【プレミア注目プレビュー】連覇へ崖っぷちのリバプール、公式戦13連勝の首位シティ相手に要塞復活できるか
2021.02.07 12:00 Sun
プレミアリーグ第23節、リバプールvsマンチェスター・シティが日本時間7日25:30にアンフィールドでキックオフされる。格下相手のホーム連敗で勢いを削がれた昨季王者と、絶好調の首位チームが対峙する注目のビッグマッチだ。
この失態によって1試合未消化のシティとの勝ち点差は7ポイントに広がり、連覇に向けて崖っぷちの状況だ。仮に今回の試合を落としてホーム3連敗となれば、数字上ではまだまだ可能性は残るものの、今後の戦いに向けてこれまでの圧倒的なホームアドバンテージを失うことになるかもしれない。それだけに絶好調の首位チームを相手に要塞復活を印象付ける力強いパフォーマンスが求められるところだ。
一方のシティ(勝ち点47)は昨年11月半ばのトッテナム戦での敗戦をキッカケに、これまでのポゼッション・オリエンテッドから脱却。相手を引き込んでのカウンターなど、よりダイレクト志向のスタイルを取り入れる中、DFルベン・ジアスを中心とする堅守という新たなストロングを手に入れて、リーグ9連勝を含む公式戦13連勝と圧巻の戦いぶりを見せている。
この間に大黒柱のMFデ・ブライネ、エースFWアグエロやコロナ禍の影響でメンバーのやり繰りに苦労したが、MFベルナルド・シウバやDFカンセロら戦術理解に優れるポリバレントな選手の活躍もあり、どんな組み合わせでも常に80%以上の力を出せる安定感抜群のスカッドが構築されている。
なお、昨年11月8日にエティハド・スタジアムで開催された前回対戦は1-1のドローに終わっている。アウェイのリバプールが13分にFWサラーのPKで先制に成功も、シティが31分にガブリエウ・ジェズスのゴールで同点に追いつく。その後、シティに勝ち越しのチャンスが訪れたものの、デ・ブライネのPK失敗も響き内容的には妥当な引き分けとなっていた。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、カバク、ファビーニョ、ロバートソン
MF:チアゴ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:DFファン・ダイク、J・ゴメス、マティプ、MFナビ・ケイタ、FWジョタ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組は引き続き起用不可も、負傷明けのファビーニョとマネが病気で前節を欠場した守護神アリソンと共に全体練習へ合流しており、今回のビッグマッチでの復帰が期待される。
スタメンに関しては練習復帰組の3選手が起用可能だと判断し、前述のメンバーを予想。現地メディアによると、ファビーニョの相棒に関してはカバク、ベン・デイビスのいずれかがデビューを飾る可能性が高いという。これに伴い、ヘンダーソンが本職の中盤に復帰する見込みだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ジアス、カンセロ
MF:ベルナルド・シウバ、ロドリ、ギュンドアン
FW:スターリング、ガブリエウ・ジェズス、フォーデン
負傷者:DFアケ、MFデ・ブライネ、FWアグエロ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても直近の数試合と変化はない。
ここ数試合では積極的にターンオーバーを行う中で結果、内容共に手にしているだけに明確なベスト布陣はないが、直近のフォームや相性の良さを考慮して前述のメンバーと布陣を予想した。前線に関してはマフレズやフェラン・トーレスにチャンスが与えられる可能性もありそうだ。
★注目選手
◆リバプール:MFジョーダン・ヘンダーソン
リバプールの注目プレーヤーはチームをけん引するヘンダーソンだ。今シーズンも頼れるリーダーとして八面六臂の活躍を続ける30歳は、ここ最近はセンターバックに多くの離脱者を出すチーム事情によって、本職ではセンターバックとしても安定したパフォーマンスを披露し、チームを支えている。
守備面の貢献に加え、最後尾からの安定した配球、局面を変える正確なロングフィードと攻守両面で自身ができ得る最高のプレーを見せてくれているが、やはりチームの得点力改善やより安定した試合運びを行うためには百戦錬磨のスキッパーの中盤起用が望ましいところだ。
ファビーニョの戦列復帰と、ベン・デイビスとカバクの新加入によって今節からの中盤復帰の可能性が報じられており、持ち味の戦術眼とポジショニングセンス、機動力を武器に、守備では相手のキーマンであるギュンドアンを封じ、攻撃では中盤と前線の繋ぎ役として存在感を放ちたい。
◆マンチェスター・シティ:MFイルカイ・ギュンドアン
シティの注目プレーヤーはデ・ブライネ不在の中盤を支える絶好調男だ。今季はコロナウイルス感染の影響で開幕に出遅れたこともあり、なかなかコンディションが上がらずにいたギュンドアンだが、昨年末辺りから本来のパフォーマンスを取り戻した。そして、年が明けると、シティ加入以降、ベストと言える異次元のレベルに到達。
これまでは卓越した戦術眼と展開力を武器に機動力のあるオーガナイザーとして評価を高めてきたが、ここ最近の試合ではセンターフォワードやデ・ブライネの不在により、積極的にゴール前に顔を出して決定的な仕事を披露。すでにキャリアハイのリーグ戦7ゴールを挙げている。
また、そのゴールのほとんどがエリア外からのスーパーなミドルシュートで、現地のファンや識者の間ではここ最近のドイツ代表MFのハイパフォーマンスを全盛期のスティーブン・ジェラードと比較する声も上がっている。そのため、“シチズンズのジェラード”がアンフィールドの地で躍動する姿が期待されるところだ。
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現在、4位のリバプール(勝ち点40)は第20節のトッテナム戦で5戦ぶりのゴール、6戦ぶりの白星を挙げ、前々節のウェストハム戦も3-1のスコアで快勝し2連勝を達成。後半戦の巻き返しに向けて復調気配を漂わせていたが、前節はブライトン相手に枠内シュート1本の低調なパフォーマンスを見せ、68戦無敗を継続していた要塞アンフィールドでまさかの連敗を喫することになった。一方のシティ(勝ち点47)は昨年11月半ばのトッテナム戦での敗戦をキッカケに、これまでのポゼッション・オリエンテッドから脱却。相手を引き込んでのカウンターなど、よりダイレクト志向のスタイルを取り入れる中、DFルベン・ジアスを中心とする堅守という新たなストロングを手に入れて、リーグ9連勝を含む公式戦13連勝と圧巻の戦いぶりを見せている。
この間に大黒柱のMFデ・ブライネ、エースFWアグエロやコロナ禍の影響でメンバーのやり繰りに苦労したが、MFベルナルド・シウバやDFカンセロら戦術理解に優れるポリバレントな選手の活躍もあり、どんな組み合わせでも常に80%以上の力を出せる安定感抜群のスカッドが構築されている。
現時点では混戦模様のプレミアリーグにおいて頭一つ抜き出た存在と言えるが、昨季王者との対戦を皮切りにトッテナム、エバートン、アーセナル、ウェストハム、マンチェスター・ユナイテッドと続く厳しい6連戦をいかに乗り切るかが2シーズンぶりの覇権奪還の鍵を握る。その中でリーグ戦では2003年5月の勝利以降、17戦未勝利が続く鬼門の地で連戦に弾みを付ける勝利を掴めるか。
なお、昨年11月8日にエティハド・スタジアムで開催された前回対戦は1-1のドローに終わっている。アウェイのリバプールが13分にFWサラーのPKで先制に成功も、シティが31分にガブリエウ・ジェズスのゴールで同点に追いつく。その後、シティに勝ち越しのチャンスが訪れたものの、デ・ブライネのPK失敗も響き内容的には妥当な引き分けとなっていた。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、カバク、ファビーニョ、ロバートソン
MF:チアゴ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:DFファン・ダイク、J・ゴメス、マティプ、MFナビ・ケイタ、FWジョタ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組は引き続き起用不可も、負傷明けのファビーニョとマネが病気で前節を欠場した守護神アリソンと共に全体練習へ合流しており、今回のビッグマッチでの復帰が期待される。
スタメンに関しては練習復帰組の3選手が起用可能だと判断し、前述のメンバーを予想。現地メディアによると、ファビーニョの相棒に関してはカバク、ベン・デイビスのいずれかがデビューを飾る可能性が高いという。これに伴い、ヘンダーソンが本職の中盤に復帰する見込みだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ジアス、カンセロ
MF:ベルナルド・シウバ、ロドリ、ギュンドアン
FW:スターリング、ガブリエウ・ジェズス、フォーデン
負傷者:DFアケ、MFデ・ブライネ、FWアグエロ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても直近の数試合と変化はない。
ここ数試合では積極的にターンオーバーを行う中で結果、内容共に手にしているだけに明確なベスト布陣はないが、直近のフォームや相性の良さを考慮して前述のメンバーと布陣を予想した。前線に関してはマフレズやフェラン・トーレスにチャンスが与えられる可能性もありそうだ。
★注目選手
◆リバプール:MFジョーダン・ヘンダーソン
Getty Images
リバプールの注目プレーヤーはチームをけん引するヘンダーソンだ。今シーズンも頼れるリーダーとして八面六臂の活躍を続ける30歳は、ここ最近はセンターバックに多くの離脱者を出すチーム事情によって、本職ではセンターバックとしても安定したパフォーマンスを披露し、チームを支えている。
守備面の貢献に加え、最後尾からの安定した配球、局面を変える正確なロングフィードと攻守両面で自身ができ得る最高のプレーを見せてくれているが、やはりチームの得点力改善やより安定した試合運びを行うためには百戦錬磨のスキッパーの中盤起用が望ましいところだ。
ファビーニョの戦列復帰と、ベン・デイビスとカバクの新加入によって今節からの中盤復帰の可能性が報じられており、持ち味の戦術眼とポジショニングセンス、機動力を武器に、守備では相手のキーマンであるギュンドアンを封じ、攻撃では中盤と前線の繋ぎ役として存在感を放ちたい。
◆マンチェスター・シティ:MFイルカイ・ギュンドアン
Getty Images
シティの注目プレーヤーはデ・ブライネ不在の中盤を支える絶好調男だ。今季はコロナウイルス感染の影響で開幕に出遅れたこともあり、なかなかコンディションが上がらずにいたギュンドアンだが、昨年末辺りから本来のパフォーマンスを取り戻した。そして、年が明けると、シティ加入以降、ベストと言える異次元のレベルに到達。
これまでは卓越した戦術眼と展開力を武器に機動力のあるオーガナイザーとして評価を高めてきたが、ここ最近の試合ではセンターフォワードやデ・ブライネの不在により、積極的にゴール前に顔を出して決定的な仕事を披露。すでにキャリアハイのリーグ戦7ゴールを挙げている。
また、そのゴールのほとんどがエリア外からのスーパーなミドルシュートで、現地のファンや識者の間ではここ最近のドイツ代表MFのハイパフォーマンスを全盛期のスティーブン・ジェラードと比較する声も上がっている。そのため、“シチズンズのジェラード”がアンフィールドの地で躍動する姿が期待されるところだ。
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