ディアビ無双のレバークーゼンがドルトムント撃破で暫定2位浮上!《ブンデスリーガ》

2021.01.20 06:40 Wed
Getty Images
ブンデスリーガ第17節、レバークーゼンvsドルトムントが19日にバイ・アレーナで行われ、ホームのレバークーゼンが2-1で勝利した。
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4戦未勝利(1分け3敗)で3位のレバークーゼンと、前節、最下位のマインツ相手に痛恨のドローにとなった4位のドルトムントによる、勝ち点29で並ぶ上位対決。
前半戦を勝利で終えたいドルトムントは前節から先発2人を変更。負傷のザガドゥ、累積警告のジャンに代えてアカンジ、デラネイを代役に起用した。

立ち上がりは前から圧力をかけたドルトムントが主導権を握り、相手を押し込んだ形からフンメルス、ロイスと積極的にシュートを放っていった。

しかし、先にゴールをこじ開けたのはホームのレバークーゼン。14分、左サイドのベイリーの浮き球のフィードに完璧なタイミングで抜け出したディアビがボックス内でのGKとの一対一を冷静に制した。
敵地で先制を許したものの、慌てることなく反撃を試みるドルトムントは比較的容易にアタッキングサードまでボールを運ぶが、アタッキングサードでは細かい連携ミスが目立ってなかなか効果的にフィニッシュまで持ち込めない。23分にはボックス付近での波状攻撃からムニエのシュート性のクロスにゴール前のハーランドが飛び込むが、わずかに反応が遅れてボールを押し込めない。

すると、前半半ばを過ぎると、相手のハイラインの背後、2ボランチの脇のギャップを効果的に使うレバークーゼンが完全に試合の主導権を掌握。とりわけ、右ウイングに入ったディアビがそのアジリティとスピードで優位性をもたらし、再三の鋭い仕掛けでドルトムントゴールに襲い掛かる。

だが、ボックス内での決定機はGKビュルキのビッグセーブに阻まれる。さらに、前半終了間際の44分にはディアビの浮き球クロスをゴール前のアラリオがドンピシャのヘディングで合わすが、これもビュルキのセーブに遭い追加点を奪うことはできず。

守護神ビュルキの奮闘によって辛くも最少得点差を維持して試合を折り返したドルトムントは後半も立ち上がりは勢いを持って入る。54分にはボックス付近での鮮やかな連携からロイス、ハーランドにシュートチャンスも相手の粘り強い寄せに遭い、フィニッシュまで持ち込めない。

それでも、前半に比べて攻守の切り替えがスムーズになったアウェイチームは相手に攻撃の機会を与えず、波状攻撃を仕掛けていく。すると、67分には左CKの流れから高い位置でボールを奪い返してペナルティアーク付近のブラントの足元へラファエウ・ゲレイロの横パスが繋がる。ここでブラントが見事な右足のコントロールシュートをゴール右隅に流し込み、古巣相手に今季初ゴールを挙げた。

これで完全に流れを掴んだドルトムントは直後にもサンチョの中央突破を起点とした厚みのある攻めからゴール右でルーズボールに反応したブラントに2点目のチャンスも、ここはDFの決死のゴールカバーに阻まれた。

その後は互いに選手交代を切りながらオープンな攻防を繰り広げていく。その中でドルトムントがより相手ゴールに迫るが、サンチョらがボックス付近での決定機を決め切れない。

すると80分、相手陣内左サイドでシックとディアビがムニエからボールを奪い切ってショートカウンターを発動。最後はドリブルでボックス付近に切り込んだディアビからの丁寧なラストパスを受けたヴィルツが強烈な右足のシュートをゴール左隅に突き刺した。

17歳の新星ヴィルツのゴールで勝ち越しに成功したレバークーゼンはここから堅守速攻の色合いを強めていく。これに対してドルトムントはムココ、ティッゲスと若手ストライカーを終盤に投入し、パワープレーでゴールをこじ開けにかかる。

そして、試合終盤にかけても見ごたえのある攻防が繰り広げられたが、これ以上スコアは動くことなくこのままタイムアップ。ディアビの圧巻のパフォーマンスでドルトムントに競り勝ったレバークーゼンが暫定2位に浮上し、前半戦を終えることになった。敗れたドルトムントは2戦未勝利での厳しいシーズン折り返しとなった。

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【ブンデス第30節プレビュー】初優勝のレバークーゼンがCL4強入りのドルトムントと対戦

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