南野拓実の電撃移籍の裏にある目論見、ハッセンヒュッテル監督の存在と両クラブが考える「Win-Win」の取引
2021.02.05 19:30 Fri
◆異例の契約形態、出場すればレンタル料が減額
現に南野の移籍は短時間で成立しており、リバプールとサウサンプトンの思惑が一致したことを示している。『アスレティック』によれば、代理人を介さず、クラブ間で話をまとめ、南野に意思を確認して合意したようだ。
出場機会を与えたかったリバプールと攻撃のクオリティを求めていたサウサンプトン。まさに「Win-Win」の取引となったが、さらに続きがある。
『アスレティック』によれば、南野のレンタル移籍には50万ポンド(約7200万円)が動いたという。しかし、この金額は最大のものであり、サウサンプトンには支払額を下げられる方法がある。それが南野の出場時間だ。
従来よくある契約では、出場時間が一定数を超えると買い取り義務が発生したり、移籍金が増額するというものだが、この南野の契約は出場すればするだけ移籍金が下がるというもののようだ。
つまり、プレミアリーグでの出場機会を与えたかったリバプールにとっては、レンタル料か南野の経験値が手に入る仕組み。サウサンプトンとしても、起用することでレンタル料が下がり、南野が戦力に計算できれば存分に起用できることになる。
まさに「Win-Win」の取引となった南野拓実の電撃移籍。それが本当の意味で「Win-Win」になるには、やはり数字で結果を残すことしかない。サウサンプトンは6日にニューカッスルと対戦。南野が早速デビューする可能性がありそうだ。
Getty Images
現に南野の移籍は短時間で成立しており、リバプールとサウサンプトンの思惑が一致したことを示している。『アスレティック』によれば、代理人を介さず、クラブ間で話をまとめ、南野に意思を確認して合意したようだ。
出場機会を与えたかったリバプールと攻撃のクオリティを求めていたサウサンプトン。まさに「Win-Win」の取引となったが、さらに続きがある。
『アスレティック』によれば、南野のレンタル移籍には50万ポンド(約7200万円)が動いたという。しかし、この金額は最大のものであり、サウサンプトンには支払額を下げられる方法がある。それが南野の出場時間だ。
従来よくある契約では、出場時間が一定数を超えると買い取り義務が発生したり、移籍金が増額するというものだが、この南野の契約は出場すればするだけ移籍金が下がるというもののようだ。
つまり、プレミアリーグでの出場機会を与えたかったリバプールにとっては、レンタル料か南野の経験値が手に入る仕組み。サウサンプトンとしても、起用することでレンタル料が下がり、南野が戦力に計算できれば存分に起用できることになる。
まさに「Win-Win」の取引となった南野拓実の電撃移籍。それが本当の意味で「Win-Win」になるには、やはり数字で結果を残すことしかない。サウサンプトンは6日にニューカッスルと対戦。南野が早速デビューする可能性がありそうだ。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
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