M・ジョレンテ&コレア弾の首位アトレティコがグラナダ撃破で2戦ぶりの白星!《ラ・リーガ》

2021.02.14 00:05 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第23節、グラナダvsアトレティコ・マドリーが13日にロス・カルメネスで行われ、アウェイのアトレティコが1-2で勝利した。

前節、らしくない逃げ切り失敗でセルタに2-2のドローに持ち込まれた首位のアトレティコ(勝ち点51)は、8位のグラナダ(勝ち点30)を相手に仕切り直しの勝利を目指した。チーム内で立て続けに新型コロナウイルス感染者を出しており、フェリックスやレマルら一部主力が引き続き欠場となった中、前節からは先発2人を変更。ロージと負傷のホセ・ヒメネスに代わってコロナから回復したエルモソ、カラスコが先発に復帰した。
立ち上がりからボールを握って相手を押し込むアトレティコは開始6分にカラスコのお膳立てからコレアがファーストシュートを放つ。その後は[5-4-1]の守備的な布陣を採用したホームチームを前に攻めあぐねる場面が目立つも、17分には2試合連続ドブレーテと絶好調のスアレスがボックス右からファーポストを狙った際どいループシュートを放つなど、幾度かゴールに迫った。

前半半ばから終盤にかけても相手陣内で大半プレーするアトレティコはサイドを起点に相手守備に揺さぶりをかけ続ける。30分にはコンドグビアの浮き球パスにボックス内で藩王下スアレスに決定機が訪れるが、右足のボレーシュートはGKルイ・シウバの好守に阻まれた。

試合のペース自体は握ったものの最後のところで一工夫足りないアトレティコは結局0-0で試合を折り返す。迎えた後半、立ち上がりの47分にボックス右でスアレスが放ったシュートがクロスバーを叩く決定機を作り出したが、以降はグラナダの反撃に遭いイーブンの展開に持ち込まれた。
それでも、63分には中央のコケからボックス右で足元にパスを受けたマルコス・ジョレンテが左足を振り抜くと、グラウンダーの鋭いシュートがゴール右隅を射抜き待望の先制点を奪い切った。

これで余裕を持った試合運びが可能となったかに思われたが、ここ数試合失点が続くアトレティコは耐え切れない。66分、グラナダの右CKの流れからボックス右でルーズボールを拾われると、その折り返しを中央のヤンヘル・エレーラに右足ダイレクトで合わせられた。

セルタ戦に続きらしくない試合運びでリードをフイにしたアトレティコは、多くの主力不在によって交代カードが限られてここから苦しい展開が予想されたが、地力の差を見せつける。

74分、ジョレンテが得意の斜めのランニングで右サイドに張ったヴルサリコからパスを引き出してボックス右ライン際からマイナスのパスをコレアに繋ぐ。ここで短く持ち出したコレアの右足のシュートがDFにディフレクトすると、これがゴール左隅の完璧なコースに決まった。

早い時間帯に勝ち越しに成功したアトレティコはここから堅守速攻の色合いを強めて試合を締めにかかる。5枚の交代カードをすべて使い切って攻勢を仕掛けるグラナダを相手に土壇場で追いつかれたセルタ戦の悪夢がよぎるが、この試合では最後までタフさを見せたシメオネ率いるチームはきっちり相手の攻撃を撥ね返し続けた。

そして、敵地で苦しみながらも勝ち切ったアトレティコが仕切り直しの一戦で2試合ぶりの白星を飾った。
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