「何もできなかった」連敗マルセイユの日本代表2人に辛口評価「ナガトモの守備を利用した」

2021.01.21 12:16 Thu
Getty Images
マルセイユは20日、リーグ・アン第9節の延期分で、RCランスとホームで対戦し、0-1で敗れた。マルセイユの日本代表DF酒井宏樹長友佑都は両サイドバックで先発出場を果たし、酒井はフル出場、長友は66分までプレーした。
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痛恨の連敗となったマルセイユだが、2人の日本人DFに対しての現地紙の評価も厳しいものになっている。
◆酒井宏樹がRCランス戦でダイレクトワンツーからクロスを上げる

フランス『Homme Du Match』の採点(10点満点)では、2人とも4点評価に。酒井は「エネルギーが枯渇していた。日本代表はトップフォームの時に見せる上下動の繰り返しができなかった。ランスのゴールはそれも一因だった」とコメントし、長友には「逆サイドの味方を見つけることは難しく、日本人は近くの選手に迅速に確実にパスすることを好んだ。66分に交代した」と評価を下している。

一方、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選んだランスの右サイドのアタッカー、ジョナタン・クラウスには6.5点の評価とともに、「ナガトモの守備を利用し、フランスの多才なアタッカーは右サイドを制圧した。クロスが正確でなかったとしても、彼は常にそうすることができた。これは彼の前から日本人を消すことができたからだ」と長友とのデュエルに勝利したと高評価を下している。

また、フランス『maxifoot.fr』の採点(10点満点)でも、厳しい評価は変わらず、酒井が4点。長友が3点の評価だった。
寸評では、酒井に対し「前半は彼のサイドで守備の心配がなく、(フロリアン・)トヴァンとの連携をためらわなかった。時間が経つにつれて疲れが見え、ランスのゴールの場面では(マサディオ・)ハイダラに時間を与えすぎた」としている。

長友には「左サイドの日本人にはまだ安心できない。攻撃時には小さい視野で、ランスの先制点の場面でも何もできなかった」と辛口だった。

3戦未勝利のマルセイユは23日に第21節でモナコとアウェーで対戦する。

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