B・フェルナンデスの圧巻FK弾でユナイテッドがリバプールとの打ち合い制す! ハマーズ待つ5回戦へ《FAカップ》
2021.01.25 04:05 Mon
FAカップ4回戦、マンチェスター・ユナイテッドvsリバプールが24日にオールド・トラフォードで行われ、3-2で勝利したユナイテッドが5回戦進出を決めた。
直近のリーグ戦でフルアムに競り勝ってプレミアリーグ首位を堅持したユナイテッドは、その一戦から先発5人を変更。GKをヘンダーソンに変更したほか、バイリーとフレッジ、ブルーノ・フェルナンデス、マルシャルに代えてリンデロフ、ファン・デ・ベーク、マクトミネイ、ラッシュフォードを起用した。
一方、リバプールはリーグ戦での前節、バーンリーに0-1で競り負けてアンフィールドで69戦ぶりの黒星を喫することになった。難敵相手にバウンスバックを図るこの一戦では先発5人を変更。マティプ、マネが先発から外れてリース・ウィリアムズ、カーティス・ジョーンズが代役を務めた一方、オリジ、シャキリ、オックスレイド=チェンバレンに代わってサラー、フィルミノ、ミルナーと主力クラスが復帰した。
前回対戦ではボールを持って押し込むリバプール、堅守速攻のユナイテッドと戦いの構図が明確だったが、今回の一戦では攻守が目まぐるしく入れ替わるオープンな試合展開となった。
だが、相手の攻勢をきっちり撥ね返したリバプールは最初の決定機をゴールに結びつける。18分、ハーフウェイライン付近でボールを引き出したワイナルドゥムがそのまま持ち上がって中央でフリーのフィルミノの足元に繋ぐ。ここでフィルミノがボックス右のスペースを狙うサラーに絶妙なスルーパスを通すと、エジプト代表FWは飛び出したGKに対して利き足とは逆の右足を使った見事なチップキックでゴールネットを揺らした。
一瞬の隙を突かれて先制を許したユナイテッドだが、すぐさま反撃を開始。26分には自陣ボックス付近でのポグバの見事なボール奪取から得意のカウンターを発動。左に張っていたラッシュフォードにボールが繋がると、ラッシュフォードはワンステップから圧巻のミドルパスを逆サイドでフリーのグリーンウッドに通す。そして、そのままボックス内に持ち込んだグリーンウッドが冷静に右足のシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
1-1のイーブンに戻った試合は追いついた勢いに乗るホームチームが惜し気味に試合を進めていく。ポグバを中心とする球際の勝負で優位に立ち、高い位置を取る相手サイドバックの背後を狙った鋭いカウンターで幾度も相手ゴールに迫る。とりわけ、アレクサンダー=アーノルド、リース・ウィリアムズが並ぶ相手右サイドを執拗に狙い、ラッシュフォード、ショー、ファン・デ・ベークの3人が良い絡みで優位性を保つ。その流れからポグバやマクトミネイに再三のシュートチャンスも、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。
それでも、良い流れで後半に入ったホームチームはいきなり逆転に成功する。48分、中盤での続けざまのルーズボールの競り合いを制してハーフウェイラインを越えた辺りでボールを回収したグリーンウッドが左サイドでハイラインの背後を狙うラッシュフォードを狙った斜めのパス。
これは手前にいたDFリース・ウィリアムズに引っかかるかに思われたが、ここでまさかの空振りとなると、背後でボールを引き取ったラッシュフォードがそのままボックス内に運んでコースを狙った右足のシュートを流し込んだ。
ミスから試合を引っくり返されたリバプールだが、前半のユナイテッドのようにこちらも反発力を見せる。58分、相手陣内でカバーニのやや不用意な落としをカットしたミルナーがボックス左のフィルミノに預けてゴール前に走り込む。そして、フィルミノからの折り返しを手前に走り込んだミルナーが巧みにスルーしたところを後方で待ち構えたサラーが左足で流し込んだ。
残り30分余りで再びイーブンに戻った中、両チームのベンチが動く。追いついたリバプールはワイナルドゥムに代えて切り札のマネを投入。この交代でカーティス・ジョーンズが左ウイングから本来のインサイドハーフにポジションを移す。
対するユナイテッドは65分にグリーンウッド、ファン・デ・ベークに代えてこちらも切り札のB・フェルナンデスとフレッジをピッチへ送り出し、ポグバをセントラルMFから前回対戦で務めた右ウイングに配置した。
この選手交代後も試合の主導権はリバプールが握り、サラーに2度のハットトリックのチャンスが訪れたが、GKヘンダーソンの好守に阻まれる。すると、一部でビッグマッチでの勝負弱さが指摘されるユナイテッドの絶対的司令塔が魅せる。
78分、ペナルティアーク付近でカバーニが倒されて得たFKの場面でキッカーを務めたB・フェルナンデスがメインの壁とは逆にポグバ、チアゴが並んでいた側を狙って右足を振り抜くと、これがゴール右下隅の完璧なコースを射抜いた。
再び追う展開になったリバプールは81分に2枚替えを敢行。チアゴとフィルミノを下げてシャキリ、オリジが投入され、南野にとっては現時点での序列を改めて認識される、ドイツ人指揮官の交代策に。
その後、リバプールはリスクを冒して攻撃に出るが、専守防衛の構えを見せるホームチームにことごとく撥ね返される。逆に、89分にはB・フェルナンデスの右クロスをゴール前フリーのカバーニに頭で合わされて痛恨の4失点目かに思われたが、ここは右ポストに救われた。
しかし、後半アディショナルタイムにサラーがボックス内で放ったシュートも枠を外れ、試合はこのままタイムアップ。
リーグ戦でも上位に位置するユナイテッドがホームでリバプールを退けてウェストハムが待つ5回戦進出を決めた。一方、敵地で敗れたリバプールは公式戦連敗となった。
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17日に行われたリーグ戦で激闘を演じた両雄が戦いの舞台をカップ戦に移して再び対峙した注目の一戦。一方、リバプールはリーグ戦での前節、バーンリーに0-1で競り負けてアンフィールドで69戦ぶりの黒星を喫することになった。難敵相手にバウンスバックを図るこの一戦では先発5人を変更。マティプ、マネが先発から外れてリース・ウィリアムズ、カーティス・ジョーンズが代役を務めた一方、オリジ、シャキリ、オックスレイド=チェンバレンに代わってサラー、フィルミノ、ミルナーと主力クラスが復帰した。
前回対戦ではボールを持って押し込むリバプール、堅守速攻のユナイテッドと戦いの構図が明確だったが、今回の一戦では攻守が目まぐるしく入れ替わるオープンな試合展開となった。
開始10分にボックス右に抜け出したグリーンウッドが角度のないところから右足のシュートを放ってGKアリソンを脅かすと、ここからしばらくユナイテッドの時間が続く。
だが、相手の攻勢をきっちり撥ね返したリバプールは最初の決定機をゴールに結びつける。18分、ハーフウェイライン付近でボールを引き出したワイナルドゥムがそのまま持ち上がって中央でフリーのフィルミノの足元に繋ぐ。ここでフィルミノがボックス右のスペースを狙うサラーに絶妙なスルーパスを通すと、エジプト代表FWは飛び出したGKに対して利き足とは逆の右足を使った見事なチップキックでゴールネットを揺らした。
一瞬の隙を突かれて先制を許したユナイテッドだが、すぐさま反撃を開始。26分には自陣ボックス付近でのポグバの見事なボール奪取から得意のカウンターを発動。左に張っていたラッシュフォードにボールが繋がると、ラッシュフォードはワンステップから圧巻のミドルパスを逆サイドでフリーのグリーンウッドに通す。そして、そのままボックス内に持ち込んだグリーンウッドが冷静に右足のシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
1-1のイーブンに戻った試合は追いついた勢いに乗るホームチームが惜し気味に試合を進めていく。ポグバを中心とする球際の勝負で優位に立ち、高い位置を取る相手サイドバックの背後を狙った鋭いカウンターで幾度も相手ゴールに迫る。とりわけ、アレクサンダー=アーノルド、リース・ウィリアムズが並ぶ相手右サイドを執拗に狙い、ラッシュフォード、ショー、ファン・デ・ベークの3人が良い絡みで優位性を保つ。その流れからポグバやマクトミネイに再三のシュートチャンスも、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。
それでも、良い流れで後半に入ったホームチームはいきなり逆転に成功する。48分、中盤での続けざまのルーズボールの競り合いを制してハーフウェイラインを越えた辺りでボールを回収したグリーンウッドが左サイドでハイラインの背後を狙うラッシュフォードを狙った斜めのパス。
これは手前にいたDFリース・ウィリアムズに引っかかるかに思われたが、ここでまさかの空振りとなると、背後でボールを引き取ったラッシュフォードがそのままボックス内に運んでコースを狙った右足のシュートを流し込んだ。
ミスから試合を引っくり返されたリバプールだが、前半のユナイテッドのようにこちらも反発力を見せる。58分、相手陣内でカバーニのやや不用意な落としをカットしたミルナーがボックス左のフィルミノに預けてゴール前に走り込む。そして、フィルミノからの折り返しを手前に走り込んだミルナーが巧みにスルーしたところを後方で待ち構えたサラーが左足で流し込んだ。
残り30分余りで再びイーブンに戻った中、両チームのベンチが動く。追いついたリバプールはワイナルドゥムに代えて切り札のマネを投入。この交代でカーティス・ジョーンズが左ウイングから本来のインサイドハーフにポジションを移す。
対するユナイテッドは65分にグリーンウッド、ファン・デ・ベークに代えてこちらも切り札のB・フェルナンデスとフレッジをピッチへ送り出し、ポグバをセントラルMFから前回対戦で務めた右ウイングに配置した。
この選手交代後も試合の主導権はリバプールが握り、サラーに2度のハットトリックのチャンスが訪れたが、GKヘンダーソンの好守に阻まれる。すると、一部でビッグマッチでの勝負弱さが指摘されるユナイテッドの絶対的司令塔が魅せる。
78分、ペナルティアーク付近でカバーニが倒されて得たFKの場面でキッカーを務めたB・フェルナンデスがメインの壁とは逆にポグバ、チアゴが並んでいた側を狙って右足を振り抜くと、これがゴール右下隅の完璧なコースを射抜いた。
再び追う展開になったリバプールは81分に2枚替えを敢行。チアゴとフィルミノを下げてシャキリ、オリジが投入され、南野にとっては現時点での序列を改めて認識される、ドイツ人指揮官の交代策に。
その後、リバプールはリスクを冒して攻撃に出るが、専守防衛の構えを見せるホームチームにことごとく撥ね返される。逆に、89分にはB・フェルナンデスの右クロスをゴール前フリーのカバーニに頭で合わされて痛恨の4失点目かに思われたが、ここは右ポストに救われた。
しかし、後半アディショナルタイムにサラーがボックス内で放ったシュートも枠を外れ、試合はこのままタイムアップ。
リーグ戦でも上位に位置するユナイテッドがホームでリバプールを退けてウェストハムが待つ5回戦進出を決めた。一方、敵地で敗れたリバプールは公式戦連敗となった。
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