シティが敵地でボルシアMGに完勝で公式戦19連勝! カンセロ&B・シウバのポルトガルライン開通!《CL》
2021.02.25 06:54 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、ボルシアMGvsマンチェスター・シティが24日に中立地ブダペストのプスカシュ・アレーナで行われ、アウェイのシティが0-2で先勝した。
ただ、ブンデスリーガでは直近2敗2分けの4戦未勝利で8位に低迷。さらに、先週にはローゼ監督の今季限りでの退団および来季のドルトムント行きが発表され、ピッチ内外でバタつく中でこの一戦を迎えた。直近のマインツ戦からはラザロに代えてザカリアを起用した以外、同じスタメンを継続した。
一方のシティはポルト、マルセイユ、オリンピアコスと同居したグループCを5勝1分けの無敗で余裕の首位通過。さらに、昨年12月半ば以降ではプレミアリーグ13連勝、公式戦18連勝と攻守両面で全く隙のない圧巻の戦いぶりをみせ、首位を快走中だ。
1-0で競り勝った直近のアーセナル戦からは先発5人を変更。ストーンズ、ジンチェンコに代えてウォーカー、ラポルテが最終ラインに入り、デ・ブライネとフェルナンジーニョ、マフレズに代わってフォーデン、ロドリ、ガブリエウ・ジェズスが起用された。
一方、シティは相手のプレスのかけ方、立ち位置を見極めながら丁寧にボールを動かし、流動的なポジションチェンジで守備のズレを作りながら攻撃を展開。幾度かフォーデン、スターリングの両翼が背後を取ってサイドを起点に良い形を作りかけるが、集中した相手の守備陣を崩し切るまでには至らず。
その後は守備一辺倒のボルシアMGがプレア、ホフマンを背後のスペースに走らせる攻撃面の狙いを見せ始め、試合はより拮抗した展開に。それでも、球際の強度、切り替えで勝るシティが守備からリズムを掴み、前半半ば過ぎにゴールをこじ開ける。
29分、相手陣内左サイドでクラマーの苦し紛れの斜めのパスをカットしたカンセロが中央に短くボールを運びながら狙いすました右足の斜めのパスをボックス右のスペースへ入れると、エルベディとベンセバイニの間に走り込んだベルナルド・シウバが丁寧なヘディングシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
ベンフィカ出身のポルトガル代表コンビの見事なコンビネーションでアウェイゴールを手にしたシティは以降、スターリングを左、フォーデンを右に入れ替えて並びに変化を加えながら試合の主導権をがっちり握る。2点目に迫る場面こそ作れなかったが、相手にシュートを1本も許さない危なげない試合運びで前半を1点リードで終えた。
後半もボールを握って相手を押し込むシティは54分、ベンセバイニの不用意なバックパスをかっさらったジェズスがゴール前に持ち込んで絶好機を迎えるが、ここは必死の戻りを見せたDFエルベディの決死のスライディングブロックに阻まれる。
一方、何とか2失点目を凌いだホームチームはシティの運動量の低下もあり、徐々に狙っていたロングカウンターを繰り出せるようになる。だが、守備に走らされた影響か、シティのプレッシャーかラストパスの場面でミスが目立ち、カウンターをフィニッシュで完結できない。
それでも、63分には右サイド深くに侵攻したザカリアのクロスをゴール前に飛び込んだプレアが自身の背中越しのボールを右足のヒールで何とか当ててゴール方向に飛ばすが、この技ありのシュートはわずかに枠の左に外れ、ファーストシュートでの同点ゴールとはならず。この直後にはプレア、ライナーを下げて切り札テュラムとラザロと攻撃的な2枚のカードを切った。
一方、やや主導権を失い始めたシティだったが、公式戦18連勝中と勝負の際を知り抜く百戦錬磨のチームは相手が勝負に出たこのタイミングで痛恨のダメージを与える追加点を奪い切る。65分、左サイドの高い位置まで攻め上がってスターリングからマイナスのパスを受けたカンセロが先制点と似たような形からボックス右に走り込むベルナルド・シウバに絶妙なボールを通す。そして、ベルナルド・シウバが頭で折り返したところに詰めたジェズスが体勢を崩しながらも左足で押し込んだ。
決定的な2点目を奪ったシティはここからよりゲームコントロールを優先した試合運びにシフト。前がかる相手を自陣に引き込んで冷静に攻撃を撥ね返しながらカウンターを狙っていく。さらに、69分にスターリングを下げてマフレズ、80分にはジェズスとフォーデンに代えてアグエロ、フェラン・トーレスを同時投入し、試合を締めにかかった。
その後、最後まで試合の主導権を握り続けたシティは、後半ラストプレーでロドリの不用意なバックパスをヴォルフにかっさらわれてピンチを招くが、ここはGKエデルソンがビッグセーブで阻止。これにより枠内シュート0に抑え込むまでには至らずも、スコア以上の圧倒ぶりをみせて敵地で2-0の先勝。公式戦の連勝を19試合に更新し、ベスト8進出に向けて大きなアドバンテージを手にした。
PR
ボルシアMGは2016-17シーズン以来の参戦となったCLでレアル・マドリー、インテル、シャフタールと格上3チームと同居したグループBをマドリーに次ぐ2位で通過。前身UEFAチャンピオンズカップ時代の1977-78シーズン以来となる決勝トーナメントに駒を進めた。一方のシティはポルト、マルセイユ、オリンピアコスと同居したグループCを5勝1分けの無敗で余裕の首位通過。さらに、昨年12月半ば以降ではプレミアリーグ13連勝、公式戦18連勝と攻守両面で全く隙のない圧巻の戦いぶりをみせ、首位を快走中だ。
1-0で競り勝った直近のアーセナル戦からは先発5人を変更。ストーンズ、ジンチェンコに代えてウォーカー、ラポルテが最終ラインに入り、デ・ブライネとフェルナンジーニョ、マフレズに代わってフォーデン、ロドリ、ガブリエウ・ジェズスが起用された。
戦前は3バックの継続も予想されたボルシアMGだが、直近の[3-5-2]からシュティンドルを最前線に置いた[4-3-3]に布陣を変更。勇猛果敢なハイプレスとまではいかないものの、パスコースを切りながらしっかりと人を掴みに行く守備で簡単に自由を与えない。
一方、シティは相手のプレスのかけ方、立ち位置を見極めながら丁寧にボールを動かし、流動的なポジションチェンジで守備のズレを作りながら攻撃を展開。幾度かフォーデン、スターリングの両翼が背後を取ってサイドを起点に良い形を作りかけるが、集中した相手の守備陣を崩し切るまでには至らず。
その後は守備一辺倒のボルシアMGがプレア、ホフマンを背後のスペースに走らせる攻撃面の狙いを見せ始め、試合はより拮抗した展開に。それでも、球際の強度、切り替えで勝るシティが守備からリズムを掴み、前半半ば過ぎにゴールをこじ開ける。
29分、相手陣内左サイドでクラマーの苦し紛れの斜めのパスをカットしたカンセロが中央に短くボールを運びながら狙いすました右足の斜めのパスをボックス右のスペースへ入れると、エルベディとベンセバイニの間に走り込んだベルナルド・シウバが丁寧なヘディングシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
ベンフィカ出身のポルトガル代表コンビの見事なコンビネーションでアウェイゴールを手にしたシティは以降、スターリングを左、フォーデンを右に入れ替えて並びに変化を加えながら試合の主導権をがっちり握る。2点目に迫る場面こそ作れなかったが、相手にシュートを1本も許さない危なげない試合運びで前半を1点リードで終えた。
後半もボールを握って相手を押し込むシティは54分、ベンセバイニの不用意なバックパスをかっさらったジェズスがゴール前に持ち込んで絶好機を迎えるが、ここは必死の戻りを見せたDFエルベディの決死のスライディングブロックに阻まれる。
一方、何とか2失点目を凌いだホームチームはシティの運動量の低下もあり、徐々に狙っていたロングカウンターを繰り出せるようになる。だが、守備に走らされた影響か、シティのプレッシャーかラストパスの場面でミスが目立ち、カウンターをフィニッシュで完結できない。
それでも、63分には右サイド深くに侵攻したザカリアのクロスをゴール前に飛び込んだプレアが自身の背中越しのボールを右足のヒールで何とか当ててゴール方向に飛ばすが、この技ありのシュートはわずかに枠の左に外れ、ファーストシュートでの同点ゴールとはならず。この直後にはプレア、ライナーを下げて切り札テュラムとラザロと攻撃的な2枚のカードを切った。
一方、やや主導権を失い始めたシティだったが、公式戦18連勝中と勝負の際を知り抜く百戦錬磨のチームは相手が勝負に出たこのタイミングで痛恨のダメージを与える追加点を奪い切る。65分、左サイドの高い位置まで攻め上がってスターリングからマイナスのパスを受けたカンセロが先制点と似たような形からボックス右に走り込むベルナルド・シウバに絶妙なボールを通す。そして、ベルナルド・シウバが頭で折り返したところに詰めたジェズスが体勢を崩しながらも左足で押し込んだ。
決定的な2点目を奪ったシティはここからよりゲームコントロールを優先した試合運びにシフト。前がかる相手を自陣に引き込んで冷静に攻撃を撥ね返しながらカウンターを狙っていく。さらに、69分にスターリングを下げてマフレズ、80分にはジェズスとフォーデンに代えてアグエロ、フェラン・トーレスを同時投入し、試合を締めにかかった。
その後、最後まで試合の主導権を握り続けたシティは、後半ラストプレーでロドリの不用意なバックパスをヴォルフにかっさらわれてピンチを招くが、ここはGKエデルソンがビッグセーブで阻止。これにより枠内シュート0に抑え込むまでには至らずも、スコア以上の圧倒ぶりをみせて敵地で2-0の先勝。公式戦の連勝を19試合に更新し、ベスト8進出に向けて大きなアドバンテージを手にした。
PR
|
関連ニュース