。彼はノックアウトラウンドの雰囲気や、通過の仕方を知っている。彼はそれにふさわしい選手だ。今日はメイソン・マウントが欠場したので、メイソンの仕事ぶりや激しさをハキムに置き換えたいという思いがあった」
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