インテル戦完敗のユーベ、「酷い敗北」と苦言の指揮官ピルロが問題視したのは…?

2021.01.18 13:30 Mon
Getty Images
ユベントスのアンドレア・ピルロ監督が敗北を認め、チームに苦言を呈した。
PR
4位のユベントスは17日に行われたセリエA第18節で2位のインテルと対戦。12分にMFアルトゥーロ・ビダルの恩返し弾を食らうと、後半にもMFニコロ・バレッラに追加点を許して、0-2の敗北を喫した。
10連覇を目指すユベントスにとって、重要なインテルとの“イタリア・ダービー”だったが、攻守に覇気なく、散ったユベントス。ピルロ監督は試合後、イタリア『スカイ』を通じて、敗戦の弁を述べた。

「入りから姿勢を間違って、決闘に勝つための闘志もなければ、難しくなる。ピッチに足を踏み入れようとせず、臆病だったよ」

「インテルの攻撃的な姿勢を恐れ、守りしか考えておらず、攻撃的になり切れなかった。インテルに主導権を握らせてしまえば、難しい相手になってしまう」
「個々のクオリティはアグレッシブさと闘志が相手と比例した場合に輝くもの。今日の我々はそうじゃなく、それを示した試合だった」

「酷い敗北だ。これ以上、酷い試合なんてない。予想外だったが、切り替えて、水曜日のナポリ戦、そして、スーペル・コッパに備えていかなければならない」

インテル相手の黒星で順位も5位に後退してしまったユベントスだが、ピルロ監督はスクデット争いに対するスタンスを問われ、「我々の野望は何も変わっていない」と語り、チームの姿勢を問題視した。

「強敵に対しての不手際はあるもの。私ががっかりしているのは姿勢だ。ユベントスのようなチームは自信と野心を持って、ここに来なければならない。試合の主導権を握る部分でも、あまりにも逃げ腰だった」

PR
関連ニュース

上田綺世のライバルFWヒメネスに3つのビッグクラブが関心? 今季はエールディビジで21ゴール

フェイエノールトのエースであり日本代表FW上田綺世のライバルでもあるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)だが、今夏のステップアップを目指しているという。メキシコ『レコルド』が伝えた。 ヒメネスは母国の名門クルス・アスルの下部組織出身。2022年7月にフェイエノールトへ完全移籍し、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせた。 初挑戦となったヨーロッパの舞台では、エールディビジで32試合15ゴール、ヨーロッパリーグ(EL)で9試合5ゴールを記録するなど、公式戦45しいあで23ゴールを記録。チームをリーグ優勝に導くと、2年目となった今シーズンはさらに飛躍し、エールディビジでは29試合で21ゴール、チャンピオンズリーグ(CL)でも4試合2ゴールを記録している。 名実共にフェイエノールトのエースとなり、メキシコ代表でも活躍するヒメネスにはビッグクラブが関心を寄せている。 『レコルド』によれば、3つのビッグクラブが関心を持っているとのこと。それはアーセナル、ユベントス、アトレティコ・マドリーだという。 フェイエノールトも売却に関しては前向きに検討しているとのこと。その中で、スペイン語が通じるラ・リーガでのプレーをヒメネス本人が希望しているということもあり、アトレティコ行きが有力という見方があるという。 また、バルセロナ、レアル・マドリーに関しては、バルセロナは財政面の問題で獲得に動くことができず、マドリーはクラブでプレーするにはまだ力が足りないと考えており、獲得に動く気はないという。 いずれにしても、結果を残した今シーズンの成績を見れば、引く手数多になることは明らか。ステップアップを果たせるのか注目だ。 2024.04.21 23:10 Sun

ローマの連覇は持ち越しに…熊谷紗希&南萌華フル出場もフィオレンティーナとゴールレスドロー【女子セリエA】

20日、女子セリエA上位プレーオフ第5節のフィオレンティーナvsローマがヴィオラ・パークで行われ、0-0の引き分けに終わった。 ローマのなでしこジャパンDF熊谷紗希は中盤の底で、DF南萌華はセンターバックの一角でフル出場した。 首位のローマ(勝ち点60)は、前節2位ユベントス(勝ち点47)との直接対決を制し、今節勝てば2連覇が決まるという状況下で、3位フィオレンティーナ(勝ち点39)との敵地戦に臨んだ。 一方、プレーオフに入って3連敗中のフィオレンティーナも、女子チャンピオンズリーグ(UWCL)圏内死守への執念を見せ、立ち上がりから攻勢を掛けると、2分に右クロスからポーリーン・ハマランドがネットを揺らす。 だが、ここは直前のエンマ・セヴェリーニのGKへのファウルを取られて、ゴールを認められず。ローマは難を逃れた。 互いが好機を作りながらも、両者無得点のまま試合は推移し、終盤にはローマの時間が続くが、82分に迎えたバレンティナ・ジャチンティの決定機はGKの好セーブに遭い、88分には南のヘディングも力なく。互いにゴールが生まれぬまま、90分を終えた。 また、裏ではユベントスが4位サッスオーロ(勝ち点32)に2-1で勝利したため、今節のローマの優勝はお預けに。プレーオフは奇数チームのため、ローマは次節試合がないが、ユベントスが5位インテル(勝ち点30)と引き分け以下なら、優勝が決まる。 <span class="paragraph-title">【動画】熊谷紗希&南萌華フル出場のローマがフィオレンティーナとドロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lI5p4il6T8c";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.21 20:45 Sun

「ユベントスに勝てたはず…」残留争いカリアリのラニエリ監督に込み上げる悔しさ、2点リード守れずドロー決着

カリアリのクラウディオ・ラニエリ監督に悔しさが込み上げる。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 セリエAで残留争い中のカリアリは19日、第33節でユベントスとのホームゲームに臨み、2-2のドロー。前半のPK2発で2点リードも、後半に入って直接FK弾および87分のオウンゴールで追いつかれてしまった。 勝ち点1の積み上げで暫定ながらも13位に浮上し、この「勝ち点1」がモノを言う残留争いとあって、決して価値なきドローだったわけではない。相手も停滞感漂うユベントスとはいえ、カリアリにとっては明確な格上だ。 しかし、試合直後に『DAZN』で90分間を振り返った老将ラニエリは悔しさをあらわに。「ユベントスに勝てたはず」と切り出したうえで、やるせない心情を吐露する。 「相手はユベントスだ…試合終了のホイッスルが鳴るまで、1秒たりとも集中を切らせない。我々は“いい試合”は出来たと思う。選手たちをねぎらう義務が私にはある。ただ、失点は2つとも回避できたはずだ…」 「最初の失点は、ユーベが自分たちのサッカーをできずにもがいていた時間帯。キエーザへのファウルをとられてFKになったわけだが、あの判定は疑問が残る。しかし、レフェリーに対する適応も試合の一部なのだ」 今季途中就任からなんとかカリアリを立て直し、かろうじて残留圏内をキープさせているラニエリ監督。残り5試合、目標は明確だ。 「このチームはハンディキャップを抱えて今季を滑り出し、そうだな…ようやく体裁が整ったのは、ここ1カ月半の間だろう。選手には『このまま最後まで行くぞ』と伝える」 「今日は本当に残念だ。残念だが、見据えている目標はひとつしかない。残留のために、少なくとも勝ち点36は確保しないといけない(現在は33)。最速でここに到達させる」 何はともあれユベントスから勝ち点1をもぎとった自信を次節に昇華できるか。次は27日に難敵ジェノアとのアウェイゲームだ。 2024.04.20 14:00 Sat

2点ビハインドから同点劇のユベントス、指揮官は展開に不満 「前半を相手に譲った」

ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督がドローを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 セリエA前節のトリノ・ダービーをゴールレスドローで終えていた3位ユベントスは19日の第33節でカリアリと対戦。ホームチームに立ち上がりからチャンスを許すと、30分にはPKから先制点を与えてしまう。 さらにその6分後には再びPKから失点し、2点ビハインドで後半へ。セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチの直接FKで1点を返すと、終盤のトルコ代表FWケナン・ユルドゥズのクロスからオウンゴールを誘発し、なんとか2-2の引き分けに持ち込んだ。 試合後、アッレグリ監督は前半の内容を反省。自分たちのペースにするためにどこかで上回る必要があったと述べている。 「前半はミスが多かったし、試合をうまくコントロールできなかった。もっとセカンドボールに反応するべきだったし、もっとデュエルで勝つべきだった」 「相手に合わせられないと骨折してしまうようなリスクがある。カリアリはデュエルという観点においては素晴らしい試合をしたし、このような場合はテクニックで上回らなければならない。あるいはもっと走って上回るかだ」 「我々は走らなければ試合に留まることができないチームだ。たくさんのリスクを負うことになる。後半、選手たちはうまく立て直し、カリアリは劣勢に立たされたが、前半を相手に譲ったという事実は変わらない」 「ここでテクニック的に良いプレーをするのはいつも難しい。カリアリが走る限り、我々は彼らのレベルに合わせなければならなかった。恐らく美しい試合にはならなかったが、そうすることで挑戦し、勝利するための全てのバランスを保つことができただろう」 2024.04.20 10:26 Sat

ユベントス、2点ビハインドからカリアリに辛くもドロー【セリエA】

ユベントスは19日、セリエA第33節でカリアリとのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。 前節トリノとのダービーを引き分けた3位ユベントス(勝ち点63)は、ヴラホビッチとキエーザの2トップで臨んだ。 前節インテルに引き分けた14位カリアリ(勝ち点31)に対し、ユベントスは1分過ぎにルブンボに際どいミドルを打たれると、15分にもCKからショムロドフにヘディングシュートでオンターゲットを記録された。 そして主導権を握れず迎えた27分、CKの流れでブレーメルにハンドがありVARの末にPKとなった。これをガリターノに決められて先制されたユベントスは33分にルブンボに決定的なボレーを許すと、2分後に2つ目のPKを献上。 スルーパスに抜け出したルブンボをGKシュチェスニーが倒してしまった。これをミナに決められ、2点ビハインドに。43分にはヴラホビッチがネットを揺らすもラストパスを出したキエーザにオフサイドがあり、0-2で前半を終えた。 迎えた後半、ユルドゥズを投入したユベントスは51分、プラーティのミドルシュートで3点目に迫られたが、62分に1点差とする。ボックス手前左で得たFKをヴラホビッチが直接決めた。 その後、ミリクを投入したユベントスは終盤の86分に追いつく。左サイドからのユルドゥズのインスウィングクロスがドッセーナのオウンゴールを誘った。 しかし反撃はここまで。2点差を追いついたユベントスだが、勝ち点1獲得に留まっている。 2024.04.20 05:48 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly