遠藤欠場のウニオン・ベルリンが10人のヴォルフスブルクに痛恨ドロー…《ブンデスリーガ》

2021.01.10 01:33 Sun
Getty Images
遠藤渓太の所属するウニオン・ベルリンは9日、ブンデスリーガ第15節でヴォルフスブルクと対戦し2-2の引き分けに終わった。遠藤はベンチ入りも出場機会はなかった。

リーグ戦2連勝中の5位ウニオン・ベルリン(勝ち点24)が、同勝ち点の6位ヴォルフスブルクをホームに迎えた上位対決。ウニオン・ベルリンの遠藤はリーグ戦6試合連続のベンチスタートとなった。
ウニオン・ベルリンは開始早々の2分に決定機。M・フリードリッヒのクリアを前線のアウォニーが頭で繋ぐと、これに反応したベッカーが飛び出したGKをかわしボックス右から侵入。切り返しで相手DFもかわし無人のゴールにシュートを放ったが、ゴール右に外れた。

対するヴォルフスブルクは9分、バイタルエリアでボールを受けたアルノルトがゴール前にロングパスを送ると、走り込んだゲルハルトが決定機も、ここはGKルセの好セーブに遭う。だが、このプレーで得た左CKからシュテフェンがヘディングシュートを放つと、GKルセがこのシュートに触れるも弾ききれずにゴール左隅に吸い込まれた。

先制を許したウニオン・ベルリンだが、29分に反撃。イングヴァルトセンのパスをボックス右手前で受けたベッカーがボックス内まで持ち上がり、ゴール右上にシュートを突き刺した。
一進一退の展開が続く中、ヴォルフスブルクは42分にヴェグホルストのパスでゴール前に抜け出したゲルハルトが決定機を迎えたが、シュートは飛び出したGKのブロックに弾かれた。

1-1で迎えた後半、先にチャンスを得たのはウニオン・ベルリンだった。49分、スルーパスに反応したアウォニーがアルノルトとの競り合いからボックス内で転倒。PKかと思われたが、VARによる検証の結果、アウォニーの倒された位置はペナルティエリアの外と判定され、FKを獲得。

このファウルでアルノルトが退場となり数的有利となったウニオン・ベルリンは、このFKをアンドリッヒが直接ゴール左に突き刺し、勝ち越しに成功。さらに60分にも、トリメルの左CKから直接ゴールネットを揺らしたが、これはアウォニーがキーパーチャージの判定を受けてしまい、追加点とはならない。

10人となったヴォルフスブルクだが、64分に試合を振り出しに戻す。ボックス右から放ったブレカロのシュートがイングヴァルトセンの腕に当たると、VARの末にPKを獲得。このPKをヴェグホルストがゴール左隅に決めた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、最後まで追加点は生まれず。上位対決は2-2の痛み分けに終わった。
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