【セリエA第26節プレビュー】月曜にインテルvsアタランタ、土曜にユーベvsラツィオ

2021.03.06 17:00 Sat
Getty Images
ミッドウィークに行われた前節、首位インテルがパルマに勝利した一方、2位ミランがウディネーゼに引き分けたため、両チームの勝ち点差は6に広がった。徐々にインテルがポイント差を付けている中、今節は月曜に4位アタランタとの上位対決に臨む。また、土曜には3位ユベントスと7位ラツィオのカードも組まれている。
PR
インテル(勝ち点59)は木曜に行われたパルマ戦では前半こそ苦戦したものの、後半にFWサンチェスの2ゴールが決まり、2-1と逃げ切った。リーグ戦6連勝とし、ミランとの勝ち点差を広げている中、今節は難敵アタランタとの対戦となるが、主力に欠場者のいない充実のインテルは7連勝となるか。
対するアタランタ(勝ち点49)は前節、最下位クロトーネ相手に前半こそ1-1で終えたが、終わってみれば5-1と圧勝した。アタランタもインテルに負けず劣らず好調でリーグ戦4連勝とした中、こちらもベストメンバーで首位インテルを止めにかかる。

続いて土曜に行われるユベントスvsラツィオ。ユベントス(勝ち点49)は前節、スペツィア相手に後半半ばまでゴールレスで終える苦しい展開を強いられたが、途中出場のMFベルナルデスキとFWモラタの活躍で終わってみれば3-0の勝利とした。ケガ人を多数抱える厳しい台所事情ではあるものの低調な試合が続く中、強豪ラツィオを下して火曜に行われるチャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦に向かえるか。

一方のラツィオ(勝ち点43)は火曜に行われる予定だったトリノ戦がコロナによって延期となり、万全の状態でユベントス戦に臨める状態。バイエルン戦惨敗の後、ボローニャにも完敗を喫したラツィオはここでバウンスバックとなるか。
ウディネーゼ相手に試合終了間際のPK弾で辛くも敗戦を免れたミラン(勝ち点53)は、8位ヴェローナ(勝ち点38)とのアウェイ戦に臨む。ウディネーゼ戦ではFWイブラヒモビッチを欠いたことがダイレクトに影響し、攻撃の形を作れなかったミラン。引き続き大黒柱を欠くが、前々節にはユベントスに引き分けた曲者ヴェローナを下してインテルにプレッシャーをかけることはできるか。

フィオレンティーナに競り勝った5位ローマ(勝ち点47)は、13位ジェノア(勝ち点27)とのホーム戦に臨む。フィオレンティーナ戦ではチームの心臓であるMFヴェレトゥが負傷したローマ。バックラインのケガ人が戻ってきたのは幸いだが、新たに中盤のファイターを失った中、元ローマのMFストロートマン所属のジェノアに勝利してCL圏内浮上となるか。

6位ナポリ(勝ち点44)は日曜にDF冨安の欠場が続く12位ボローニャ(勝ち点28)をホームに迎える。ナポリは前節、サッスオーロ相手にラストプレーのPK被弾で3-3の引き分けに持ち込まれてしまった。勝ち点2を取りこぼした中、ここは必勝としてCL権争いに留まりたい。

最後に前節ジェノヴァ・ダービーを引き分けた10位サンプドリア(勝ち点31)は、2連勝で残留圏内に浮上した17位カリアリ(勝ち点21)とのホーム戦に臨む。DF吉田は前節、先発を外れた中、ライバルのDFトネッリ弾でチームは引き分けに持ち込んだが、スタメン予想となっている。ライバルのアピールがあった中、調子を上げているカリアリを封じることはできるか。

◆セリエA第26節
▽3/6(土)
《23:00》
スペツィアvsベネヴェント
《26:00》
ウディネーゼvsサッスオーロ
《28:45》
ユベントスvsラツィオ

▽3/7(日)
《20:30》
ローマvsジェノア
《23:00》
ヴェローナvsミラン
フィオレンティーナvsパルマ
クロトーネvsトリノ
《26:00》
サンプドリアvsカリアリ
《28:45》
ナポリvsボローニャ

▽3/8(月)
《28:45》
インテルvsアタランタ


PR
関連ニュース

「メンタルが壊れてしまってね」ダンフリースが精神状態悪化を明かす「今も引きずってる感じ」

インテルのオランダ代表MFデンゼル・ダンフリース(28)。ここ数カ月の精神状態悪化を明かし、今夏退団噂の去就についても軽く触れた。 2021年夏にインテル加入のダンフリース。以後、22年夏、23年夏と1年おきに売却が噂されており、今季は自身初のスクデットも、序列を落として右ウイングバックの2番手となっている。 その一方、2025年夏までとなっている契約の延長については、水面下で協議が停滞していることが判明済み。昇給を求めるダンフリース側と、一定の額しか提示しないインテルという構図とされる。 試合終盤の一悶着で自身も退場となったスクデット・ゲーム、ミラン戦後、母国メディア『ZIggo』に序列低下や去就を問われたダンフリース。ここ数カ月、自らの精神状態があまり良くないと語る。 「最近途中出場が多い? 色んなことを書かれたし、アタランタ戦(2月29日)で痛めたハムストリングのせいだよ…って言いたいところだけど、実際は続きがある。少しばかりメンタルが壊れてしまってね。今日までそれを引きずっている感じだ」 「誰だって長くプレーしたいし、ピッチで重要な存在でいたい。この事実が拍車をかける形で、かなりの期間、イライラが治らなかったよ。救いはインザーギ(監督)がこれをいち早く理解してくれたことだろうか」 「僕はポジション的にもアップダウンが激しいから、100%の状態じゃなきゃ長くプレーするのは賢明ではない…と。僕にとって学びの期間だろうか。今も100%を取り戻すのに集中しているところだ」 一方で、去就については多くを語らず。ただ、基本的にはインテル残留が第一選択肢のようだ。 「まだスクデットを争っていたし、僕としてはユーロ2024も近い。そこまで本格的に話し合える状況じゃなかったと思う。結末はわからないけど、話し合いは順調に推移している。なるべく早いうちに再開すると期待しているよ」 2024.04.24 13:50 Wed

充実のスカッドで3季ぶり栄冠…インテルが新たに刺激を与えるべきポジションとは「…を呼び戻してはどうだろう?」

インテルの補強ポイントやいかに。『フットボール・イタリア』が伝えている。 3季ぶりスクデットのインテル。ジュゼッペ・マロッタCEOが用意した選手たちを、シモーネ・インザーギ監督らコーチ陣が上手く調理し、今季のインテルは国内敵なしと言ってもよいほど強い。“5試合を残して優勝”がその証か。 ご存知の方も多い通り、現インテルは[3-1-4-2]の各ポジションに最低2人ずつ実力者を揃える充実のスカッド。ただ、現状維持は停滞。来季の成功も見据えるなら、今夏の移籍市場を通じ、既存戦力に刺激と競争力を与えることが大事になる。 すでにナポリからポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)、ポルトからイラン代表FWメフディ・タレミ(31)…2選手のゼロ円獲得が確定事項として扱われるなか、インテルOBの元イタリア代表FWアルド・セレーナ氏は、今夏のさらなる改善ポイントをまず「2トップ」に見出す。 「マルコ・アルナウトビッチとアレクシス・サンチェスの2人は、アタッカーとしてのタイプ的にも、インザーギ(監督)の仕事を少し楽にさせた存在だったと思う。来季は欧州経験も豊富なタレミと契約するらしいね。まさに前進の一歩だ」 「しかし、攻撃面で現チームにはない解決策、選択肢をインザーギに与えるべきかとも思う。グズムンドソンだ。彼の卓越したドリブルは素晴らしい。それに、ヴァレンティン・カルボーニもモンツァから呼び戻してはどうだろう」 セレーナ氏が言及したアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)は、ジェノアで2トップの一角を任され、攻撃時はシャドー気味に自由なドリブルでチャンスメイク。インテルが獲得に興味を示していることが判明済みだ。 カルボーニはインテルから武者修行中の19歳で、先月アルゼンチン代表デビューも飾った新鋭。両ワイドに2列目中央、シャドー…あらゆるポジションをモンツァで経験中のアタッカーだ。 セレーナ氏は一方で「中盤」についても短く言及。カルチョ屈指の鉄人、元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンは、もう来季は現在のように稼働できないとの見立てを示している。 「ムヒタリアンの奮闘は見事だね。ただ、もう35歳で、ここから何年もインテルに残るわけではなかろうし、来季もどうだろう。その点、ジエリンスキとの契約で先手を打ったのは素晴らしい」 2024.04.24 13:00 Wed

カラブリアに2試合停止処分…ミラノ・ダービーで退場した3選手の処分決定

セリエA第33節のミランvsインテルで退場した3選手への処分が決定した。 22日に行われ、2-1でインテルの勝利に終わった同試合では元々のライバル関係に加え、結果次第で優勝が決まる一戦であったため試合終盤は荒れ模様の展開に。 その中でミランのDFダビデ・カラブリア、DFテオ・エルナンデス、インテルのMFデンゼル・ダンフリースの合計3選手に退場処分が科されていた。 イタリアのスポーツ裁判所は23日、その3選手に対する処分を発表した。 93分にピッチ内で小競り合いを起こし、喧嘩両成敗の形でいずれもレッドカードを掲示されたテオ・エルナンデスとダンフリースに関しては、1試合の出場停止処分と、罰金1万ユーロ(約165万円)を科した。 また、95分にインテルMFダビデ・フラッテージの顔面にパンチを見舞い退場処分となったカラブリアには、2試合の出場停止処分が科されることになった。 その他、インテル戦で今季5枚目のイエローカードを受けたDFフィカヨ・トモリも累積警告で次節のユベントス戦を欠場することとなった。 2024.04.23 23:00 Tue

インテルで初のスクデット獲得!インザーギはクラブの歴代トロフィー獲得数でモウリーニョ超え達成

セリエAを制したインテルのシモーネ・インザーギ監督は、クラブ史上もっとも成功した指揮官に近づいているようだ。 インテルは22日に行われたセリエA第33節でミランと対戦。勝てば3シーズンぶりのスクデット獲得が実現する状況下で迎えた“ミラノ・ダービー”は、DFフランチェスコ・アチェルビ、FWマルクス・テュラムのゴールで2点をリードすると、宿敵の反撃を1失点に抑え2-1で勝利した。 これにより、インテルの3シーズンぶり20回目のセリエ優勝が決定。インザーギ監督にとっては、これが指導者キャリア初のスクデット獲得となった。 すでにインテルでコッパ・イタリアを2度、スーペルコッパを3度制しているインザーギ監督にとって、これがクラブで6つ目のタイトルに。イタリア『スカイ・スポーツ』によると今回の優勝でジョゼ・モウリーニョ監督のインテルでの総優勝回数(5回)を抜き、クラブ歴代3位のトロフィー獲得数になったとのことだ。 なお、クラブの歴代優勝回数1位は1960年代に指揮をとっていたエレニオ・エレーラ氏と、ロベルト・マンチーニ監督(現サウジアラビア)が7回で並ぶ形に。仮にインザーギ監督が今後もインテルで指揮を取り続けるのであれば、記録更新も十分期待できるだろう。 2024.04.23 14:15 Tue

「泣きたい気分」 ラウタロが主将として初のスクデットで喜びもひとしお! 「本当に大きな意味がある」

今季のセリエAを3季ぶり20回目の優勝で飾ったインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが歓喜した。 首位インテルは22日の第33節で2位ミランとのミラノ・ダービー。フランチェスコ・アチェルビとマルクス・テュラムのゴールで優勢に進めると、相手の反撃をフィカヨ・トモリの1ゴールにとどめ、2-1で勝利した。 後半アディショナルタイムには自軍のデンゼル・ダンフリースをはじめ、相手もテオ・エルナンデスとダビデ・カラブリアがそれぞれレッドカードと大荒れ模様だったが、見事に宿敵の前で歓喜の瞬間を迎えている。 インテルでは2度目だが、今季から任されるキャプテンとして初のスクデット獲得になるラウタロは『DAZN』で喜びの思いを語った。 「泣きたい気分だね。一生懸命に頑張り、すごく苦しんだし、この喜ぶにふさわしいのだから。アルゼンチンにいる家族、子供たち、チームメイト、そしてファンのみんなに捧げるよ」 「フットボールでは勝ちも負けもあるし、二重の喜びを感じる。今までにない状況で、チームメイトにロッソネリのスタジアムで優勝できるこの機会を最大限に生かさないとと言った」 また、「本当に大きな意味がある。この偉大なクラブで素晴らしいチームメイトたちとともにタイトルに導けたのがすべてだからね。ファンや家族、監督、スタッフ、僕らの側で働く人々のためなんだ」と誇った。 そんなラウタロは長らく新契約の動向が注目されるが、「クラブと合意する必要があるし、願っているよ。今はこのスクデットを楽しみたい。日本でのプレシーズンから懸命に取り組み、歴史を作ったんだ」と語った。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】ミランvsインテル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="zNK0Nu7ceqg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.23 11:20 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly