ボルシアMGがブレーメンに競り勝って前半戦を白星で飾る! 大迫は3戦ぶりの途中出場《ブンデスリーガ》

2021.01.20 04:39 Wed
Getty Images
ブンデスリーガ第17節、ボルシアMGvsブレーメンが19日にシュタディオン・イム・ボルシア・パルクで行われ、ホームのボルシアMGが1-0で勝利した。なお、ブレーメンのFW大迫勇也は82分から出場した。
PR
12位のブレーメン(勝ち点18)が、8位のボルシアMG(勝ち点25)のホームに乗り込んだ前半戦最終戦。前節のアウグスブルク戦でベンチ入りも出場機会がなかった大迫はこの試合でもベンチスタートとなった。
[5-3-2]に近い守備的な布陣でアウェイ仕様の戦い方を選択したブレーメンに対して、ホームのボルシアMGが圧倒的にボールを握る展開となる。だが、負傷明けのプレアが前線でなかなか効果的な動きを見せられず、ブレーメンの堅守が機能する場面が目立つ。

互いに中盤での潰し合いが続く中、27分にはブレーメンに両チームを通じて最初の決定機が訪れる。カウンターから味方が右サイドで上げたクロスのこぼれ球に反応したシュミットがペナルティアーク付近から抑えの利いた見事な右足のボレーシュートを枠の右隅に飛ばすが、ここはGKゾンマーのビッグセーブに遭う。

最初の決定機をモノにできなかったブレーメンだが、攻めあぐねるボルシアMGに対して要所でカウンターが嵌ると、37分にはGKソンマーが不用意に飛び出して持ち場を外れた中、アグが無人のゴールへシュートを放つが、ここはDFのゴールカバーに阻まれて2度目のチャンスも生かせなかった。
それでも、ブレーメンペースで試合は0-0で折り返しとなった。後半も試合展開に大きな変化はなく、より動きがほしいホームチームは59分、ノイハウスとヘアマンに代えてシュティンドルとベネスを同時投入した。

すると、この選手交代が先制点をもたらす。66分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのベネスが絶妙なクロスをゴール前に入れると、ゴール前の密集地帯でうまく頭で合わせたエルベディのシュートがゴール右隅に決まった。

ビハインドを負ったブレーメンは右ウイングバックのゲブレ・セラシエの推進力を生かした攻撃を軸に反撃を試みるが、相手の粘り強い守備を前に最後のところがうまくいかない。これを受けて、74分にはシュミットとサージェントの2トップを下げてゼルケとラシツァを同時投入。さらに、83分には3試合ぶりの出場となった大迫がビッテンコートと共に最後の交代カードとして投入される。

対してセットプレーを軸に追加点を狙いつつも逃げ切りを意識するボルシアMGはプレア、ヴォルフに代えてザカリア、ヤンチュケを投入。このまま試合を締めにかかる。

試合終了間際の87分にはブレーメンに後半最大の決定機。ロングボールを前線のゼルケ、大迫と競ってこぼれ球がボックス右のラシツァに繋がる。ここで冷静にDFを切り返しでかわしたラシツァが左足を振り抜くが、ゴール前至近距離からのシュートは右ポストを叩いた。

さらに、89分には左CKの二次攻撃からボックス中央でラシツァのシュートのこぼれ球に反応したビッテンコートにフリーでシュートチャンスが訪れるも、左足のシュートは枠を外れた。

その後、アウェイのブレーメンの決死のパワープレーを5バックで撥ね返し続けたボルシアMGが1-0の勝利。前半戦最終戦を白星で飾った。一方、敵地で善戦も敗れたブレーメンは連勝での前半戦フィニッシュとはならなかった。

PR
関連ニュース

伊藤フル出場のシュツットガルト、ブレーメンに敗れて12試合ぶり黒星【ブンデスリーガ】

シュツットガルトは21日、ブンデスリーガ第30節でブレーメンとのアウェイ戦に臨み、1-2で敗れた。 シュツットガルトのDF伊藤洋輝はフル出場、MF原口元気とDFチェイス・アンリはベンチ入りも出場しなかった。 前節フランクフルトに快勝した3位シュツットガルト(勝ち点63)は、守護神のニューベルが復帰。伊藤がフラットな[3-4-2-1]の左センターバックでスタメンとなった。 5バックで構える12位ブレーメン(勝ち点31)に対し、シュツットガルトは開始5分に決定機。伊藤のロングスルーパスを受けたウンダブがGKと一対一となったが、シュートはGKツェッテラーにセーブされた。 その後も押し込むシュツットガルトは23分、ギラシーの直接FKでGKを強襲したが、26分にPKを献上。アグにディフェンスライン裏を取られたところをルウェリングがボックス内で倒してしまった。これをドゥクシュに決められ、先制された。 失点以降は攻めあぐねたシュツットガルトは43分、ドゥクシュにカットインシュートでゴールを脅かされた中、1分後に同点の絶好機。ギラシーのヒールパスをボックス左で受けたミッテルシュタットのクロスをウンダブがヘッド。しかしシュートはバーに直撃した。 シュツットガルトが1点ビハインドで迎えた後半、開始3分にルウェリングに決定機が訪れるもボックス右から放ったシュートはGKにセーブされる。 すると1分後、シュツットガルトは失点。右サイドからのシュミットのアーリークロスをドゥクシュにボレーで決められた。 その後は攻めあぐねたシュツットガルトは70分、途中出場のヒューリッヒがボレーでGKを強襲すると、1分後に1点差に。左サイドをヒューリッヒが打開した流れから混戦となったルーズボールをウンダブが押し込んだ。 終盤の85分、ギラシーがボックス内で倒されたプレーがPKかと思われたが、VARの末にオフサイドがあって1-2のまま敗戦。12試合ぶりの黒星となった。 2024.04.22 00:31 Mon

ブレーメンがケイタを追放、レバークーゼン戦帯同拒否で残りシーズン出場停止&多額の罰金処分

ブレーメンは16日、ギニア代表MFナビ・ケイタに対して、今シーズン終了までの出場停止処分を下したことを発表した。 ブレーメンは14日、ブンデスリーガ第29節でレバークーゼンと対戦。アウェイでの試合は5-0で大敗を喫し、目の前でレバークーゼンの初優勝を見届けることとなった。 クラブによれば、ケイタはこの試合でスターティングメンバーから外れることがわかると、レバークーゼンへの遠征帯同を拒否。出場を拒否することとなった。 ブレーメンはケイタのこの行動を強く非難。シーズン終了まで起用しないことを決めた上、多額の罰金を課すこととした。 「ナビの行為はクラブとして容認できない。この行動により、彼はスポーツ面でも人事面でも緊迫した状況でチームを失望させ、自分をチームの上に置くこととなった。それは許せないことだ」 「シーズンのこの段階では、残りの試合に全力で集中し、チームを非常に緊密する必要がある」 ケイタはリバプールから今シーズン加入。ケガの影響などで満足にプレーできないシーズンとなり、ブンデスリーガでは5試合の出場に終わっていた。 2024.04.16 23:05 Tue

「チームを助けられたことを誇りに思う」加入1年目、キャプテンとして無敗優勝を支えたジャカがチームを誇る「鍵はハングリー精神」

レバークーゼンのキャプテンを務めているスイス代表MFグラニト・ジャカが、ブンデスリーガ優勝を振り返った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 14日、ブンデスリーガ第29節でレバークーゼンはブレーメンをホームに迎えた。ここまで無敗を継続して首位に立っているレバークーゼンは、勝利すれば120周年を迎えたチームで初のリーグ制覇となる中、前半はPKで先制する。 60分にはジャカがミドルシュートを決めてリードを広げると、その後は途中出場のフロリアン・ヴィルツのショータイムに。優勝が決まる試合でキャリア初のハットトリックを記録し、チームのリーグ制覇にしっかりと花を添えることとなった。 昨シーズンまではアーセナルでプレーし、プレミアリーグ優勝に迫った中で2位に終わっていたジャカ。新天地へと移籍し、キャプテンとしてチームを牽引した中で見事に優勝を果たした。 『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じたジャカは「試合直後に適切な言葉を見つけるのはとても難しい。今年、僕たちは特別なもの以上の何かを成し遂げた」と、優勝に言葉がないとコメント。無敗を続けているチームのメンタリティを称えるとともに、チームを誇りに思うとした。 「3日ごとに、このハングリー精神、この集中力、そして全ての試合に勝つというメンタリティを持ち続けることは、とても素晴らしいことだ、信じられない」 「しかし、今日、僕たち、選手、スタッフ、裏方のスタッフ、ファンが一緒になって、何年も何年も経って歴史を作った。レバークーゼンにこのトロフィーをもたらしたことは信じられないことであり、チームを誇りに思う。ここに来て、僕の経験でチームを助けられたことを誇りに思う」 「このチームの鍵は、ハングリー精神だ。僕たちが日々努力していることは信じられないほど。2位のチームに16ポイント差をつけていたとしても、今日が勝負の時だということを改めて示すことができた」 また、指揮を執るシャビ・アロンソ監督の功績を改めて称えるジャカ。選手と監督が作り上げた今のチームで、より高みを目指したいとした。 「第一に彼(シャビ・アロンソ)は信じられないほどの監督だ。第二に、彼は信じられない人物だが、クラブ幹部も彼に大きな信頼を持っていると思う」 「しかし、僕たちが彼と一緒に日々取り組んでいる仕事、アイデア、ハングリー精神、メンタリティ…全ては彼と僕たちが一緒に生み出したものだ」 「僕たちはおそらくリーグ戦以上の価値があると思う。まだいくつかの試合が残っているし、今はそれ以上のものを望んでいる」 <span class="paragraph-title">【動画】優勝を手繰り寄せたジャカの技ありミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Q20dpA7wt1w";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.15 13:45 Mon

「言葉では言い表せない」優勝決定試合でキャリア初ハット! レバークーゼンを支えたヴィルツが初優勝に「こんなシーズンは想像できなかった」

レバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが、初のブンデスリーガ制覇を喜んだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。 14日、ブンデスリーガ第29節でレバークーゼンはブレーメンをホームに迎えた。ここまで無敗を継続して首位に立っているレバークーゼンは、勝利すれば120周年を迎えたチームで初のリーグ制覇となる中、前半はPKで先制する。 ヴィルツはベンチスタートとなった中、60分にはグラニト・ジャカが強烈なミドルシュートを決めてリードを広げると、その後はヴィルツのショータイムに。優勝が決まる試合でキャリア初のハットトリックを記録し、チームのリーグ制覇にしっかりと花を添えることとなった。 20歳ながら10番を背負い、圧倒したチームを牽引。今シーズンはブンデスリーガで10ゴール10アシストを達成するなど、優勝に欠かせない存在だった。 試合後、『DAZN』のインタビューに応じたヴィルツは「言葉にするのは難しい。夢が叶ったんだ。今は祝う時だ」とコメント。祝福が続く中で、「多分、今日は続くだろう。でも、今日で終わりとは思えないね。明日は休みだし。いつまでやるのかは、みんなが決めたら良いと思う」と、今は喜びに浸る時間であると語った。 改めてクラブとして初のブンデスリーガ制覇。自身も歴史に名を刻むこととなり、大きく貢献した1人となったが、まだ実感もないとのこと。シーズン当初は想像もしていなかったと振りかった。 「言葉では言い表せない。誰もが想像できると思う。僕はまだ、実感することさえできない」 「僕たちが成し遂げたことを理解するには、まだ頭で考えなければいけない。ファンと外でのパーティーも、ドレッシングルームでのパーティーも素晴らしかった」 「こんなシーズンは想像できなかった。多くの試合に勝った時、僕たちはある時点で、ただの良いシーズンになるだけではないのではないかと考えるようになった」 <span class="paragraph-title">【動画】強すぎるレバークーゼン!ジャカ砲にヴィルツ圧巻のハットトリックショー!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WPCSPwgd9E8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.15 12:10 Mon

ブンデスリーガ初制覇を喜ぶシャビ・アロンソ監督「この優勝は多くの人にとって忘れられないものになる」

クラブ創設120年目にしてブンデスリーガ初優勝を飾ったレバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が喜びのコメントを残している。 14日にブンデスリーガ第29節でホームにブレーメンを迎え撃ったレバークーゼン。勝利すれば悲願の初優勝が決まる一戦は、22分にボニフェイスのPKでレバークーゼンが先制に成功する。 1点リードで迎えたレバークーゼンは、後半開始からヴィルツを投入。すると60分、ボニフェイスのパスを中央ジャカが正確なコントロールミドルで流し込み追加点を挙げると、68分、83分、90分にヴィルツがゴールネットを揺らし、5-0で圧勝。悲願のブンデスリーガ初優勝を飾った。 クラブに史上初のシャーレをもたらしたシャビ・アロンソ監督は、試合後会見以下のように喜びを語った。 「この成功はクラブに関わるすべての人にとって特別なものだ。この優勝は多くの人にとって忘れられないものになる。クラブ一丸となって、このトロフィーを勝ち取ったことを誇りに思ってるよ。創設120年で初めての優勝を飾ることができた。その一員としてこのクラブで戦えたことを光栄に思う。今日は祝うべき日だ。家族や友人、ファンと一緒に楽しまなければならない。来週のことはまた明日以降に考えよう」 2024.04.15 06:30 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly