ダービー制して首位固めのインテル、コンテは「並外れたパフォーマンス」と称賛

2021.02.22 11:57 Mon
Getty Images
インテルのアントニオ・コンテ監督が首位攻防戦を制したチームを称えた。クラブ公式サイトが伝えている。
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セリエA首位インテルは21日に行われた第23節で2位ミランと対戦。首位攻防戦となったミラノ・ダービーで開始5分に先制すると、後半にも得点を重ねていき、3-0のスコアで完勝した。
ミランとの直接対決を制して勝ち点差を「4」に広げ、首位固めに成功したインテル。コンテ監督もこの状況を喜んでおり、大一番で力を発揮したチームを称えた。

「選手たちは並外れたパフォーマンスを見せてくれた。この試合のため良い準備ができていたが、それを完璧に実行してくれたと思う。チームの成長には大きな満足感があり、選手たちはこの結果に値すると思うから、私は満足だ」

「もっと良い勝利が続くことを願っている。今日は素晴らしい試合ができたし、久しぶりに上位に位置するライバル同士のダービーだったことも忘れてはならない。つまり、より多くのプレッシャーと責任があったんだ」
「選手たちは本当によくやってくれた。我々は自分たちの道を歩めていると思う。試合に向けしっかり準備を行い、それを最大限に生かすことに成功した。本当に強い相手に勝利を収めたが、ミランにも感謝する必要がある。この勝利はファンに捧げたい。スタジアム前での歓迎には鳥肌が立った」

また、コンテ監督は不遇の時期があったにもかかわらず、この試合で先発出場を飾ったMFクリスティアン・エリクセンとMFイバン・ペリシッチに言及。チームにフィットした2人の選手を称賛している。

「監督の仕事はチームのベストな要素をすべて見つけだし、プレースタイルを構築していくことだと思う。クリスティアン(・エリクセン)やイバン(・ペリシッチ)、そしてチーム全体の成長が見られて私は誇らしい」

「クリスティアンのときのように、我々はしばしば判断を急いでしまう。特に海外から選手が加入した際は忍耐が必要なときもある。ただ、クリスティアンはチームの重要なメンバーであり、排除しようと思ったことなどない。今年、大きな意欲を見せてくれたイバンにも同じことが言える。彼は全力を尽くし、今日も素晴らしいパフォーマンスだった」

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