劇的ゴールで勝利のローマ、フォンセカ監督は白星に安堵「タフだったが勝利に値する試合」

2021.03.04 13:44 Thu
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ローマのパウロ・フォンセカ監督が、リーグ戦での重要な勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。
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ローマは3日に行われたセリエA第25節で、フィオレンティーナと対戦。前節ミランに敗れトップ4から陥落したローマだが、この日は後半先制に成功。一度は追い付かれたものの、88分にMFアマドゥ・ディアワラが決勝弾を記録し、2-1のスコアで勝利した。この結果、3試合ぶりの勝利を挙げたローマは5位のまま順位は変わらなかったものの、トップ4争いに踏みとどまることには成功している。
試合後のインタビューに応じたフォンセカ監督は、前節の敗戦から立ち直ったチームを称賛。そのうえで、現在抱えている課題についても語っている。

「今日は本当にタフな内容だったが、勝利に値する試合だったと思う。チャンスを作り出せており、守備もソリッドだった。ここでの勝利は、我々にとって本当に重要なものだったと感じている」

「これで物事が全て楽になったとは言い難いが、間違いなく重要ではあった。勝てなかった後、改善するために何をすべきかに気づくことが大切だったのだ。チームは正しい姿勢を見せ、勝利が必要な試合で勝つことができた」
「我々が強豪相手に勝てていないのは事実だ。相手がチャンスを作っているというより、自分たちがミスをしているシーンがよく見られる。ライバルとの試合であっても良いことはたくさんあったが、いつも何かしらの点で不足していた。最高の相手と対戦したときには、チームは改善する必要がある」

また、フォンセカ監督は勝利の立役者であるディアワラについてコメント。負傷から復帰した選手の活躍を喜んでいる。

「彼は長期間欠場していたが、復帰後は良いプレーを見せているね。今日は、ゴール以外でも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた。私は自由に起用できる選手の選択肢を得られて、とても嬉しいよ」


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