90分間均衡保たれたチェルシーとユナイテッドの上位対決はゴールレス決着《プレミアリーグ》
2021.03.01 03:28 Mon
プレミアリーグ第26節、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが2月28日にスタンフォード・ブリッジで行われ、0-0のドローに終わった。
現在、5位のチェルシー(勝ち点43)は前節、サウサンプトン相手に主導権を握りながらも崩しの精度を欠いて1-1のドロー。プレミアリーグでの連勝が「4」でストップした。それでも、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリー戦ではアウェイゴールを奪って1-0の先勝を飾った。
この勝利によってトゥヘル新体制移行後、公式戦8試合無敗(6勝2分け)を維持する好調なチームは、難敵ユナイテッドをホームで迎え撃った一戦でアトレティコ戦から先発3人を変更。マルコス・アロンソ、ジョルジーニョ、ヴェルナーに代わってチルウェル、カンテ、ツィエクを起用した。
一方、首位のマンチェスター・シティと10ポイント差で2位に付けるユナイテッド(勝ち点49)は、エバートン、WBA相手に2戦連続ドローと嫌な流れに陥っていたが、前節のニューカッスル戦では3-1の快勝。また、ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)ではレアル・ソシエダ相手に0-0のドローに終わるも、4-0で圧勝した1stレグのアドバンテージを生かして順当にベスト16進出を決めた。
今季12戦無敗(8勝4分け)と得意とするアウェイゲームで勝ち点3奪取を狙ったこの一戦では、前節のニューカッスル戦から先発2人を変更。マティッチに代えて負傷明けのマクトミネイ、マルシャルに代えてグリーンウッドを最前線に置いた。
そういった流れの中、14分にはユナイテッドがボックス手前で得たFKの場面でキッカーのラッシュフォードが得意のブレ球のシュートを枠に飛ばすが、ここはGKメンディが冷静にはじき出す。直後の15分にはチェルシーのツィエクがミドルシュートを枠に飛ばすが、こちらもGKデ・ヘアの守備範囲。
枠内シュートを1本ずつ打ち合ったが、以降は互いの連動した守備を上回るような攻撃を見せることができず、引き続き睨み合いの展開に。ユナイテッドはマグワイア、チェルシーはリュディガーと最後尾の選手が局面を変える持ち上がりなどで相手のプレッシャーラインを越えていくが、アタッキングサードの攻略には至らない。36分にはハドソン=オドイの右クロスからゴール前のジルーに決定機が訪れるが、得意のダイビングヘッドは枠の左に外れた。
前半終盤にかけてはアウェイチームが押し込むところまで持っていったが、チェルシーの堅守をこじ開けることはできず。結局、前半は0-0のスコアで終了した。
迎えた後半、先に動きを見せたのはホームチーム。筋肉系のトラブルか、ハドソン=オドイを下げてハーフタイム明けにリース・ジェームズを投入した。ただ、後半に入って相手のプレスをいなし始めたチェルシーは48分、マウントとのパス交換で左サイド深くに侵攻したチルウェルが精度の高い折り返しを入れると、ニアのジルーはわずかに間に合わなかったが、後方からフリーで走り込んだツィエクが左足のダイレクトシュート。GKデ・ヘアがファインセーブではじき出したボールをリース・ジェームズが蹴り込みに行くが、今度はDFのブロックに阻まれた。
一方、後半立ち上がりは圧倒的にボールを握られて守勢に回ったユナイテッドだが、61分に後半最初の決定機を作り出す。ボックス付近での細かい繋ぎからショーが抜群の飛び出しを見せてボックス左から鋭いグラウンダーのクロスを供給。ファーに流れたボールをワン=ビサカがマイナスに落とすと、マクトミネイが右足のダイレクトシュート。ゴール前の密集を抜けたボールがゴールに向かうが、ここはGKメンディの好守に阻まれた。
後半も半ばを過ぎると、前半同様の拮抗した展開となる。ホームで勝ち切りたいチェルシーは66分にジルーを下げてプリシッチ、78分にはツィエクに代えてヴェルナーをピッチに送り出す。対するユナイテッドは79分、グリーンウッドに代えてマルシャルを最前線に入れた。
試合終盤にかけては共に勝ち点3がほしい一方、負けたくない気持ちも入り混じる難しいバランスを保ちながらの攻防となる。90分にはユナイテッドが相手のセットプレーを撥ね返して人数をかけたロングカウンターを仕掛けたが、右サイドを持ち上がったマクトミネイからのラストパスが相手守備に引っかけられてしまい、劇的な先制点奪取とはならず。
そして、最後まで均衡が保たれたまま試合は0-0でタイムアップを迎え、チェルシーはトゥヘル体制の無敗、ユナイテッドは今季アウェイゲーム無敗を継続したが、結果的には痛み分けとなった。
現在、5位のチェルシー(勝ち点43)は前節、サウサンプトン相手に主導権を握りながらも崩しの精度を欠いて1-1のドロー。プレミアリーグでの連勝が「4」でストップした。それでも、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリー戦ではアウェイゴールを奪って1-0の先勝を飾った。
一方、首位のマンチェスター・シティと10ポイント差で2位に付けるユナイテッド(勝ち点49)は、エバートン、WBA相手に2戦連続ドローと嫌な流れに陥っていたが、前節のニューカッスル戦では3-1の快勝。また、ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)ではレアル・ソシエダ相手に0-0のドローに終わるも、4-0で圧勝した1stレグのアドバンテージを生かして順当にベスト16進出を決めた。
今季12戦無敗(8勝4分け)と得意とするアウェイゲームで勝ち点3奪取を狙ったこの一戦では、前節のニューカッスル戦から先発2人を変更。マティッチに代えて負傷明けのマクトミネイ、マルシャルに代えてグリーンウッドを最前線に置いた。
試合は立ち上がりから激しくプレッシャーを掛け合うハイインテンシティの攻防となる。互いに相手の狙いを持ったプレスをかいくぐれず中盤でのボールの奪い合いが続くも、コバチッチ、ブルーノ・フェルナンデスらプレス回避に長けた中盤の選手が要所で局面を打開し、相手陣内深い位置まで運ぶ場面も作り出す。
そういった流れの中、14分にはユナイテッドがボックス手前で得たFKの場面でキッカーのラッシュフォードが得意のブレ球のシュートを枠に飛ばすが、ここはGKメンディが冷静にはじき出す。直後の15分にはチェルシーのツィエクがミドルシュートを枠に飛ばすが、こちらもGKデ・ヘアの守備範囲。
枠内シュートを1本ずつ打ち合ったが、以降は互いの連動した守備を上回るような攻撃を見せることができず、引き続き睨み合いの展開に。ユナイテッドはマグワイア、チェルシーはリュディガーと最後尾の選手が局面を変える持ち上がりなどで相手のプレッシャーラインを越えていくが、アタッキングサードの攻略には至らない。36分にはハドソン=オドイの右クロスからゴール前のジルーに決定機が訪れるが、得意のダイビングヘッドは枠の左に外れた。
前半終盤にかけてはアウェイチームが押し込むところまで持っていったが、チェルシーの堅守をこじ開けることはできず。結局、前半は0-0のスコアで終了した。
迎えた後半、先に動きを見せたのはホームチーム。筋肉系のトラブルか、ハドソン=オドイを下げてハーフタイム明けにリース・ジェームズを投入した。ただ、後半に入って相手のプレスをいなし始めたチェルシーは48分、マウントとのパス交換で左サイド深くに侵攻したチルウェルが精度の高い折り返しを入れると、ニアのジルーはわずかに間に合わなかったが、後方からフリーで走り込んだツィエクが左足のダイレクトシュート。GKデ・ヘアがファインセーブではじき出したボールをリース・ジェームズが蹴り込みに行くが、今度はDFのブロックに阻まれた。
一方、後半立ち上がりは圧倒的にボールを握られて守勢に回ったユナイテッドだが、61分に後半最初の決定機を作り出す。ボックス付近での細かい繋ぎからショーが抜群の飛び出しを見せてボックス左から鋭いグラウンダーのクロスを供給。ファーに流れたボールをワン=ビサカがマイナスに落とすと、マクトミネイが右足のダイレクトシュート。ゴール前の密集を抜けたボールがゴールに向かうが、ここはGKメンディの好守に阻まれた。
後半も半ばを過ぎると、前半同様の拮抗した展開となる。ホームで勝ち切りたいチェルシーは66分にジルーを下げてプリシッチ、78分にはツィエクに代えてヴェルナーをピッチに送り出す。対するユナイテッドは79分、グリーンウッドに代えてマルシャルを最前線に入れた。
試合終盤にかけては共に勝ち点3がほしい一方、負けたくない気持ちも入り混じる難しいバランスを保ちながらの攻防となる。90分にはユナイテッドが相手のセットプレーを撥ね返して人数をかけたロングカウンターを仕掛けたが、右サイドを持ち上がったマクトミネイからのラストパスが相手守備に引っかけられてしまい、劇的な先制点奪取とはならず。
そして、最後まで均衡が保たれたまま試合は0-0でタイムアップを迎え、チェルシーはトゥヘル体制の無敗、ユナイテッドは今季アウェイゲーム無敗を継続したが、結果的には痛み分けとなった。
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