「まるでネズミとネコ」壮絶な撃ち合いの末FA杯敗退…モウリーニョは「4ゴールでは不十分だった」と肩を落とす

2021.02.11 10:31 Thu
Getty Images
トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督が、撃ち合いの末に敗れたFAカップを嘆いた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

トッテナムは、10日に行われたFAカップ5回戦でエバートンと対戦。前半だけで5ゴールが生まれた壮絶な試合は、90分で決着がつかず延長戦に。延長前半、勝ち越しゴールを決めたエバートンに対してトッテナムは追いつくことができず、4-5で敗れた。
この結果、トッテナムはFAカップ5回戦で敗退。目標としていたタイトル獲得が、またも遠のく結果になっている。

試合後のインタビューに応じたモウリーニョ監督は、守備でのミスが多過ぎたと嘆いた。

「楽しい試合であると同時に、楽しくない試合でもあった。試合開始1分から、すぐにボールを持ったときのプレーを楽しんでいたと思う。我々は4ゴールを決めたが、それでは十分ではなかった」
「我々は本当に良いプレーをしていた。ボールを持った時は勇敢であり、クリエイティブだったと思う。1-0でリードしている時は最高のチームだった。それが5分間で、バンバンバン、ミスミスミス、ゴールゴールゴールだ」

「我々はひたすら反撃したが、より多くのミスが出てしまった。まるでネズミとネコさ。ネズミは我々の守備のミス、ネコはそれを補おうとする我々の多くの努力だ」

「我々が犯した守備のミスは明白であり、それについて話すのは気分が良くないから、あまり語らせないで欲しい。我々はボールを持った際に素晴らしいプレーをしていた。だがミスがあり、それによって罰を受けたんだ」

また、モウリーニョ監督はこの日欠場したFWガレス・ベイルについて、筋肉に違和感があったと言及。週末のリーグ戦でプレーしていないにもかかわらずの離脱に、驚きがあったと語った。

「我々は日曜日にWBAと対戦したが、彼はプレーしていない。だが、月曜日になって彼は筋肉に違和感があるからスキャンを受けたいと言ってきた。月曜日のトレーニングに参加しなかったことについては、少し驚いている」

「その後、火曜日にはチームと一緒にトレーニングをした。だが、本人は違和感のある部分の強化に取り組みたいと希望したんだ。それが、ここにいない理由さ」

「明らかなケガではないと思う。違和感があったせいでトレーニングを100%こなせなかったが、ケガについて何かを言うことはできない」
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