久保先発のヘタフェはアラベスとほぼ見せ場なしのドロー…布陣変更で無失点も攻撃停滞《ラ・リーガ》

2021.01.31 23:58 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第21節、ヘタフェvsアラベスが1月31日にコリセウム・アルフォンソ・ペレスで行われ、0-0のドローに終わった。なお、ヘタフェのMF久保建英は79分までプレーした。

13位のヘタフェ(勝ち点23)は前節、アスレティック・ビルバオを相手に開始20秒の先制点を奪ったものの、そこから5点を奪われて1-5の大敗。久保にとっては新天地での初の黒星となった。18位のアラベス(勝ち点18)を相手にバウンスバックを図ったこの一戦で久保は3試合連続スタメンを飾ったが、センターバックに離脱者が多いチーム事情によって並びが[3-4-2-1]に代わって久保は2シャドーの右に役割を変えた。
立ち上がりから球際でのバトルが強調される展開の中、中盤での潰し合いが続く。久保は守備時に[5-4-1]の中盤の右サイド、攻撃時はより中間ポジションでボールを引き出しながら起点となろうとするが、チーム全体の攻撃がいま一つ噛み合わず、なかなか見せ場が訪れない。

それでも、前半半ば過ぎの32分にはゴール前に飛び出して相手に寄せられながらも左足のシュートを放つ。その後、チームは39分、セットプレーの二次攻撃からボックス右のマタに決定機も、右足のシュートはDFの決死のゴールカバーに阻まれた。

結局、ゴールレスで折り返した後半も決定機の少ないクローズな展開が続く。アレーニャと共に攻撃面で違いを生むことが期待される久保だが、ファウルを辞さない相手のタイトな守備を前に封じ込まれる。
フィニッシュの数よりもファウルの数ばかりが目立つ中、ヘタフェベンチは79分に久保とアレーニャを下げてポルティージョ、アンヘルをピッチに送り込んだ。対するアラベスは引き分け良しとする守備的な交代カードを切り、こう着状態の維持に務めた。

その後、ややヘタフェが押し込んだ試合終盤にはセットプレーからアランバリに2度の決定機が訪れるが、ヘディングシュート、直接FK共に枠を捉えることができなかった。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、互いに見せ場を欠いた睨み合いの一戦は0-0のドローに終わった。
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