3大会で得点王に輝いたレヴァンドフスキが男子最優秀選手賞を初受賞! 各賞受賞者が決定!《ザ・ベストFIFAアワード2020》

2020.12.18 06:15 Fri
Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)は17日、チューリッヒで『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ』を開催し、各賞受賞者を発表した。新型コロナウイルスの影響で『フランス・フットボール』誌主催のバロンドールが初の中止となった中、ザ・ベストは例年通り開催されることになった。
2016年に創設され、全世界200以上のメディア、FIFA加盟国の代表監督とキャプテン、ファンの投票によって、選出されるフットボール界で最も栄誉ある賞の1つである各賞。

ザ・ベストFIFAアワードで最も注目を集めるFIFA男子最優秀選手賞には、昨年に同賞を獲得したFWリオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン)と2度同賞を獲得しているFWクリスティアーノロナウド(ユベントス/ポルトガル)という2大スターを退けたFWロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン/ポーランド)が初受賞を果たした。

レヴァンドフスキは、 2019-20シーズンの公式戦47試合に出場し55ゴールを記録。クラブ7年ぶりとなる3冠(ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ)達成に大きく貢献。個人としても3大会で得点王に輝くなどキャリア最高のシーズンを過ごした。
また、FIFA女子最優秀選手賞にはFWペルニレ・ハルダー(ヴォルフスブルク→チェルシー/デンマーク)とDFワンディ・ルナール(リヨン/フランス)を退け、DFルーシー・ブロンズ(リヨン→マンチェスター・シティ/イングランド)が初の受賞を飾った。

FIFA男子最優秀監督賞は、バイエルンを7年ぶりのトレブル(3冠)に導いたハンジ・フリック監督、17年ぶりにリーズ・ユナイテッドをプレミアリーグ昇格に導いたマルセロ・ビエルサ監督を退け、リバプールをプレミアリーグ史上最速優勝に導いたユルゲン・クロップ監督が2年連続2度目の受賞となった。

FIFA女子最優秀監督賞は、チェルシーをFAウィメンズスーパーリーグ優勝に導いたエマ・ヘイズ監督、リヨンをフランス女子リーグと女子チャンピオンズリーグの2冠に導いたジャン=リュック・ヴァスール監督を退け、女子ユーロ2021予選でオランダ女子代表を10連勝に導いたサリナ・ヴィーグマン監督が3年ぶり2度目の受賞を果たした。

FIFA最優秀GK賞には、プレミアリーグ最速優勝に貢献したアリソン(リバプール/ブラジル)、ラ・リーガ最速でクリーンシート100試合を達成したヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー/スロベニア)の2選手を退けたマヌエル・ノイアー(バイエルン/ドイツ)が2017年設立の同賞で初の受賞を果たした。バイエルンの絶対的守護神は、昨シーズンの公式戦51試合にフル出場。7年ぶりのトレブル(3冠)達成に大きく貢献した。

また、最優秀ゴール賞にあたるFIFAプスカシュ賞は、FWソン・フンミン(トッテナム/韓国)が2019年12月7日に行われたプレミアリーグ第16節のバーンリー戦で見せた70メートル近い距離をドリブルで運んで記録した圧巻のソロゴールが選ばれた。

※プスカシュ賞を獲得したソン・フンミンのゴール


今回発表された各賞の受賞者は以下のとおり。

◆FIFA男子最優秀選手賞
FWロベルト・レヴァンドフスキ (バイエルン/ポーランド)

◆FIFA女子最優秀選手賞
DFルーシー・ブロンズ (リヨン→マンチェスター・シティ/イングランド)

◆FIFA男子最優秀監督賞
ユルゲン・クロップ (リバプール/ドイツ)

◆FIFA女子最優秀監督賞
サリナ・ヴィーグマン (オランダ女子代表/オランダ)

◆FIFA最優秀GK賞
GKマヌエル・ノイアー(バイエルン/ドイツ)

◆FIFA最優秀女子GK賞
GKサラ・ブアディ (リヨン/フランス)

◆FIFAプスカシュ賞
FWソン・フンミン (トッテナム/韓国)

◆FIFAフェアプレー賞
マッティア・アグネーゼ(オスペダレッティ・カルチョ/イタリア)

◆FIFAファン賞
マリヴァルド・フランシスコ・ダ・シルバ (ブラジル/レシフェのサポーター)

※(クラブ[代表]/国籍)
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