【欧州4大リーグ日本人選手前半戦総括&評価】遠藤航が最高評価、久保や南野が最低評価

2021.01.25 18:00 Mon
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欧州4大リーグの2020-21シーズンの前半戦が終了しました。そこで本稿では4大リーグに所属する日本人13選手のパフォーマンスを5段階で独自に評価してみました。総括とともにご覧ください。
★★★★★が最高、☆が最低

★南野拓実[リバプール]
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プレミアリーグ出場試合数:8(先発:2)ゴール数:1
チャンピオンズリーグ出場試合数:4(先発:2)ゴール数:0
FAカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
EFLカップ出場試合数:2(先発:2)ゴール数:2
評価: ☆☆☆☆
◆1年超しのプレミア初ゴール
チャンピオンズリーグでの活躍を受けて昨季後半、ザルツブルクからリバプールへ大きなステップアップを果たした南野。チームに馴染みきれなかった昨季を経て今季は活躍が期待されたが、ケガ人が続出したチームの中で結果を出しきれなかった。3トップや中盤インサイドと多くのポジションでプレーしたものの、いずれのポジションもフィットしきれなかった。12月19日に1年越しとなる待望のプレミアリーグ初ゴールを挙げた南野だが、それ以降も出場機会が増えることなくベンチを温める日が続いている。

★冨安健洋[ボローニャ]
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セリエA出場試合数:19(先発:19)ゴール数:2
コッパ・イタリア出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
評価:★★★☆☆

◆本職のセンターバック起用も…
今季開幕前にはミランへのステップアップが報じられた中、ボローニャでの2季目を迎えた冨安。昨季は右サイドバックでシーズンを通して質の高いプレーを見せた中、今季は本職のセンターバックでスタートした。しかし、チームは開幕から失点がかさみ、不名誉な5大リーグワーストの41試合連続失点を喫してしまった。そしてインテル戦でFWルカクに歯が立たず、続くローマ戦で5失点を喫したことを受けてミハイロビッチ監督は冨安を左サイドバックに移した。そのサイドバックではそつのなさを見せ、昨季務めた右サイドバックに戻った直後の試合では今季初ゴールと改めて能力の高さを示している。後半戦は本職のセンターバックでコンスタントに結果を残せるか。
★吉田麻也[サンプドリア]
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セリエA出場試合数:16(先発:14)ゴール数:1
コッパ・イタリア出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
評価:★★★☆☆

◆サイドバック起用にも応える
昨季後半に加入し、サンプドリアの残留に貢献した吉田。2季目の今季もコンスタントに先発し、中位に位置する守備の軸として存在感を見せている。基本的には本職のセンターバックでプレーしているものの、第14節サッスオーロ戦からローマ戦、インテル戦と3試合連続で右サイドバックを務めるなど、新境地を開拓。そのサイドバックでは無難な守備と堅実なフィードを武器に及第点のプレーを見せ、ラニエリ監督の信頼を得ている。今月18日には2022年までの契約延長を勝ち取った。

★久保建英[ビジャレアル/ヘタフェ]
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ラ・リーガ出場試合数:15(先発:3)ゴール数:0
ヨーロッパリーグ出場試合数:5(先発:5)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
評価: ☆☆☆☆

◆強豪ビジャレアルへのレンタルも…
昨季はレンタル先のマジョルカでリーガ初挑戦を果たし、降格したチームの中で存在感を示した久保。しかし、リーガ強豪の一角であるビジャレアルへレンタル移籍となった今季前半戦は厳しい戦いを強いられた。守備意識の強いエメリ監督の戦術に合わず、レベルの落ちるヨーロッパリーグ以外では活躍することができなかった。ゴールに直結するプレーでエメリ監督を黙らせたいところだったが、リーガではノーゴールと結果を出せなかった。この悔しさを胸に後半戦はヘタフェで名誉挽回といきたい。

★乾貴士[エイバル]
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ラ・リーガ出場試合数:18(先発:17)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
評価: ★★★☆☆

◆右サイドで新境地
エイバル復帰2シーズン目となった乾。気心知れたメンディリバル監督の下、今季は逸材MFブライアン・ヒルの加入もあり、慣れ親しんだ左サイドではなく右サイドやトップ下でのプレーが増えた。昨季同様、ゴールに絡むプレーに関しては物足りなさがあり、1ゴール0アシスト。とはいえ指揮官が求めるハードワークを忠実にこなし、チームにバランスをもたらすベテランとして重要な戦力であることに変わりはない。

★武藤嘉紀[エイバル]
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ラ・リーガ出場試合数15(先発:9)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数:2(先発:2)ゴール数:2
評価: ☆☆☆☆

◆リーガ初挑戦も
ニューカッスルでプレミアリーグの高い壁に弾かれた武藤。新天地には乾が所属するエイバルを選んだ。メンディリバル監督の熱烈なオファーを受けてリーガ初挑戦に挑んだ武藤は、第11節ベティス戦でリーガ初ゴールをマーク。コパ・デル・レイでは2戦連続ゴールを挙げたものの、リーガでは前半戦を終えて1ゴールと苦戦が続いている。カウンターが特長のエイバルだけに武藤の走力が生かされ易いかと思われるが、後半戦は目に見える結果を残したい。

★岡崎慎司[ウエスカ]
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ラ・リーガ出場試合数:15(先発:9)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
評価: ☆☆☆☆

◆嬉しいリーガ1部初ゴールも…
ウエスカの2部優勝に貢献し、1部昇格に導いた岡崎。昨季同様にエースストライカーとしての役割が期待された中、開幕から5試合連続スタメンを果たしたが、負傷によりその後の4試合を欠場した。復帰直後は自身のパフォーマンスを落とすことなく、前線からの守備と起点になるプレーで存在感を示し、第12節グラナダ戦では見事なロングシュートでの嬉しい1部初ゴールをマーク。しかし最下位に沈むチーム共々、岡崎の出番は減っていき、尻すぼみとなってしまった。

★遠藤航[シュツットガルト]
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ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:17)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
評価: ★★★★★

◆ブンデス1部初挑戦で絶大な存在感
1部昇格の立役者として迎えたシュツットガルトでの2シーズン目。遠藤航は攻守にハイレベルなプレーを持続した。データでも示されている通り、とりわけ対人面での勝率はリーグトップクラスと屈強なフィジカルを擁する選手の多いブンデスリーガで自身の持ち味を遺憾なく発揮している。また、守備面だけでなく配球面でもカウンター主体のチームの攻撃の起点となり、正にチームの心臓として機能した。

★鎌田大地[フランクフルト]
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ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:13)ゴール数:2
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
評価: ★★★☆☆

◆復帰2季目もレギュラーキープ
昨季は公式戦2桁ゴールをマークし、フランクフルトの攻撃の核となった鎌田。今季はブンデスリーガでも早々にゴールをマークし、アシストも前半戦を終えて8と、多くのゴールシーンに絡んでチームを牽引している。ただ、FWヨビッチがこの冬に復帰しており、鎌田としては攻撃的なポジションを争う強烈なライバルが出現したと言えそうだ。

★長谷部誠[フランクフルト]
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ブンデスリーガ出場試合数13(先発:13)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:0
評価: ★★★☆☆

◆現役引退報道も奮起
1月に37歳となった長谷部。フランクフルトでの7シーズン目となった中、今季も昨季同様にチームの結果が出なくなったことをキッカケにレギュラーの座を外れたものの、再び訪れたチャンスをしっかりとモノにしてレギュラーの座を奪い返している。ヒュッター監督が12月に長谷部の今季限りでの引退をほのめかして騒動となったが、本人は即座に否定。実際、その否定後もハイパフォーマンスを発揮し、本職のボランチでも出色のパフォーマンスを披露。まだまだトップレベルでやれることを証明している。

★堂安律[ビーレフェルト]
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ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:17)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
評価: ★★★☆☆

◆全試合スタメンで3ゴール
PSVからレンタルで加入した堂安律。エールディビジでの3シーズンを経て、よりレベルの高いブンデスリーガでの挑戦となった中、昇格組のビーレフェルトでレギュラーの座を張り続けた。チーム力に乏しい中、攻撃に専念できる状況ではなく、守備面にも気を配りながらのプレーだったが、マインツ戦やシュツットガルト戦でのチームを勝利に導くゴールやバイエルン戦でのゴールと印象的な活躍を見せた。チームが残留できればブンデス1年目としては十分な成果と言えるだけに後半戦も気持ちを切らさずに奮闘を続けたい。

★大迫勇也[ブレーメン]
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ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:6)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
評価: ☆☆☆☆

◆屈辱のノーゴール
昨季終盤、ゴールを重ねて残留に辛くも貢献した大迫。ブレーメンでの3シーズン目を迎えた今季開幕戦では先発に抜擢されたものの、低調なパフォーマンスに終わってサポーターから厳しい批判を受けた。その後、先発でプレーする機会もあった大迫だったが、そのチャンスを生かせずに屈辱のノーゴールで前半戦を終えることになってしまった。

★遠藤渓太[ウニオン・ベルリン]
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ブンデスリーガ出場試合数:7(先発:1)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
評価: ☆☆☆☆

◆ブンデス初弾後に悔しい負傷
横浜F・マリノスからレンタルでウニオン・ベルリンに加入した遠藤渓太。欧州初挑戦となった中、負傷で出遅れる厳しいスタートとなった中、短い出場時間ながら第7節ビーレフェルト戦で嬉しいブンデス初ゴールをマークした。しかし、その試合で再度負傷と遠藤にとっては波に乗り切れないシーズン前半となったが、ウニオン・ベルリンはカウンター主体の好チームとなっているだけに遠藤の走力が生かされる時がいずれ訪れるはずだ。
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