バルセロナの新会長はラポルタ氏に決定、11年ぶりに復帰

2021.03.08 10:15 Mon
Getty Images
バルセロナは7日、会長選の結果を発表。ジョアン・ラポルタ氏(58)が新会長に決定した。11年ぶりの復帰となる。直前に前会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏らクラブ幹部が逮捕されるという事態に見舞われたバルセロナ。予定通り、7日に会長選が実施された。
ラポルタ氏のほか、ビクトル・フォント氏、アントニ・フレイシャ氏が立候補した中で行われた会長選。ラポルタ氏は3万184票を集め、54.28%の支持率で当選することとなった。

なお、フォント氏は1万6679票で29.99%の支持率、フレイシャ氏は4769票で8.58%の支持率だった。なお、351票が空票、3628票が無効票だった。

選挙は6つの会場で行われた他、メールによる投票も行われたという。11万290人が選挙権を持っていたんかあで、50.42%の投票率だったという。なお、バルセロナによると、投票率の高さは史上2番目のだったとのことだ。

ラポルタ氏はバルセロナ出身で本業は弁護士。2003年にデイビッド・ベッカム(当時マンチェスター・ユナイテッド)の獲得を公約に掲げて見事に当選。ベッカムは獲得できなかったが、ロナウジーニョを獲得しチームは成功を果たした。その後、ラ・リーガの連覇やチャンピオンズリーグ優勝などチームは黄金期を迎えるが、2010年6月30日に退任していた。
2015年の会長選に立候補したラポルタ氏だったが、前会長のバルトメウ氏に敗れていた。

前述の通り、バルセロナでは汚職に絡む捜査が入っている状況。さらにコロナ禍によって、チームの財政問題なども抱えており、難しい局面での会長就任となった。

当面はクラブの財政を立て直すこと、そして何よりアルゼンチン代表FWリオネル・メッシをクラブに留まらせることが大きな仕事となりそうだ。

また、マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの獲得を掲げており、こちらの動きも注目が集まる。
関連ニュース

ブラジル帰還後に2季連続で前十字じん帯損傷…35歳パウリーニョが10カ月ぶり復帰

コリンチャンスの元ブラジル代表MFパウリーニョが10カ月ぶりに戦列復帰だ。ブラジル『グローボ』が伝えている。 コリンチャンスで2012年の南米制覇とクラブ世界一に貢献後、欧州はイングランド、トッテナムへ渡り、バルセロナではこの上なくアンタッチャブルな存在として活躍したパウリーニョ。 中国スーパーリーグの広州恒大(現:広州FC)時代はアジア王者に輝き、ブラジル代表では通算56試合13得点と2度のワールドカップ(W杯)出場。このように、誰もが歩むことは叶わぬ、素晴らしいキャリアを築いてきた。 そんなパウリーニョも35歳。2022年1月に古巣コリンチャンスへ復帰も、2022シーズン、2023シーズンと2年連続で5月に前十字じん帯を痛め、どちらもそのままシーズン終了という悲劇に見舞われている。 年齢に抗えなくなってきた感がどうしても否めないが、昨年5月に痛めたじん帯はなんとか治癒し、27日のトレーニングマッチで10カ月ぶりに実戦復帰。後半頭から45分間プレーしたという。 元々2023年12月までの契約でコリンチャンスに復帰したパウリーニョだったが、クラブは負傷中のチームリーダーを信じ、今季途中となる2024年6月まで契約を“仮”延長。あのパワフルなプレーを、もう一度と言わず何度でも見たい。 2024.03.29 13:10 Fri

若手のケガに苦い思いのバルセロナ、絶賛成長期の16歳ヤマル起用見直しへ

バルセロナがスペイン代表FWラミン・ヤマルの今後に細心の注意を払うつもりだ。スペイン『スポルト』が伝えた。 今シーズン、バルセロナのスタメンに定着した驚異の16歳ウインガー・ヤマル。スペイン代表でも地位を確立し始めており、先発した26日のブラジル代表戦ではチームの3得点全てに絡む活躍を見せた。 そんなヤマルは身体的にも大きな成長を遂げている模様。身長はこの1年で10cm伸びて180cmに到達し、ここ数カ月フィジカルトレーニングに励んだことから、筋肉量も7キロ増えたという。 スペイン代表MFペドリやスペイン代表MFガビといった主力級の若手たちがケガに苦しんでいる前例もあり、バルセロナやスペインサッカー連盟(RFEF)は、成長期にあるヤマルの起用に慎重になりたいと考えているとのこと。また、16歳の少年にのしかかる尋常でないほどの責任や、メディア露出によって溜まるストレスにもしっかりと対応していくつもりのようだ。 クラブレベルだけでも、今シーズンすでに公式戦39試合に出場しているヤマル。ここからはブラジル代表FWハフィーニャやスペイン代表FWフェラン・トーレスの出番が増えていくかもしれない。 2024.03.28 22:13 Thu

5選手がウルグアイ代表を早期離脱、アラウホは負傷リスク回避でバルセロナへ帰還

バルセロナのDFロナルド・アラウホらがウルグアイ代表から離脱した。 23日、バスク代表との親善試合を行い、1-1のドローで終えたウルグアイ代表。続いて26日にはコートジボワール代表との親善試合が控える。 ウルグアイサッカー協会(AUF)は24日、マルセロ・ビエルサ監督がコートジボワール戦での起用を考えていない5名の選手の代表離脱を発表。バスク戦でメンバー外だったアラウホの他、先発起用されたラツィオのMFマティアス・ベシーノ、オーランド・シティのFWファクンド・トーレス、ブラガのMFロドリゴ・サラサール、グラナダのDFブルーノ・メンデスが途中離脱となった。 スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、アラウホは太ももの過負荷のため、早期にバルセロナへ帰還する運びになったとのこと。大きな問題ではないというが、予防のためにクラブで回復させる決断に至った模様だ。 ウルグアイ代表のチームディレクターを務めるホルヘ・ジョルダーノ氏は、ウルグアイ『Carve Deportiva』でアラウホの状態に言及。トレーニングは問題なく行ったと明かしている。 「彼とは10日間を共にし、14回のトレーニングを行った。これは非常に重要だった」 「たとえ彼がフィットしていたとしても、リスクを負わないよう代表の試合には出場させないことにした。彼は頼りにできる選手だ」 バルセロナが次に臨むのは、代表ウィーク明けの30日に行われるラ・リーガ第30節ラス・パルマス戦。アラウホはひとまずこの試合の出場を目指すことになりそうだ。 2024.03.26 22:03 Tue

2025年夏のハーランド獲得をバルセロナが検討? 個人合意の過去も後押しか

マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(23)の獲得を、バルセロナが再び検討している。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 2022年夏にドルトムントからシティへ移籍し、加入初年度から3冠達成、個人ではプレミアリーグ得点王やチャンピオンズリーグ(CL)得点王を獲得と、驚異的な活躍を見せたハーランド。今シーズンもここまで公式戦出場34試合で29ゴールをマークしている。 そんな中、2025年夏のハーランド獲得を夢見ていると報じられたのがバルセロナ。『ムンド・デポルティボ』によると、現在改築中のカンプ・ノウの工事が終われば、収入増加により財政を改善できると踏んでいることから、ワールドクラスのスター確保に動きたい模様だ。 ジョアン・ラポルタ会長はハーランドの代理人を務めるラファエラ・ピメンタ氏との関係が良好で、2月末にはスポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏がピメンタ氏らと会談。さまざまな話題が飛び交う中、ハーランドに関する話し合いも行われたと考えられている。 また、シティは財務規定違反の問題が浮上しており、プレミアリーグ側の判決が保留されている状況。ジョゼップ・グアルディオラ監督とシティの契約も2025年6月までと、こういった複合的な要素がハーランドらの将来に大きく影響する可能性がある。 ハーランド獲得に向け多少の希望があるバルセロナだが、過去を見ればさらなる勝算も存在。以前もハーランドの獲得に動いていたバルセロナは、2021年夏、翌シーズンからの加入で個人合意に達していたという。 その後の2022年3月には、チャビ・エルナンデス監督が自らミュンヘンまで赴き、クラブのプロジェクトを説明。ハーランドもバルセロナ入りに興奮していたというが、財政面の理由から獲得を断念する運びとなった。 現在のハーランドの考えは定かではないが、少なくとも個人合意の目はありそうなバルセロナ。その他の問題を解決し、思惑通りに事を進めることができるだろうか。 2024.03.26 19:26 Tue

アトレティコやサウジのクラブから関心も…レヴァンドフスキにバルサ退団の意思なし

バルセロナのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(35)には、複数クラブからの関心があるようだ。 ドルトムントやバイエルンでは大エースとして君臨してきたレヴァンドフスキ。2022年夏にバルセロナへ加入してからもゴールを量産し続けると、加入1年目から公式戦46試合33得点8アシストの活躍でラ・リーガ優勝に貢献した。 今シーズンはややペースが落ちながらも、公式戦39試合20ゴール9アシストを記録。ただし、チャビ・エルナンデス監督が退任を発表したクラブが新体制に舵を切った場合、レヴァンドフスキの売却を選択肢に入れる可能性もある。 そんな中で、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、レヴァンドフスキには同じラ・リーガのアトレティコ・マドリーや、サウジアラビアのクラブからの関心があるとのことだ。 ただし、レヴァンドフスキ自身にはかねてから公言する通り、バルセロナを離れる意思はなし。2026年夏までの契約を全うするつもりであり、オファーはすべて拒否しているようだ。 バルセロナ側が今夏にどのような対応をとるかは不透明だが、よほどのことがない限り希代のストライカーは来季もラ・リーガでプレーすることになるだろう。 2024.03.26 17:20 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly