真価を発揮し始めたペペ称賛のアーセナルOB「シーズン序盤はなかった自信を持っている」

2021.03.03 13:43 Wed
Getty Images
アーセナルのレジェンドであるイアン・ライト氏が、古巣に所属するコートジボワール代表FWニコラ・ペペを称賛した。イギリス『ミラー』が伝えている。
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ペペは2019年夏に、クラブ史上最高額となる7200万ポンド(現レートで約107億円)の移籍金でリールから加入。リール時代には公式戦79試合出場37ゴール17アシストを記録しており、エース級の活躍が期待されていた。
しかし、昨季はプレミアリーグやチームへのフィットに苦しみ、公式戦42試合8ゴール10アシストの成績に留まっている。今季もなかなか出場時間は増えず、第9節のリーズ・ユナイテッド戦では頭突きによって退場処分を受けるなど、苦しい時間が続いていた。

このままミケル・アルテタ監督の構想から外れる可能性も囁かれていたが、第20節サウサンプトン戦で先発出場を果たしたペペは1ゴールを記録。そこから順調に出場時間が増加していき、2月28日に行われた第26節レスター・シティ戦でも、チームを勝利に導く貴重なゴールをマークしている。

オーストラリア『Optus Sport』に出演したライト氏は、こうしたペペの活躍を称賛。今のコートジボワール代表ウィンガーは、これまで見られなかった自信を手にしていると語った。
「(リーズ戦で)レッドカードを受けてから、(ニコラ・)ペペはより一層努力している。監督が『ボールを握って、やるべきことをやれ』と言ったのだと思うね。そして彼はそれを受け止め努力しており、ボールを手にした時はより積極的だ」

「彼はシーズンの初めには見られなかった、ある程度の自信を持っているようだ。ペペの移籍金については、彼自身に何も関係がない。監督が起用したい方法で使えばいいんだ。彼とセドリック(・ソアレス)の相性は本当によく、上手くサポートできていると思う」

また、ペペについては加入以来否定的な態度を取り続けてきたクラブレジェンドのトニー・アダムス氏も、同選手の最近の活躍を称えている。

「私はペペに対して批判的だった。7200万ポンドもの金額を支払うほど、彼が必要だとクラブが思う理由が分からなかったんだ。我々には(ブカヨ・)サカを筆頭に、良い選手が所属していたのにね」

「彼が私の批判を終わらせてくれると願っているよ。良いパフォーマンスを披露しており、それは少しの閃きをもたらすのに必要なことだ。ヨーロッパリーグ(EL)に残ればそれだけプレー時間は増え、自信をつけていくだろう。そうすれば来シーズン、彼は我々にとって特別な選手になれるかもしれない」

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