アトレティコが12戦ぶりとなる今季2敗目…シメオネ体制ワーストの7試合連続失点によりレバンテとの連戦で5ポイント逃す《ラ・リーガ》
2021.02.21 02:21 Sun
ラ・リーガ第24節、アトレティコ・マドリーvsレバンテが20日にワンダ・メトロポリターノで行われ、アウェイのレバンテが0-2で勝利した。
首位のアトレティコ(勝ち点55)は今節、直近に行われた第2節延期分で1-1のドローに終わった11位のレバンテ(勝ち点28)との連戦に臨んだ。
来週ミッドウィークにチェルシーとのチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16初戦を控えるシメオネ率いるチームは、先発4人を変更。出場停止のサウール、サビッチに代えてコンドグビア、フェリペ、負傷のカラスコとヴルサリコに代えてフェリックスとロージを起用した。また、新型コロナウイルスから回復したレマル、ムサ・デンベレがベンチに戻ってきた。
2戦ぶりの白星を目指すアトレティコは両ウイングバックにマルコス・ジョレンテとロージ、最前線のスアレスの下にフェリックスとコレアを並べた[3-4-2-1]の布陣を採用。対するレバンテは3日前の対戦から先発7人を入れ替え、システムも[4-4-2]から[5-4-1]に変更した。
互いにやや相手の出方を窺う入りとなった中、最初の決定機はレバンテに訪れる。8分、アトレティコのCKを撥ね返してロングカウンターを発動。ロチーナの絶妙なロングフィードに完璧に抜け出したホセ・モラレスがボックス内まで運んでGKオブラクと一対一となるが、左足のシュートはわずかに枠の右へ外れた。
その後は相手を押し込んで得たセットプレーを軸に幾度となく相手ゴールに迫るもゴールをこじ開けられないアトレティコは、レバンテに与えた2度目の決定機を今度は決められる。
30分、左サイドからのクロスをボックス内でセルヒオ・レオン、ロチーナと球際で粘られると、ルーズボールに反応したホセ・モラレスの右足シュートがゴール前の2人のDFにディフレクトしコースが変わり、名手オブラクの逆を突く形でゴールネットを揺らした。
7戦連続失点を喫したホームチームはフェリックスの個人技、ロージが果敢に攻め上がる左サイドを起点に粘り強く攻める。37分には制空権を握ったセットプレーでフェリペに決定機が訪れるが、右隅を捉えたヘディングシュートはGKカルデナスの好守に阻まれた。その一方、ロチーナの見事なドリブル突破から際どいカウンターを浴びる場面もあったが、ホセ・モラレスを狙ったロチーナのスルーパスが精度を欠いたこともあり、何とか1点差を維持して試合を折り返した。
迎えた後半、同じメンバーを継続も前半半ばから入れ替えていたコレアとジョレンテの立ち位置を明確に変更し、[3-5-2]の並びで戦うアトレティコ。
だが、立ち上がりから攻勢を仕掛けていく中、54分に足を痛めたホセ・ヒメネスがプレー続行不可能となり、レマルをスクランブル投入。このアクシデントによって並びを[4-4-2]に変更し、ジョレンテとロージがサイドバックにポジションを下げた。
結果的により攻撃的な布陣となったホームチームは58分、ボックス手前左の好位置で得たFKをキッカーのスアレスが直接狙うも、これは惜しくも左ポストを叩く。続く60分にはゴール前の混戦からコレアが押し込んでゴールネットを揺らすが、これは直前のプレーでスアレスのファウルを取られてゴールは認められず。
完全に押し込むものの、ゴールが遠いアトレティコは61分にコレアとコンドグビアを下げてプリメーラデビューの19歳MFリカルド・サンチェスをトレイラと共にピッチへ送り出す。そして、フェリックスに2度の決定機が訪れるが、いずれもGKカルデナスのビッグセーブに遭う。
さらに、ほぼ2バックの形で前がかるチームは74分にコケまで下げてこれがデビュー戦となるムサ・デンベレを投入した。そして、試合終盤にかけて完全に相手を自陣深くに押し込むと、そのデンベレがフィニッシュに絡んでいく。
何とか追いつきたいアトレティコは試合最終盤の92分、スアレスのクロスにボックス左で反応したレマルが見事な左足のボレーシュートをゴール左下隅に飛ばすが、この試合再三の好守を見せていたGKカルデナスにまたしてもビッグセーブではじき出される。
すると、GKオブラクまで攻撃参加したラストプレーの右CKでは二次攻撃を狙ったジョレンテの左サイドへの展開をデ・フルートスに引っかけられてカウンターを浴びた結果、ハーフウェイライン付近からロングシュートを無人のゴールへ流し込まれて万事休す。
前回対戦では守護神アイトール、今回の試合ではGKカルデナスと圧巻のゴールキーピングを見せたレバンテの2人のGKに屈したアトレティコは、12試合ぶりとなる今季2敗目を喫し、CLチェルシー戦に向けて不安を残す結果となった。
首位のアトレティコ(勝ち点55)は今節、直近に行われた第2節延期分で1-1のドローに終わった11位のレバンテ(勝ち点28)との連戦に臨んだ。
2戦ぶりの白星を目指すアトレティコは両ウイングバックにマルコス・ジョレンテとロージ、最前線のスアレスの下にフェリックスとコレアを並べた[3-4-2-1]の布陣を採用。対するレバンテは3日前の対戦から先発7人を入れ替え、システムも[4-4-2]から[5-4-1]に変更した。
互いにやや相手の出方を窺う入りとなった中、最初の決定機はレバンテに訪れる。8分、アトレティコのCKを撥ね返してロングカウンターを発動。ロチーナの絶妙なロングフィードに完璧に抜け出したホセ・モラレスがボックス内まで運んでGKオブラクと一対一となるが、左足のシュートはわずかに枠の右へ外れた。
相手のシュートミスに助けられてシメオネ体制ワーストの7試合連続失点を免れたアトレティコは、気を引き締め直して攻勢を仕掛けていく。15分にはボックス右で仕掛けたスアレスが最初の枠内シュートを放った。
その後は相手を押し込んで得たセットプレーを軸に幾度となく相手ゴールに迫るもゴールをこじ開けられないアトレティコは、レバンテに与えた2度目の決定機を今度は決められる。
30分、左サイドからのクロスをボックス内でセルヒオ・レオン、ロチーナと球際で粘られると、ルーズボールに反応したホセ・モラレスの右足シュートがゴール前の2人のDFにディフレクトしコースが変わり、名手オブラクの逆を突く形でゴールネットを揺らした。
7戦連続失点を喫したホームチームはフェリックスの個人技、ロージが果敢に攻め上がる左サイドを起点に粘り強く攻める。37分には制空権を握ったセットプレーでフェリペに決定機が訪れるが、右隅を捉えたヘディングシュートはGKカルデナスの好守に阻まれた。その一方、ロチーナの見事なドリブル突破から際どいカウンターを浴びる場面もあったが、ホセ・モラレスを狙ったロチーナのスルーパスが精度を欠いたこともあり、何とか1点差を維持して試合を折り返した。
迎えた後半、同じメンバーを継続も前半半ばから入れ替えていたコレアとジョレンテの立ち位置を明確に変更し、[3-5-2]の並びで戦うアトレティコ。
だが、立ち上がりから攻勢を仕掛けていく中、54分に足を痛めたホセ・ヒメネスがプレー続行不可能となり、レマルをスクランブル投入。このアクシデントによって並びを[4-4-2]に変更し、ジョレンテとロージがサイドバックにポジションを下げた。
結果的により攻撃的な布陣となったホームチームは58分、ボックス手前左の好位置で得たFKをキッカーのスアレスが直接狙うも、これは惜しくも左ポストを叩く。続く60分にはゴール前の混戦からコレアが押し込んでゴールネットを揺らすが、これは直前のプレーでスアレスのファウルを取られてゴールは認められず。
完全に押し込むものの、ゴールが遠いアトレティコは61分にコレアとコンドグビアを下げてプリメーラデビューの19歳MFリカルド・サンチェスをトレイラと共にピッチへ送り出す。そして、フェリックスに2度の決定機が訪れるが、いずれもGKカルデナスのビッグセーブに遭う。
さらに、ほぼ2バックの形で前がかるチームは74分にコケまで下げてこれがデビュー戦となるムサ・デンベレを投入した。そして、試合終盤にかけて完全に相手を自陣深くに押し込むと、そのデンベレがフィニッシュに絡んでいく。
何とか追いつきたいアトレティコは試合最終盤の92分、スアレスのクロスにボックス左で反応したレマルが見事な左足のボレーシュートをゴール左下隅に飛ばすが、この試合再三の好守を見せていたGKカルデナスにまたしてもビッグセーブではじき出される。
すると、GKオブラクまで攻撃参加したラストプレーの右CKでは二次攻撃を狙ったジョレンテの左サイドへの展開をデ・フルートスに引っかけられてカウンターを浴びた結果、ハーフウェイライン付近からロングシュートを無人のゴールへ流し込まれて万事休す。
前回対戦では守護神アイトール、今回の試合ではGKカルデナスと圧巻のゴールキーピングを見せたレバンテの2人のGKに屈したアトレティコは、12試合ぶりとなる今季2敗目を喫し、CLチェルシー戦に向けて不安を残す結果となった。
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