【CLプレビュー】最激戦区突破の古豪が公式戦18連勝中の優勝候補に挑戦!《ボルシアMGvsマンチェスター・シティ》
2021.02.24 18:30 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、ボルシアMGvsマンチェスター・シティが日本時間24日29:00に中立地ブダペストのプスカシュ・アレーナでキックオフされる。グループステージ最激戦区を突破したブンデスリーガの古豪が、現時点で優勝最有力のプレミア首位チームをホームで迎え撃つ一戦だ。ボルシアMGは2016-17シーズン以来の参戦となったCLでレアル・マドリー、インテル、シャフタールと格上3チームと同居したグループBに入った。下馬評ではグループ4番手の評価も、序盤から堂々たる戦いぶりを見せると、最終節を残して全チームに突破の可能性があった大混戦をマドリーに次ぐ2位で通過し、前身UEFAチャンピオンズカップ時代の1977-78シーズン以来となる決勝トーナメントに駒を進めた。
ただ、ブンデスリーガの戦いにおいてはCL出場圏内のフランクフルトと9ポイント差の8位に甘んじるなど、苦しい戦いが続く。とりわけ、直近はケルンとのライン・ダービー、格下マインツに敗れるなど、2敗2分けの4戦未勝利と不振にあえぐ。さらに、先週にはマルコ・ローゼ監督の今季限りでの退団および来季のドルトムント行きが発表されており、その影響も気がかりなところだ。
一方のシティはポルト、マルセイユ、オリンピアコスと同居したグループCに入った。同期間には国内リーグで苦戦していたが、CLの舞台においては5勝1分けの無敗で余裕の首位通過を決めた。
さらに、昨年12月半ば以降ではプレミアリーグ13連勝、公式戦18連勝と攻守両面で全く隙のない圧巻の戦いぶりをみせ、プレミアリーグでは2位以下に10ポイント差を付ける独走状態を築き上げている。ここ数試合ではリバプール、トッテナム、エバートン、アーセナルと厳しい相手との連戦が続いたが、いずれも説得力のある内容で危なげなく勝ち切っている。
ちなみに、今回の一戦はドイツとイギリスの新型コロナウイルス感染防止措置の渡航制限によって中立地ハンガリーでの開催となる。
◆ボルシアMG◆
【4-2-3-1】
▽ボルシアMG予想スタメン
GK:ゾンマー
DF:ライナー、ギンター、エルベディ、ベンセバイニ
MF:クラマー、ノイハウス
MF:ホフマン、シュティンドル、テュラム
FW:プレア
負傷者:DFドゥクレ、FWテュラム
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはマッチフィットネスに問題を抱えるドゥクレが起用できない。軽傷を抱えるテュラムに関しては間に合うものの、先発か途中投入か微妙な状況だ。
システムに関しては[4-4-2(4-3-1-2)]や、[3-5-2]などのオプションもあるが、より攻守のバランス、前線からのプレスに向いている[4-2-3-1]の採用が濃厚だ。スタメンに関してはテュラムの状態次第でヴォルフやヘアマンが代役を担うことになる。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ジアス、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン
FW:フォーデン、ガブリエウ・ジェズス、スターリング
負傷者:DFアケ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してもマッチフィットネスに問題があるアケ以外、全選手が起用可能な状況だ。
スタメンに関してはほぼ全員が好調を維持しており、グアルディオラ監督にとっては悩ましい選考となるが、アーセナル戦で温存されたウォーカー、ロドリ、フォーデンの3選手と、30分ほどのプレータイムとなったガブリエウ・ジェズスのスタメン起用を予想する。アーセナル戦で負傷明け後初スタメンを飾ったものの、ブランクを感じさせるパフォーマンスとなったデ・ブライネに関しては継続起用とみる。
★注目選手
◆ボルシアMG:MFフロリアン・ノイハウス
ボルシアMGの注目プレーヤーは若き司令塔のノイハウスだ。2018-19シーズンからセントラルMFの絶対的な主力に君臨する23歳は、高精度の右足とパスセンスに加え、ローゼ監督の下で運動量、プレー強度にも磨きをかけており、MFトニ・クロースの後継者としてドイツ国内でも高い評価を受ける大器だ。さらに、今季は得意のミドルシュートや2列目、3列目からの飛び出しでより決定的な仕事を見せている。
劣勢必至の中で戦う今回のシティ戦ではチーム全体で前から圧力をかける勇敢な戦い方を選択することが想定される。その中でノイハウスにはクラマーと共に最も運動量とインテンシティが求められるところ。さらに、攻撃の局面では相手のハイラインの裏を狙う味方に持ち味のミドルレンジの正確なパスを通し、決定機を演出する仕事が期待される。
今季のリーグ戦ではいずれも勝利したバイエルン戦で1ゴール、ドルトムント戦で2アシストとビッグマッチで決定的な仕事を果たしており、その勝負強さで優勝候補筆頭を相手に好結果を残せるか。
◆マンチェスター・シティ:DFルベン・ジアス
シティの注目プレーヤーは若きディフェンスリーダーのルベン・ジアス。昨夏、6800万ユーロの移籍金でベンフィカから鳴り物入りで加入した23歳は、加入直後から世界で最も難解とされるスペイン人戦術家の戦術に適応。以降、センターバックの絶対的な主力に君臨。そして、覚醒したストーンズと本格的にコンビを組み始めた昨年11月下旬以降、攻守両面で異次元のパフォーマンスを継続中だ。
ベンフィカ時代からライン統率、対人守備に定評があったが、シティ加入後はベンフィカやポルトガル代表で共にプレーしてきた守護神GKエデルソン、カンセロらと共に高い戦術眼、攻撃センスを発揮。立ち位置の妙、優れた判断力を武器に、最後尾からまるで司令塔のようなゲームメイクまで披露している。
終始押し込む展開が予想される敵地での一戦ではカウンターから一発を狙う相手に対して、ストーンズと共にリスク管理がまず求められるところだ。また、前から相手が嵌めに来るビルドアップの場面では直近のアーセナル戦で見せたような局面を変える判断、プレーを期待したい。
一方のシティはポルト、マルセイユ、オリンピアコスと同居したグループCに入った。同期間には国内リーグで苦戦していたが、CLの舞台においては5勝1分けの無敗で余裕の首位通過を決めた。
さらに、昨年12月半ば以降ではプレミアリーグ13連勝、公式戦18連勝と攻守両面で全く隙のない圧巻の戦いぶりをみせ、プレミアリーグでは2位以下に10ポイント差を付ける独走状態を築き上げている。ここ数試合ではリバプール、トッテナム、エバートン、アーセナルと厳しい相手との連戦が続いたが、いずれも説得力のある内容で危なげなく勝ち切っている。
なお、両者の対戦成績はシティの3勝1敗2分け。2016-17シーズンのグループステージで実現した直近の対戦ではシティホームの初戦がFWアグエロのハットトリックの活躍でホームチームが4-0の圧勝。ただ、ボルシアMGホームの2戦目は1-1のドローに終わっている。
ちなみに、今回の一戦はドイツとイギリスの新型コロナウイルス感染防止措置の渡航制限によって中立地ハンガリーでの開催となる。
◆ボルシアMG◆
【4-2-3-1】
▽ボルシアMG予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ゾンマー
DF:ライナー、ギンター、エルベディ、ベンセバイニ
MF:クラマー、ノイハウス
MF:ホフマン、シュティンドル、テュラム
FW:プレア
負傷者:DFドゥクレ、FWテュラム
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはマッチフィットネスに問題を抱えるドゥクレが起用できない。軽傷を抱えるテュラムに関しては間に合うものの、先発か途中投入か微妙な状況だ。
システムに関しては[4-4-2(4-3-1-2)]や、[3-5-2]などのオプションもあるが、より攻守のバランス、前線からのプレスに向いている[4-2-3-1]の採用が濃厚だ。スタメンに関してはテュラムの状態次第でヴォルフやヘアマンが代役を担うことになる。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ジアス、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン
FW:フォーデン、ガブリエウ・ジェズス、スターリング
負傷者:DFアケ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してもマッチフィットネスに問題があるアケ以外、全選手が起用可能な状況だ。
スタメンに関してはほぼ全員が好調を維持しており、グアルディオラ監督にとっては悩ましい選考となるが、アーセナル戦で温存されたウォーカー、ロドリ、フォーデンの3選手と、30分ほどのプレータイムとなったガブリエウ・ジェズスのスタメン起用を予想する。アーセナル戦で負傷明け後初スタメンを飾ったものの、ブランクを感じさせるパフォーマンスとなったデ・ブライネに関しては継続起用とみる。
★注目選手
◆ボルシアMG:MFフロリアン・ノイハウス
Getty Images
ボルシアMGの注目プレーヤーは若き司令塔のノイハウスだ。2018-19シーズンからセントラルMFの絶対的な主力に君臨する23歳は、高精度の右足とパスセンスに加え、ローゼ監督の下で運動量、プレー強度にも磨きをかけており、MFトニ・クロースの後継者としてドイツ国内でも高い評価を受ける大器だ。さらに、今季は得意のミドルシュートや2列目、3列目からの飛び出しでより決定的な仕事を見せている。
劣勢必至の中で戦う今回のシティ戦ではチーム全体で前から圧力をかける勇敢な戦い方を選択することが想定される。その中でノイハウスにはクラマーと共に最も運動量とインテンシティが求められるところ。さらに、攻撃の局面では相手のハイラインの裏を狙う味方に持ち味のミドルレンジの正確なパスを通し、決定機を演出する仕事が期待される。
今季のリーグ戦ではいずれも勝利したバイエルン戦で1ゴール、ドルトムント戦で2アシストとビッグマッチで決定的な仕事を果たしており、その勝負強さで優勝候補筆頭を相手に好結果を残せるか。
◆マンチェスター・シティ:DFルベン・ジアス
Getty Images
シティの注目プレーヤーは若きディフェンスリーダーのルベン・ジアス。昨夏、6800万ユーロの移籍金でベンフィカから鳴り物入りで加入した23歳は、加入直後から世界で最も難解とされるスペイン人戦術家の戦術に適応。以降、センターバックの絶対的な主力に君臨。そして、覚醒したストーンズと本格的にコンビを組み始めた昨年11月下旬以降、攻守両面で異次元のパフォーマンスを継続中だ。
ベンフィカ時代からライン統率、対人守備に定評があったが、シティ加入後はベンフィカやポルトガル代表で共にプレーしてきた守護神GKエデルソン、カンセロらと共に高い戦術眼、攻撃センスを発揮。立ち位置の妙、優れた判断力を武器に、最後尾からまるで司令塔のようなゲームメイクまで披露している。
終始押し込む展開が予想される敵地での一戦ではカウンターから一発を狙う相手に対して、ストーンズと共にリスク管理がまず求められるところだ。また、前から相手が嵌めに来るビルドアップの場面では直近のアーセナル戦で見せたような局面を変える判断、プレーを期待したい。
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