采配的中の新生・清水が10分間で3ゴール! 鹿島に先制許すも新助っ人FWチアゴ・サンタナの初弾などで逆転勝利【明治安田J1第1節】

2021.02.27 16:57 Sat
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27日、2021明治安田生命J1リーグ開幕節の鹿島アントラーズvs清水エスパルスが県立カシマサッカースタジアムで行われ、1-3で清水が勝利を収めた。

昨シーズンから率いるアントニオ・カルロス・ザーゴ監督が率いる継続路線の鹿島と、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督を新たに迎え、多くの選手を獲得した清水の一戦となった。
クラブ創設30周年を迎えるホームの鹿島は、新加入のブラジル人2人がチームに合流できておらず。開幕戦のスタメンにはGKに沖悠哉、最終ラインは右からDF小泉慶、DF犬飼智也、DF町田浩樹、DF永戸勝也が並ぶ。中盤にはボランチにMF三竿健斗とMF永木亮太、右サイドにMFファン・アラーノ、左にMF土居聖真が入り、2トップにFW上田綺世、FWエヴェラウドが並んだ。

対する清水は、スタメンのうち7名が新加入選手となり、心機一転のスタートに。GKは日本代表の権田修一、最終ラインは右からDF原輝綺、DFヴァウド、DF木義宜、DF片山瑛一が並ぶ。ボランチにはMF中村慶太、MF竹内涼が入り、右にMF中山克広、左にFWカルリーニョス・ジュニオを起用。下がり気味のFWにディサロ燦シルヴァーノ、トップにFWチアゴ・サンタナが入った。

立ち上がりからペースを握ったのは鹿島。しっかりとパスをつなぎ、清水陣内へと攻め込む。
清水はロティーナ監督のスタイルである後方からのビルドアップでパスを繋ぐが、鹿島は前線からのプレスを掛けて上手くボールを繋がせない。

清水は24分、再三右サイドを仕掛けていた中山からのクロスを、ニアサイドでチアゴ・サンタナが合わせるが、これはオフサイドの判定となった。

30分にファン・アラーノがボックス手前からクロス。これに対してエヴェラウドがボックス内でヘッド。鋭いシュートが飛ぶがGK権田が素晴らしい反応でセーブ。こぼれ球を土居がボックス内でシュートするが、鈴木が詰めるとこれは左ポストを叩いて得点とはならない。

さらにその流れから繋ぐと、三竿がミドルシュート。DFがブロックすると、最後は犬飼が右足を振り抜くも、シュートはわずかに枠の左に外れる。

ゴールレスで終えた前半。後半に入ってからもペースは鹿島が握る。すると54分、左サイドからのグラウンダーのクロスをヴァウドがクリア。しかし、これが小さくなると、ボックス内で土居がシュート。しかし、これはクロスバーに直撃し、またしてもゴールとはならない。

62分には鹿島がチャンス。永木が縦パスを奪い取ると、そのまま中央へパス。バイタルエリアでパスを受けた上田がミドルシュートを放つが、GK権田がしっかりとキャッチする。

清水は下がったポジションでプレーを続けていたディサロに代えて後藤優介を投入。さらに中村に代えて河井陽介を投入して流れを変えに行く。

それでも先制したのは、ペースを握っていた鹿島だった。70分、左CKからのクロスをエヴェラウドがヘッド。これがクロスバーにあたり跳ね返ると、最後は途中出場の荒木がダイレクトボレーで蹴り込み、鹿島が先制に成功する。

先制に成功した鹿島だったが、清水がすぐに追いつく。78分、左サイドに抜け出た河井が左サイドからマイナスのクロス。これを中山がシュートもミートせず。それでも、ボックス内でチアゴ・サンタナがキープすると、振り向きざまにシュート。これが決まり、清水が同点に追いつく。

追いつかれた鹿島は永木を下げて古巣対決となる白崎凌兵を投入しゴールを目指す。しかし、スコアを動かしたのは清水だった。

83分、ボックス右でボールを持ったカルリーニョス・ジュニオがクロス。これに対しニアでチアゴ・サンタナがマークを引っ張ると、その後ろにお飛び込んだ後藤がダイビングヘッド。これが決まり、清水が逆転に成功する。

逆転を許した鹿島は87分に自陣のCKのタイミングで3枚替え。永戸、小泉、土居を下げ、松村優太、広瀬陸斗、遠藤康を投入する。しかし、このCKで失点を喫する。

右CKから河井がクロス。これに対してニアに飛び込んだ原がヒールでコースを変えようとするも空振り。しかし、上田に当たってコースが変わると、そのままゴールに決まり、清水がリードを2点に広げる。

その後も鹿島がゴールを目指すが、清水が守りきり試合終了。鹿島がペースを握った試合は、清水が10分間で3ゴールを奪い1-3で逆転勝利を収めた。

鹿島アントラーズ 1-3 清水エスパルス
【鹿島】
荒木遼太郎(後30)
【清水】
チアゴ・サンタナ(後33)
後藤優介(後38)
オウンゴール(後43)
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浦和がスタグルや商品に関する「紅麹原料」の使用について声明「いずれの取扱商品にも使用されていない」…ファンは対応を称賛「安心したので全部食べます!」「非常にありがたい」

浦和レッズは28日、「ホームゲーム飲食売店等の取扱商品について」として声明を発表した。 浦和は、浦和レッズ、三菱重工浦和レッズレディースのホームゲーム会場にて販売している各種飲食メニューについて調査をしたとのこと。使用者に死者が出るなどして報道されており、関係省庁も使用中止を喚起している小林製薬株式会社製造の「紅麹原料」の使用有無を調べたという。 クラブによれば、いずれも使用はされていないとのこと。過去の製品にも使用はされていなかったが、別物である「ベニコウジ色素」が使用されていたものはあったという。 「浦和レッズおよび浦和レッズレディースのホームゲーム会場にて販売しております、各種飲食メニューについて弊クラブ内で調査いたしました結果、今般関係省庁等より使用中止を含む注意喚起がなされております小林製薬株式会社製造の「紅麹原料」は、いずれの取扱商品にも使用されていないことが確認されました」 「また過去の取扱商品も含めまして、ホームゲーム飲食売店、スタジアムファンショップ、オンラインショップ、およびオフィシャルショップ「RED VOLTAGE」の一部取扱商品には「ベニコウジ色素」が使用されておりますが、こちらは食品衛生法に定められた食品添加物公定書規格に適合した食品添加物着色料であり、今般の健康被害を招いたとされる「紅麹原料」とは異なるものであることを製造メーカーに確認済みです」 「なお、「ベニコウジ色素」を含む飲食物にご不安をお感じになられる方にも安心してスタジアムでの時間をお過ごしいただけますよう、今週末3月30日(土)に埼玉スタジアムにて開催されるアビスパ福岡戦より、「ベニコウジ色素」を含む商品につきましては店頭表示等にて分かりやすくお伝えする等の対応を行ってまいります」 この声明にファンは「安心したので全部食べます!」、「素晴らしく素早い対応」、「危機管理」、「このようなステイトメントは非常にありがたい」、「こういうリリースは大事」、「素晴らしい取り組み」と、浦和の対応の早さが称賛されている。 2024.03.28 21:22 Thu

恩師率いる京都相手にJ1デビュー目指す東京Vの永井颯太、少なくない課題自覚も「チームを勝たせられる選手に」

東京ヴェルディのMF永井颯太が、J1デビューに向けて一歩ずつ着実に歩みを進めている。 永井は2022年に流通経済大学から当時J3リーグのいわきFCに加入し、プロキャリアをスタート。昨シーズンはJ2リーグに昇格したいわきでジョーカー役として存在感を示すと、今シーズンからJ1リーグに昇格した東京Vに完全移籍した。 その新天地ではいわき時代にも課題とされたプレー強度、守備の部分で成長途上ということもあり、開幕4試合はいずれもベンチ外。J1デビューはお預けとなっている。 それでも、「ちょっとずつ身体も動くようになっている」と、ここ最近のトレーニングや練習試合では最大の持ち味であるドリブルや、個での局面打開という攻撃面で良いアピールを見せている。 「日々の練習で成長を感じている」と手応えや充実を語る永井だが、自身の現状についてはウイークだけでなく、ストロングの部分でも改善の必要性を感じているという。 「(プレー強度は)まだ足りないというのが自分の中ではあるので、90分持つ、持たないではなく、そのノルマのレベルを短い時間でも達成できるようなプレーヤーになりたいです」 「スタメン組とか、試合に出ている選手と比べると、守備の面で足りないですし、自分は攻撃の選手として最後のシュートやアシスト、その最後のクオリティがまだ足りないかなと感じています」 攻撃面ではサイドでの仕掛けなど得意なプレーに関して十分に通用するという自信を得ている一方、チームで求められるユニットでの崩しや中央でのプレーを改善点に挙げる。 「ヴェルディに来てからはユニットで崩すという部分で、周りの選手を見てもとても上手い選手が多いので、自分の個人での仕掛けだけではなくて、そういう周りを使ったプレーをもっと磨いていきたいです」 「カットインとか縦の一瞬とかは得意ですけど、そこからのクロスだったり、どう崩していくか。結局はゴールを取らないといけないポジションなので、そこの部分を突き詰めていきたい。また、最近はサイドのプレーだけではなく、中でのプレーを磨いてプレーの幅を増やしてほしいとも言われています」 J1デビューに向けて現状を冷静に分析する24歳だが、満田誠(サンフレッチェ広島)、安居海渡(浦和レッズ)、佐々木旭(川崎フロンターレ)ら12名がJリーグに加入した流経大の同期、今季いわきからJ1にステップアップした元チームメイトの存在もあり、自身も早く同じ舞台で戦いたいと野心に燃える。 とりわけ、流経大といわきの同期だった家泉怜依(北海道コンサドーレ札幌)の存在や、直近のアルビレックス新潟戦後に交流した宮本英治、遠藤凌らいわきの元同僚から刺激を受けているという。 「同期はやっぱり今、試合に絡んでる選手が多い中で自分は絡めていないので、早くみんなに追いつけるようにしたいです。いわきのときから一緒のコンサドーレの家泉選手との対戦は非常に楽しみですね。お互い試合にまだ絡めていないので、やるときには絡めていたらなと思います」 「(宮本、遠藤と)少し話をしましたが、J1のレベルの高さを感じていて余裕はないというか、苦戦している部分もあると言っていました。そういう意味で自分なんかはもっとやらないといけないですし、他の選手を刺激にしながら成長していきたい。J1は対戦相手を見てもレベルが格段と上がっているので、その中で自分がどれだけできるかだったり、活躍したいという気持ちはより強くなっています」 そういった中、29日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第5節の京都サンガF.C.戦は、ここまで開幕全試合で先発出場していたMF山田楓喜、FW木村勇大が保有元との対戦で契約によって起用できず。前線の控え選手にとっては大きなチャンスとなる。 さらに、永井にとっては佐藤響、宮本優太の大学の同期2人に加え、大学時代に指導を受け、「恩師」と語る曺貴裁監督との対戦となり、この一戦に対するモチベーションは非常に高い。 「大学時3年生のときに指導してもらいましたが、自分の中ではサッカー人生を変えるような出会いだったので、チョウさんと出会ってからは、常日ごろから練習は100%、120%と全力でやれと言われていたので、それをいつも心がけています」 「今までと違う指導のアプローチの仕方というか、自分自身もすごくいろんなものを学ばせてもらった監督でもあるので、恩師みたいな感じです」 「(京都の印象は)前からプレスをかけるところだったり、両サイドバックが結構攻撃的に仕掛けてくるという部分は、やっぱりチョウさんらしいなと。あとは、カウンターのときの枚数のかけ方、駆け上がりというのは、本当にチョウさんの色が出ているなと感じています」 現状でメンバー入りに向けたハードルは決して低くないが、「今まで試合に絡めていなかった部分で、すごいチャンスだと思う」と虎視眈々とデビューの機会を窺うドリブラーは、「自分が出るときは攻撃で違いを見せるとき。負けている状況や引き分けの状況でチームを勝たせられるようにしたい」と、強い意気込みを示した。 2024.03.28 20:30 Thu
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