リバプールvsユナイテッドの首位攻防戦はゴールレスドロー…ユナイテッドが首位キープに成功《プレミアリーグ》
2021.01.18 03:33 Mon
プレミアリーグ第19節、リバプールvsマンチェスター・ユナイテッドが17日にアンフィールドで行われ、0-0のドローに終わった。なお、リバプールのFW南野拓実はベンチ入りも出場機会はなかった。
一方、直近9勝2分けと圧巻の戦績を残すユナイテッド(勝ち点36)は、前節にバーンリーを破ったことで3年4カ月ぶりの首位に浮上。2012-13シーズン以来のリーグタイトル獲得への期待が日増しに高まる中、アウェイ15戦無敗(12勝3分け)を継続するスールシャール率いるチームは、67試合無敗を継続中の難攻不落のアンフィールド攻略を目指した。バーンリー戦からは先発3人を変更。バイリー、マティッチ、カバーニに代えてリンデロフ、マクトミネイ、フレッジを起用した。また、[4-2-3-1]の布陣を継続もポグバを右、マルシャルを左、ラッシュフォードを最前線に置くサプライズを用意してきた。
注目の首位攻防戦は互いに相手の出方を窺う慎重な入りとなったが、時間の経過と共にホームチームがボールを握ってアウェイチームが引き込んでロングカウンターを狙う想定通りの形に落ち着く。
チアゴ、シャキリを起点に中央を締めるユナイテッドの守備に対して要所でギャップを作り出してクサビを打ち込むリバプールは、相手を完全に押し込んでハーフコートゲームを展開。中央を崩し切るまでには至らないが、サイドバックの攻撃参加をアクセントに一度相手を広げて最後は中央のフィルミノやシャキリがボックス付近で積極的に足を振っていく。ただ、ユナイテッドの最後の場面での粘りもあって再三のシュートはことごとくブロックや枠外に外れる。
互いに枠内シュート0という拮抗した状況が続く中、30分を過ぎて徐々に試合がオープンな展開に。34分、ショーの積極的な仕掛けからユナイテッドがボックス手前の好位置でFKを獲得。これをキッカーのブルーノ・フェルナンデスが直接狙うが、このシュートはわずかに枠の左に外れる。すると、直後のプレーではリバプールがワイナルドゥムの縦パスに抜け出したサラーの仕掛けから最後はボックス中央のフィルミノにシュートチャンス。だが、両チームを通じた最初の枠内シュートはGKデ・ヘアが難なくキャッチした。
以降は互いに狙い通りの形の攻撃が出始めたものの、相手の集中した守備を上回ることはできず、試合は0-0で折り返すことになった。
後半も試合展開に大きな変化はなし。引き続きリバプールがボールを握って押し込む展開となるが、前半のプレーを通じて守り慣れた感もあるユナイテッドの守備がことごとく撥ね返し続ける。
もう少し攻撃面を改善したいユナイテッドは61分、マルシャルを下げて切り札のカバーニを投入。この交代でカバーニが最前線に入り、ラッシュフォードが左ウイングにポジションを移す。すると、65分にはボックス手前でボールを持ったB・フェルナンデスの右足のシュートでようやく最初の枠内シュートが生まれた。
後半半ばを過ぎると、運動量の低下によってリバプールの守備の圧力が弱まったことでユナイテッドの攻撃の機会も増えて試合はより拮抗。その流れの中で両チームを通じて最大の決定機が生まれる。75分、ボックス内でボールを受けたラッシュフォードを追い越したショーのボックス左からの折り返しをゴール前のB・フェルナンデスが右足ワンタッチで合わすが、これはGKアリソンが足を使った見事なセーブで阻止した。
このピンチの直後にチアゴのミドルシュートでゴールを脅かされたユナイテッドだが、ここから試合終盤にかけて決定機の数を増やしていく。82分にはB・フェルナンデスのスルーパスからカウンターに転じ、ラッシュフォードとカバーニが相手センターバックと2対2の状況となるが、ここは相手守備陣の見事な対応に阻まれる。直後の83分にはボックス中央でワン=ビサカの横パスを受けたポグバに絶好のシュートチャンスが訪れるが、渾身の右シュートはGKアリソンのファインセーブに阻まれた。
首位奪還には勝ち点3がほしいリバプールはカーティス・ジョーンズ、オリジ、ミルナーを試合終盤に3枚の交代カードを切っていくが、なかなか流れを引き戻すことができない。それでも、相手の攻勢を落ち着けて試合終盤には続けてセットプレーを得て先制点を狙ったが、最後までゴールをこじ開けるまでには至らず。
そして、白熱の首位攻防戦は0-0のドローに終わり、リバプールがアンフィールドでの無敗記録を「68」に、ユナイテッドがアウェイでの無敗記録を「16」に更新。この引き分けにより、下位との勝ち点差が縮まることになったが、ユナイテッドは首位キープに成功。一方、リバプールは前日に勝利したレスター・シティに抜かれて3位に転落した。
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前節のサウサンプトン戦での0-1の敗戦により、直近1敗2分けの低迷で2位に陥落したリバプール(勝ち点33)。8日に行われたFAカップではユースのメンバーを送り込んだアストン・ビラを4-1で破り、2021年の初白星を挙げたが、リーグ連覇に向けては今節の勝利が必須。首位奪還を目指すこの一戦ではサウサンプトン戦からオックスレイド=チェンバレンに代えてシャキリを起用した以外、同じメンバーを起用。マティプが間に合わなかったことでヘンダーソンが引き続きセンターバックに入り、アンフィールドデビューのチアゴがアンカーに入った。注目の首位攻防戦は互いに相手の出方を窺う慎重な入りとなったが、時間の経過と共にホームチームがボールを握ってアウェイチームが引き込んでロングカウンターを狙う想定通りの形に落ち着く。
チアゴ、シャキリを起点に中央を締めるユナイテッドの守備に対して要所でギャップを作り出してクサビを打ち込むリバプールは、相手を完全に押し込んでハーフコートゲームを展開。中央を崩し切るまでには至らないが、サイドバックの攻撃参加をアクセントに一度相手を広げて最後は中央のフィルミノやシャキリがボックス付近で積極的に足を振っていく。ただ、ユナイテッドの最後の場面での粘りもあって再三のシュートはことごとくブロックや枠外に外れる。
一方、ユナイテッドは一度フレッジのスルーパスに反応したラッシュフォードがボックス内に抜け出す場面を作ったものの、想定以上に押し込まれてしまい、ボールを奪ってもすぐに相手に囲い込まれて狙いのカウンターを仕掛けられない。
互いに枠内シュート0という拮抗した状況が続く中、30分を過ぎて徐々に試合がオープンな展開に。34分、ショーの積極的な仕掛けからユナイテッドがボックス手前の好位置でFKを獲得。これをキッカーのブルーノ・フェルナンデスが直接狙うが、このシュートはわずかに枠の左に外れる。すると、直後のプレーではリバプールがワイナルドゥムの縦パスに抜け出したサラーの仕掛けから最後はボックス中央のフィルミノにシュートチャンス。だが、両チームを通じた最初の枠内シュートはGKデ・ヘアが難なくキャッチした。
以降は互いに狙い通りの形の攻撃が出始めたものの、相手の集中した守備を上回ることはできず、試合は0-0で折り返すことになった。
後半も試合展開に大きな変化はなし。引き続きリバプールがボールを握って押し込む展開となるが、前半のプレーを通じて守り慣れた感もあるユナイテッドの守備がことごとく撥ね返し続ける。
もう少し攻撃面を改善したいユナイテッドは61分、マルシャルを下げて切り札のカバーニを投入。この交代でカバーニが最前線に入り、ラッシュフォードが左ウイングにポジションを移す。すると、65分にはボックス手前でボールを持ったB・フェルナンデスの右足のシュートでようやく最初の枠内シュートが生まれた。
後半半ばを過ぎると、運動量の低下によってリバプールの守備の圧力が弱まったことでユナイテッドの攻撃の機会も増えて試合はより拮抗。その流れの中で両チームを通じて最大の決定機が生まれる。75分、ボックス内でボールを受けたラッシュフォードを追い越したショーのボックス左からの折り返しをゴール前のB・フェルナンデスが右足ワンタッチで合わすが、これはGKアリソンが足を使った見事なセーブで阻止した。
このピンチの直後にチアゴのミドルシュートでゴールを脅かされたユナイテッドだが、ここから試合終盤にかけて決定機の数を増やしていく。82分にはB・フェルナンデスのスルーパスからカウンターに転じ、ラッシュフォードとカバーニが相手センターバックと2対2の状況となるが、ここは相手守備陣の見事な対応に阻まれる。直後の83分にはボックス中央でワン=ビサカの横パスを受けたポグバに絶好のシュートチャンスが訪れるが、渾身の右シュートはGKアリソンのファインセーブに阻まれた。
首位奪還には勝ち点3がほしいリバプールはカーティス・ジョーンズ、オリジ、ミルナーを試合終盤に3枚の交代カードを切っていくが、なかなか流れを引き戻すことができない。それでも、相手の攻勢を落ち着けて試合終盤には続けてセットプレーを得て先制点を狙ったが、最後までゴールをこじ開けるまでには至らず。
そして、白熱の首位攻防戦は0-0のドローに終わり、リバプールがアンフィールドでの無敗記録を「68」に、ユナイテッドがアウェイでの無敗記録を「16」に更新。この引き分けにより、下位との勝ち点差が縮まることになったが、ユナイテッドは首位キープに成功。一方、リバプールは前日に勝利したレスター・シティに抜かれて3位に転落した。
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