レーティング:バイエルン 4-2 ドルトムント《ブンデスリーガ》

2021.03.07 04:50 Sun
Getty Images
ブンデスリーガ第24節、バイエルンとドルトムントによるデア・クラシカーが6日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが4-2で逆転勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽バイエルン採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ノイアー 5.5
2失点共に難しい対応だった。以降はセーブ機会が少ない中、押し込んだチームの背後のスペースをきっちりケアした
DF
4 ジューレ 6.0
2失点目は中途半端な対応で自サイドを崩される。ただ、立ち上がり以降は攻撃でリズムを掴み、守備の局面でもきっちり立て直してきた

17 J・ボアテング 6.0
1失点目はハーランドに寄せ切れずも、立ち上がり以降はハーランドを粘り強く抑え込んだ。要所で局面を変える正確なフィードを供給。それだけに負傷交代は痛恨…

(→ハビ・マルティネス 5.5)
センターバックでスクランブル起用もティゲス相手に問題が生じることはなかった
27 アラバ 6.0
ボアテング同様に立ち上がり以降は攻守に安定感抜群のプレーを見せた。ハーランドへの的確な対応に加え、攻撃時は正確な散らしでキミッヒと共にビルドアップの起点に

19 アルフォンソ・デイビス 5.5
守備では序盤にロイスへの対応に苦慮も以降はスピードを生かした守備で貢献。ただ、攻撃面ではコマンの個人技が効いていたこともあり、見せ場はほぼなかった

MF
10 サネ 6.5
見事な仕掛けからレヴァンドフスキの1点目をアシスト。後半はやや相手の守備に苦戦も、試合を通した攻守両面での貢献度は高かった

(→リュカ -)

6 キミッヒ 6.0
立ち上がりは相手の配置、アグレッシブさに面食らったが、以降は中盤をきっちりとコントロール。的確な散らし、攻守の切り替えに加え、ミドルシュートの意識も高かった

25 ミュラー 5.5
前線からの守備で貢献も、肝心の攻撃では幾度からしい飛び出しを見せたが、最後のプレーの質やアイデアを欠いた

(→チュポ=モティング -)

18 ゴレツカ 7.0
普段に比べて決定機に絡む回数は少なかったが、最後の最後に大仕事。中盤のバランサー役としても機能した

29 コマン 6.5
鋭い仕掛けで同点ゴールに繋がるPKを奪取。ムニエとのマッチアップで優位に立ち攻め手となった

(→ニャブリ 5.5)
前節はドッペルパック達成も、今日の試合では相手の守備にうまく抑え込まれて存在感を発揮できず

FW
9 レヴァンドフスキ 7.0
デア・クラシカーで圧巻のドライアーパック達成。今季リーグ戦のゴール数を早くも31点に乗せた

監督
フリック 6.5
相手の出方が予想外だったか、試合の入りに失敗。それでも、最終的に2点差を付けて勝ち切る見事な勝負強さを見せた

▽ドルトムント採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
35 ヒッツ 5.5
屈辱の4失点も幾度か好守を見せるなど、個人としては及第点の出来

DF
23 ジャン 5.5
粘りの守備や局面を変える持ち出しなど古巣相手に奮闘。ただ、相手のクオリティに屈した

15 フンメルス 5.0
前半は立ち上がりに好フィードで決定機を演出。ただ、ライン設定に苦しみ最後は守備を締め切れず、厳しい敗戦に

5 ザガドゥ 5.5
中央を締めながら身体を張った守備を見せた。個人としてはまずまずの出来

(→モレイ 5.5)
献身的な守備を見せたが、チームは敗戦

MF
24 ムニエ 4.5
立ち上がりはロングボールのターゲットとして攻勢に一役買ったが、以降は強度の低さ、判断の悪さで守備面の穴となった

8 ダフード 5.0
立ち上がりは攻守に良い動きを見せたが、やや軽率に与えたPKが痛恨。後半は献身的に守備をこなすも、攻撃面ではなかなか起点となれず

11 ロイス 5.5
立ち上がりは相手守備をうまくかく乱。以降は守勢の中で守備の貢献を見せた

(→ヘイニエル 5.5)
押し込まれた状況の中で守備に奔走

10 T・アザール 6.0
2点目をアシスト。以降はカウンターの起点とはなれなかったが、守備では身体を張った

(→ブラント 5.5)
攻撃面では苦戦も求められた守備の役割はこなした

6 デラネイ 5.5
先制点の起点に。以降は中盤でスペースを埋めながら対人でもよく身体を張った

(→ベリンガム 5.5)
デラネイの役割を引き継いで強度の高い守備対応を見せた

14 N・シュルツ 5.0
2点目の起点となったが、バイエルン1点目の守備対応ではサネに翻弄された。守備の強度で物足りなかった

FW
9 ハーランド 6.5
圧巻のドッペルパックを達成。ただ、右足首を痛めたか、後半早い時間帯の交代に…

(→ティゲス 5.0)
守備はこなしたが、攻撃面では相手守備陣に格の違いを見せつけられた

監督
テルジッチ 5.5
サンチョら多くの負傷者を抱える中、最高の入りを見せたが、最後は王者に力負け

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
レヴァンドフスキ(バイエルン)
決勝点を決めたゴレツカも捨てがたいが、大一番でドライアーパックを達成する圧巻の勝負強さを発揮した大エースをMOMに選出。絶妙な動き出しで奪った1点目でチームに流れを引き寄せ、最後は見事な個人技でダメ押しの4点目を奪取した。

バイエルン 4-2 ドルトムント
【バイエルン】
レヴァンドフスキ(前26)
レヴァンドフスキ(前44[PK])
ゴレツカ(後43)
レヴァンドフスキ(後45)
【ドルトムント】
ハーランド(前2)
ハーランド(前9)

PR
関連ニュース

ノイアー引退決断なら1年早くバイエルンに帰還? 後継者候補ニューベルに特別条項存在か

シュツットガルトにレンタル移籍中のドイツ人GKアレクサンダー・ニューベル(27)は、条件付きで2025年夏のバイエルン復帰がありえるようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が報じた。 2020年夏にシャルケからバイエルンへ移籍し、偉大な先輩GKマヌエル・ノイアーの足跡を辿ったニューベル。その後モナコへの2年間のレンタル移籍で経験を積むと、今シーズンはドイツ国内のシュツットガルトへ移り、ブンデスリーガ3位と躍進するチームを最後尾から支えている。 バイエルンは先日、2025年6月までとなっていたニューベルとの契約を新たに4年延長。期間が2029年6月まで延びると同時に、シュツットガルトへのレンタル期間も2年追加される運びとなった。 しかし、ニューベル、バイエルン、シュツットガルトの3者の間には特別条項が存在するとのこと。現行契約が2025年6月となっているノイアーが、契約満了での引退を決意した場合、バイエルンは無償でニューベルを呼び戻す可能性があるという。 一方、現在38歳のノイアーがもう1年の現役続行を希望した場合、ニューベルは予定通り2026年6月までのレンタル契約を全う。その際はバイエルンとニューベルの契約が自動的に1年延長され、2030年6月までの契約にアップデートされる模様だ。 今シーズンここまでブンデスリーガで25試合に出場し、9度のクリーンシート達成と好成績を残しているニューベル。順当に行けば来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)も戦うはずで、シュツットガルトでのさらなる飛躍が期待されるが、ノイアーの後継者争いにはどのタイミングで身を投じることになるのだろうか。 2024.04.16 20:20 Tue

「脱帽するしかない」レバークーゼンの偉業をライバルのミュラーも絶賛「本当にセンセーショナル」

バイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、ブンデスリーガ優勝を果たしたレバークーゼンを称えた。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えている。 今シーズンのブンデスリーガは、シャビ・アロンソ監督に率いられたレバークーゼンが開幕から絶好調を維持すると、調子の上がらぬ2位バイエルンに大差をつけて首位を独走。14日に行われたブンデスリーガ第29節のブレーメン戦で5-0の大勝を飾ったチームは、いまだ無敗の状態でクラブ史上初のブンデスリーガ優勝を果たした。 これにより、バイエルンの連覇は「11」で途切れることに。絶対王者の座を退く形となったが、17日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)の事前会見に出席したミュラーは、元同僚でもあるシャビ・アロンソ監督の偉業を絶賛。そのうえで、来シーズンは挑戦者の立場となることを歓迎している。 「ブンデスリーガの優勝は決まった。僕たちの11年連続の優勝を経て、今年は本当にセンセーショナルな好パフォーマンスを見せたレバークーゼンがトロフィーを獲得したね」 「僕のかつてのチームメイトであるシャビ・アロンソのチームは、今シーズンここまで無敗だ。このパフォーマンスには脱帽するしかないよ。タイトル獲得を成し遂げたチームやクラブを祝福したい」 「これによって来シーズンは、僕たちがハンターになることを意味するだろう。それはこれまでと違った新しい状況、異なる状況であり、チームに新鮮な空気をもたらすだろうね」 2024.04.16 16:30 Tue

バイエルンとの契約は残り2年も…ニャブリは今夏の移籍を検討せず?

バイエルンのドイツ代表FWセルジュ・ニャブリ(28)は、他クラブへの移籍を望んでいないようだ。 ニャブリは2017年6月にバイエルンへ加入。初年度のホッフェンハイムへのレンタル移籍を経て翌年からバイエルンに復帰すると、以降は主力として公式戦通算235試合出場86ゴール52アシストの記録を残している。 これまで多くのタイトル獲得にも貢献してきた一方で、今シーズンは度重なる負傷に見舞われているニャブリ。現在もハムストリングを痛めて離脱中であり、シーズン中に復帰できるかは不透明な状況となっている。 そんなニャブリとバイエルンの契約は2026年までとなり、今夏には残り2年に。ドイツ『スカイ・スポーツ』によるとバイエルンはオファー次第で今夏の売却を検討する可能性があるものの、ニャブリ本人に退団の意思はないようだ。 ニャブリは現在のミュンヘンでの生活や年俸1500万ユーロ(約24億5000万円)以上を受け取る待遇に満足している模様。移籍するとしたら、欧州トップクラブが同様の条件を提示した場合に限るとのことだ。 ニャブリにはパリ・サンジェルマン(PSG)が今夏獲得に動く可能性もあると報じられているが、果たして。 2024.04.16 15:40 Tue

新指揮官探すバイエルン、2023年3月に解任のナーゲルスマン監督が最優先ターゲットか

バイエルンは新シーズンの指揮をドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督(36)に託したいようだ。 バイエルンは2月にトーマス・トゥヘル監督の今シーズン限りの退任を発表。後任の最有力候補はレバークーゼンをクラブ史上初のブンデスリーガ優勝に導いたシャビ・アロンソ監督だったが、指揮官は3月に残留を明言したことで、監督探しが白紙に戻っていた。 その後はブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督や、オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督の名前が取り沙汰されるも、具体的な進展はなし。バイエルンは4月中に新指揮官を決めたい意向を示していたことから、どのような動きを見せるかが注目されていた。 そんな中で、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、バイエルンはナーゲルスマン監督を最優先候補にすると決定したとのこと。すでに指揮官に対して、3~4年の長期契約を提示しているようだ。 ただし、ナーゲルスマン監督はまだ去就を決断していない模様。代表監督の契約は2024年7月までとなるも、ドイツサッカー協会(DFB)は契約延長を希望しており決断が注目される。 ナーゲルスマン監督は2021年夏にバイエルンの指揮官に5年契約で就任すると、初年度にブンデスリーガ優勝を達成。しかし、翌シーズンはブンデスリーガとチャンピオンズリーグ(CL)でタイトル獲得の可能性を残す状況でありながら、チーム内の不和などを理由に電撃解任されていた。 2024.04.16 11:15 Tue

公式戦4試合ぶり白星は「望んでいた結果」、バイエルンがCLアーセナル戦2ndレグに弾み

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督が久々の勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 ブンデスリーガ第27節のドルトムント戦、第28節のハイデンハイム戦で2連敗を喫し、12連覇が絶望的となったバイエルン。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのアーセナル戦を2-2のドローで終えた中、13日の第29節ケルン戦では、選手を6人入れ替えながら立て直しを図った。 前半はイングランド代表FWハリー・ケインのシュートなどで度々ゴールに迫ったバイエルンだったが、ポストにも嫌われ、ゴールレスでハーフタイムへ突入。後半に入るとフランス代表FWキングスレー・コマンが負傷するアクシデントもありながら、ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロのコントロールショットで均衡を破り、後半アディショナルタイムにはドイツ代表MFトーマス・ミュラーのゴールでダメ押しした。 公式戦4試合ぶりの白星を手にしたトゥヘル監督は、「望んでいた結果が得られた。これで水曜日に向けた準備ができる」とコメント。一方、CL準々決勝の狭間という難しさも口にした。 「素晴らしいチャンスをいくつか作ったが、良いチャンスもいくつか許してしまった。重要な2試合の間に最高のパフォーマンスを見せるのは簡単ではない」 また、トゥヘル監督はアーセナルをホームに迎える17日の2ndレグにも言及。選手たちにベストを求めると同時に、サポーターの後押しも望んでいる。 「水曜日は、非常に優れた守備のパフォーマンス、自信を持ってハイプレスをかける時間帯、良いポゼッションなど全ての要素が必要だ」 「完璧なパフォーマンス、少しの運、当日の良いコンディションが必要だし、ホームアドバンテージを決定的なものにするため、観客も必要としている」 2024.04.14 17:25 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly