10人のアタランタがミランチュク弾でラツィオとの打ち合いを制す!《コッパ・イタリア》

2021.01.28 03:41 Thu
Getty Images
コッパ・イタリア準々決勝のアタランタvsラツィオが27日に行われ、3-2でアタランタが勝利した。
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5回戦でカリアリに勝利したアタランタは、直近のミラン戦から先発を5人変更。D・サパタやイリチッチ、ハテブールらに代えてムリエルやミランチュク、マリノフスキーらを先発を起用した。
一方、5回戦でパルマに辛勝したラツィオは、直近のサッスオーロ戦から先発を5人変更。インモービレやコレア、ルーカス・レイバらに代えてムリキやアンドレアス・ペレイラ、エスカランテらを先発を起用した。

今週末のリーグ戦でも対戦する両者の一戦は、開始早々にスコアが動く。7分、マリノフスキーの左CKがニアのディムスティに当たると、こぼれ球をパロミーノがシュート。これはGKレイナに弾かれたが、相手DFのクリアがディムスティに当たるとそのままゴールネットを揺らし、アタランタが先制した。

先制を許したラツィオだが、すぐさま反撃に転じる。すると17分、ミリンコビッチ=サビッチのロングパスで左サイドのスペースに抜け出したアチェルビが滞空時間の長いクロスをゴール前に入れると、ムリキがパロミーノの寄せをものともしない打点の高いヘディングシュートをゴール左隅に流し込んだ。
さらにラツィオは、34分にも敵陣中盤でボールをカットしたアチェルビがカウンター。ドリブルでゴール前まで持ち上がると冷静にシュートを沈めた。

逆転をされたアタランタだったが、すぐに試合を振り出しに戻す。37分、ディムスティのロングパスで右サイドを抜け出したムリエルがボックス右から侵入。切り返しで相手DFをかわし折り返しを供給すると、これを受けたマリノフスキーのシュートがゴールネットを揺らした。

同点で迎えた後半、ラツィオは53分に数的優位となる。ミリンコビッチ=サビッチのロングパスでDFの裏に抜け出したラッツァーリを後方から倒したパロミーノがレッドカードで一発退場となった。

数的不利となったアタランタだったが、57分に後半最初の決定機を迎える。敵陣中盤での浮き球をミランチュクが頭で繋ぐと、これを拾ったロメロがボックス右手前まで持ち上がりラストパス。これをボックス中央で受けたミランチュクが寄せてきた相手GKの股下を右足シュートで射抜き、ゴールネットを揺らした。

勝ち越しに成功したアタランタは、65分にもボックス左深くまで侵入したD・サパタがホードに倒されPKを獲得。しかし、D・サパタのPKはGKレイナの完璧なPKストップに防がれた。

1点を追うラツィオは、62分にコレア、71分にインモービレ、81分にルリッチを投入。すると89分、バイタルエリア右で獲得したFKからコレアがクロスを上げるとニアでアチェルビがヘディングシュート。しかし、これはGKゴッリーニのファインセーブに阻まれた。

結局、試合はそのまま3-2でタイムアップ。数的不利ながらラツィオとの打ち合いを制したアタランタが、準決勝進出を決めた。

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