出場機会が増えないファン・デ・ベークを心配するベルバトフ氏「何かがうまくいっていない」

2021.01.08 11:06 Fri
Getty Images
かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元ブルガリア代表FWのディミタール・ベルバトフ氏が古巣で苦しむオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークの状況を憂慮している。イギリス『ミラー』が伝えた。

ファン・デ・ベークは、今夏に3500万ポンド(現レートで約49億円)+ボーナスの移籍金でアヤックスからユナイテッドに移籍するも、出場機会の確保に苦戦。ここまで公式戦20試合に出場しているが、その多くは途中出場であり、成績も1ゴール1アシストと寂しいものになっている。
加えて、直近のリーグ戦3試合は出場なしの状況に陥っているファン・デ・ベークに対して、ベルバトフ氏もイギリス『Betfair』で「彼がどのような状態なのか、私にはわからない」と憂慮した。

「私は彼が契約する前から好きな選手だと話していた。アヤックスと代表チームで素晴らしい活躍をしていたしね。でも、今はユナイテッドで試合に出られていない。私はトレーニングを見ていないから、彼がピッチに立つわずかな時間だけでは、何も判断できない」

「彼に自信を持たせるためには、試合に連続して出場する必要がある。今のところ、彼は自信を持てていないようだが、それは普通のことだよ。今の状況では彼が移籍を模索し始めても不思議はないし、責める人はいないだろう。何かがうまくいっていないんだ」
「今のところ、ブルーノ・フェルナンデス、ポール・ポグバ、スコット・マクトミネイ、フレッジが彼の前にいる。これらの選手たちが皆、ファン・デ・ベークより優れているとは思わない。だからこそ、どうなっているのか気になるんだ」

一方で、ベルバトフ氏はファン・デ・ベークがこれからユナイテッドにとって大きな助けとなる可能性もあると語り、オーレ・グンナー・スールシャール監督と話し合いの場を持つべきだと指摘している。

「私は、まだ彼がチームを助けられると思う。今の出場時間では、自信を築き、チームに溶け込み、プレミアリーグに慣れるのは難しい。フットボールの世界では、名前や評判だけで他の選手よりも先を行く不公平なところもあるよ」

「彼は監督室のドアを叩き、『なぜ自分はプレーしていないのか、状況改善のため何ができるのか』を尋ねるべきだ。その答えに応じて、必要なことを実行してほしい。彼はまだ23歳だから、たくさんのプレー時間が必要だし、時間を無駄にしたくないだろう。選手にとっては不愉快な状況だと思うが、早く解決することを願っている」
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