南野拓実が技あり弾でドローに導く今季3点目! セインツの連敗&チェルシーの連勝をストップ!《プレミアリーグ》
2021.02.20 23:31 Sat
プレミアリーグ第25節、サウサンプトンvsチェルシーが20日にセント・メリーズ・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。なお、サウサンプトンのFW南野拓実は76分までプレーした。
南野が加入後2試合連続スタメンを飾るも、前節はウォルバーハンプトンに1-2の逆転負けを喫してクラブワーストの6連敗を喫した13位のサウサンプトン(勝ち点29)。連敗ストップを目指す強豪相手のホームゲームでは南野が左サイドハーフで先発起用となった。
一方、リーグ4連勝で4位に浮上したチェルシー(勝ち点42)は、前節ニューカッスルを相手にヴェルナーの久々のゴールを含め2-0の快勝。来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16初戦のアトレティコ・マドリー戦、次節にマンチェスター・ユナイテッド戦と重要なビッグマッチを控える中、先発4人を変更。GKがケパからメンディに戻ったほか、クリステンセン、ハドソン=オドイ、ジョルジーニョに代わってズマ、リース・ジェームズ、カンテが起用された。
苦境脱出に向けて守備の立ち位置に若干の変更を加えたホームのセインツがチェルシーのビルドアップに対して前から制限をかけていく。
だが、全体の距離感の遠さ、ボールを奪い切る気概に欠けることもあり、中盤でプレスを剥がすアウェイチームが開始6分に早速決定機を創出。ボックス右でリース・ジェームズが折り返したボールをファーに飛び込んだマルコス・アロンソが左足ボレーで合わすが、これはわずかに枠の右に外れた。
立ち上がりこそバタつく場面が目立ったセインツだが、時間の経過と共に自陣深くでブロックを組む守備が機能。だが、ボールを奪っても相手の守備の網にかかる場面が多く、ほとんど相手陣内の深い位置までボールを運べない。
しかし、粘り強く戦うチームの中で決定的な仕事を果たしたのは南野だった。33分、右サイドに流れて粘ったレドモンドが一度ロメウに預け前向きな状態でボールを受け直すと、カンテの背後からDFズマとDFアスピリクエタの間のスペースを狙ってボールを呼び込んだ南野に絶妙なスルーパスが通る。そして、ボックス内に持ち込み絶妙なシュートフェイントでアスピリクエタ、GKメンディの2人をこかしたセインツの背番号19が右足アウトで押し出す技ありのシュートでファーストシュートを先制点に繋げた。
南野の2戦ぶりとなる今季リーグ3点目で均衡が破れた試合は前半終盤にかけてチェルシーが攻勢を強める。39分にはアロンソのFKにややオフサイド気味で飛び出したズマが強烈なヘディングシュートを放つが、これはGKマッカーシーの好守に阻まれた。
南野のゴールによってセインツの1点リードで折り返したこの一戦。ビハインドを追うチェルシーは足首に不安を抱えるエイブラハムを下げてハドソン=オドイをハーフタイム明けに投入。立ち上がりからアグレッシブに入ると、51分にはボックス左で仕掛けたヴェルナーに決定機も、シュートは左サイドネットを叩いた。
最初の決定機こそ逃したチェルシーだが、直後の54分に試合を振り出しに戻す。ボックス右でハドソン=オドイから短いパスを受けたマウントが仕掛けると、イングスのアフターチャージを受けてPKを獲得。これをマウント自ら冷静に決めて早い時間帯に同点とした。
このゴールをキッカケに試合の流れは一気にチェルシーへ傾くかに思われたが、セインツも高いプレー強度で応対し、前半はなかなか見られなかったカウンターも繰り出す。2トップと南野の絡みから幾度か深い位置まで侵攻する場面を作り出すが、DFズマら相手の屈強な守備陣にフィニッシュまでは持ち込ませてもらえない。
後半半ばを過ぎると、試合は完全にイーブンの展開に。71分にはセインツの右CKの二次攻撃から左サイドのレドモンドが上げたクロスが相手にディフレクトして流れたボールをヴェステルゴーアが頭で合わせると、これがクロスバーを叩きホームチームの逆転ゴールとはならず。
その後、選手交代で流れを引き寄せたい両ベンチはセインツが76分に南野を下げてテラ、さらにイングスに代えてチェ・アダムスを投入。対するチェルシーは76分にコバチッチと後半投入のハドソン=オドイに代えてジョルジーニョとツィエクをピッチへ送り込んだ。
試合終盤にかけては交代策で勢いを取り戻したチェルシーがよりゴールに迫ったものの、84分にリース・ジェームズ、88分にマウントが放ったシュートはいずれも枠を捉え切れず。試合はこのまま1-1のスコアでタイムアップを迎えた。
この結果、セインツは勝ち点3こそ逃すも、格上相手のドローで連敗を「6」でストップした。一方、不調の格下相手に連勝が「4」でストップしたチェルシーは、今後の2つのビッグマッチに向けて不安を残す結果となった。
南野が加入後2試合連続スタメンを飾るも、前節はウォルバーハンプトンに1-2の逆転負けを喫してクラブワーストの6連敗を喫した13位のサウサンプトン(勝ち点29)。連敗ストップを目指す強豪相手のホームゲームでは南野が左サイドハーフで先発起用となった。
苦境脱出に向けて守備の立ち位置に若干の変更を加えたホームのセインツがチェルシーのビルドアップに対して前から制限をかけていく。
だが、全体の距離感の遠さ、ボールを奪い切る気概に欠けることもあり、中盤でプレスを剥がすアウェイチームが開始6分に早速決定機を創出。ボックス右でリース・ジェームズが折り返したボールをファーに飛び込んだマルコス・アロンソが左足ボレーで合わすが、これはわずかに枠の右に外れた。
以降も要所でセインツのプレスを剥がしてボックス付近までボールを運んでいくチェルシーだが、ヴェルナーやリース・ジェームズが最後の局面でもたつく場面が目立ってアロンソのシュート以降、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。
立ち上がりこそバタつく場面が目立ったセインツだが、時間の経過と共に自陣深くでブロックを組む守備が機能。だが、ボールを奪っても相手の守備の網にかかる場面が多く、ほとんど相手陣内の深い位置までボールを運べない。
しかし、粘り強く戦うチームの中で決定的な仕事を果たしたのは南野だった。33分、右サイドに流れて粘ったレドモンドが一度ロメウに預け前向きな状態でボールを受け直すと、カンテの背後からDFズマとDFアスピリクエタの間のスペースを狙ってボールを呼び込んだ南野に絶妙なスルーパスが通る。そして、ボックス内に持ち込み絶妙なシュートフェイントでアスピリクエタ、GKメンディの2人をこかしたセインツの背番号19が右足アウトで押し出す技ありのシュートでファーストシュートを先制点に繋げた。
南野の2戦ぶりとなる今季リーグ3点目で均衡が破れた試合は前半終盤にかけてチェルシーが攻勢を強める。39分にはアロンソのFKにややオフサイド気味で飛び出したズマが強烈なヘディングシュートを放つが、これはGKマッカーシーの好守に阻まれた。
南野のゴールによってセインツの1点リードで折り返したこの一戦。ビハインドを追うチェルシーは足首に不安を抱えるエイブラハムを下げてハドソン=オドイをハーフタイム明けに投入。立ち上がりからアグレッシブに入ると、51分にはボックス左で仕掛けたヴェルナーに決定機も、シュートは左サイドネットを叩いた。
最初の決定機こそ逃したチェルシーだが、直後の54分に試合を振り出しに戻す。ボックス右でハドソン=オドイから短いパスを受けたマウントが仕掛けると、イングスのアフターチャージを受けてPKを獲得。これをマウント自ら冷静に決めて早い時間帯に同点とした。
このゴールをキッカケに試合の流れは一気にチェルシーへ傾くかに思われたが、セインツも高いプレー強度で応対し、前半はなかなか見られなかったカウンターも繰り出す。2トップと南野の絡みから幾度か深い位置まで侵攻する場面を作り出すが、DFズマら相手の屈強な守備陣にフィニッシュまでは持ち込ませてもらえない。
後半半ばを過ぎると、試合は完全にイーブンの展開に。71分にはセインツの右CKの二次攻撃から左サイドのレドモンドが上げたクロスが相手にディフレクトして流れたボールをヴェステルゴーアが頭で合わせると、これがクロスバーを叩きホームチームの逆転ゴールとはならず。
その後、選手交代で流れを引き寄せたい両ベンチはセインツが76分に南野を下げてテラ、さらにイングスに代えてチェ・アダムスを投入。対するチェルシーは76分にコバチッチと後半投入のハドソン=オドイに代えてジョルジーニョとツィエクをピッチへ送り込んだ。
試合終盤にかけては交代策で勢いを取り戻したチェルシーがよりゴールに迫ったものの、84分にリース・ジェームズ、88分にマウントが放ったシュートはいずれも枠を捉え切れず。試合はこのまま1-1のスコアでタイムアップを迎えた。
この結果、セインツは勝ち点3こそ逃すも、格上相手のドローで連敗を「6」でストップした。一方、不調の格下相手に連勝が「4」でストップしたチェルシーは、今後の2つのビッグマッチに向けて不安を残す結果となった。
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