【CLグループA総括】バイエルン余裕の首位通過、アトレティコが最終節で突破

2020.12.14 16:00 Mon
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アトレティコ・マドリーがややもたついたものの、昨季王者バイエルンと共に本命の両クラブが突破を決めたグループA。MF奥川がバイエルン相手にゴールを奪うトピックがあったが、ザルツブルクは一歩及ばず2季連続グループステージ敗退となった。ロコモティフ・モスクワは2季連続最下位と存在感なく終戦となっている。
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■順位表■
1:バイエルン[勝ち点16]
2:アトレティコ・マドリー[勝ち点9]
3:ザルツブルク[勝ち点4]
4:ロコモティフ・モスクワ[勝ち点3]
◆2試合を残して首位通過の王者~バイエルン~
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王者バイエルンが2試合を残して余裕の首位通過を決めた。初戦のアトレティコ・マドリー戦を快勝で飾ったバイエルンは、続くロコモティフ戦を競り勝って2連勝スタートとした。そして、ザルツブルクとの連戦初戦では一時同点とされたが、終わってみれば6発圧勝と格の違いを見せ付けた。結局、そのまま4連勝としたバイエルンはアトレティコ戦を前に首位通過を果たし、残り2試合を消化試合とした。

◆苦戦続きも最終節で突破~アトレティコ・マドリー~
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バイエルンに完敗スタートとなった中、アトレティコが最終節のザルツブルクとの直接対決を勝負強く制して勝ち抜けを決めた。格下と見られたロコモティフに2引き分けと思わぬ苦戦を強いられたが、ザルツブルクから2勝を挙げて2位の座に滑り込んだ。FWスアレスがコロナ陽性などで本領を発揮しきれなかった中、FWフェリックスが3ゴールを挙げてチームを牽引した。

◆最終節まで突破の望み残すも2季連続敗退~ザルツブルク~
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昨季のインパクトによりFWハーランド、MF南野が流出したザルツブルク。さらに今季はFWファン・ヒチャンも抜けた中、売り出し中のMFショボスライが活躍し、最終節までアトレティコと突破を懸けた戦いに持ち込んだ。出場機会は限られたものの奥川もバイエルン戦でCL初ゴールを決めるなど、敗退には終わったがチーム共々自信を深めることはできたはずだ。
◆2季連続の最下位~ロコモティフ・モスクワ~
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3季連続本戦出場のロコモティフだったが、今季も決勝トーナメント進出には程遠かった。そんな中でも第2節ではバイエルン相手に引き分けに持ち込みかけ、アトレティコとの連戦では粘り強くドローに持ち込んで見せた。しかし、肝心のザルツブルク戦で1分け1敗と負け越し、最終節を前に敗退が決まってしまった。


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