角田&大竹弾で快勝の長崎、3位変わらずも徳島の今節昇格を阻止! 2位福岡に勝ち点2差で食らいつく!《J2》
2020.12.13 16:10 Sun
明治安田生命J2リーグ第40節、東京ヴェルディvsV・ファーレン長崎が13日に味の素スタジアムで行われ、アウェイの長崎が0-2で勝利した。3節を残して首位の徳島ヴォルティス(勝ち点80)、2位のアビスパ福岡(勝ち点75)とJ1昇格を争う3位の長崎(勝ち点73)。逆転での優勝・昇格を目指す中、今節は12位の東京V(勝ち点53)とのアウェイゲームに臨んだ。
1-0で勝利した前節のモンテディオ山形戦からは先発2人を変更。磯村に代えて左サイドバックに米田、負傷の影響で招集外となったエジガル・ジュニオに代わってルアンを富樫のと共に2トップの一角で起用した。
立ち上がりからアウェイの長崎がサイドを起点に押し込む形を作るが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。逆に、ライン間でボールを引き出す東京Vに反撃を許すと、12分にはボックス手前の新井に強烈なミドルシュートを浴びる。
その後は互いにアタッキングサードまで良い形でボールを運ぶシーンを見せたものの、最後の精度や連携ミスが目立って決定機まで至らない状況が続く。しかし、飲水タイム明けのリスタートで勢いを持って入ったアウェイチームが立て続けにゴールをこじ開ける。
さらに32分には相手陣内右サイドでのボール奪取から左サイドにボールが展開されると、ドリブルで仕掛けてボックス内に侵入した氣田がバランスを崩して倒れた際にDFのクリアが右手付近に当たってゴール前にこぼれると、ハンドをアピールして一瞬動きを止めた相手守備の隙を突いた大竹が一度ボールを浮かせて放った左足のボレーシュートがゴール右隅に決まった。
ややツキにも恵まれた鮮やかな連続得点で2点のリードと共に流れを掴んだ長崎は、前がかって強引な攻めが目立つホームチームの攻撃を冷静に受け止め、そこから鋭いカウンターを仕掛けていく。前半のラストプレーでは最終ラインのDF二見が端戸にボールを引っかけられてゴール前に抜け出されるが、ここは決死の戻りを見せたDF米田の見事なシュートブロックでピンチを阻止。2点差を維持して試合を折り返した。
迎えた後半、2点を追う東京Vはハーフタイム明けに佐藤、新井に代えて井出、山下を投入する2枚替えを敢行。だが、開始直後に足を痛めた端戸がプレー続行不可能となり、50分に井上が緊急投入された。
一方、後半も集中した入りを見せた長崎は先制点を奪って以降の戦い方を継続。53分には右CKの流れからクリアボールに反応した秋野がペナルティアーク付近で強烈な左足ボレー、続く56分には高い位置でルーズボールに反応した毎熊がボックス中央から右足を振り抜くが、いずれのシュートもGKマテウスの好守に遭う。
後半半ばを過ぎても気迫のこもったプレーでデュエルでの優位性を保つアウェイチームは70分を過ぎてルアンと富樫の2トップに代えて玉田、畑、角田、大竹のベテランに代えて庄司、加藤を投入。中2日で戦う次節ヴァンフォーレ甲府戦を意識した交代策を見せる。その後、ホームで意地を見せたい東京Vの攻勢に晒されたが、要所を締める守備と相手の決定力不足にも助けられ、このまま試合をクローズ。
敵地で会心の勝利を収めた長崎は同時刻開催の試合で徳島が引き分け、福岡が勝利したことで2位浮上とはならなかったが、徳島の今節でのJ1昇格を阻止すると共に残り2節での逆転優勝、昇格に望みを繋いだ。
東京ヴェルディ 0-2 V・ファーレン長崎
【長崎】
角田誠(前28)
大竹洋平(前32)
立ち上がりからアウェイの長崎がサイドを起点に押し込む形を作るが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。逆に、ライン間でボールを引き出す東京Vに反撃を許すと、12分にはボックス手前の新井に強烈なミドルシュートを浴びる。
その後は互いにアタッキングサードまで良い形でボールを運ぶシーンを見せたものの、最後の精度や連携ミスが目立って決定機まで至らない状況が続く。しかし、飲水タイム明けのリスタートで勢いを持って入ったアウェイチームが立て続けにゴールをこじ開ける。
まずは28分、左CKの場面でキッカーの秋野が左足インスウィングの絶妙なクロスを入れると、これを中央で競り勝った角田が打点の高いヘディングで合わせゴール右隅の完璧なコースに突き刺した。
さらに32分には相手陣内右サイドでのボール奪取から左サイドにボールが展開されると、ドリブルで仕掛けてボックス内に侵入した氣田がバランスを崩して倒れた際にDFのクリアが右手付近に当たってゴール前にこぼれると、ハンドをアピールして一瞬動きを止めた相手守備の隙を突いた大竹が一度ボールを浮かせて放った左足のボレーシュートがゴール右隅に決まった。
ややツキにも恵まれた鮮やかな連続得点で2点のリードと共に流れを掴んだ長崎は、前がかって強引な攻めが目立つホームチームの攻撃を冷静に受け止め、そこから鋭いカウンターを仕掛けていく。前半のラストプレーでは最終ラインのDF二見が端戸にボールを引っかけられてゴール前に抜け出されるが、ここは決死の戻りを見せたDF米田の見事なシュートブロックでピンチを阻止。2点差を維持して試合を折り返した。
迎えた後半、2点を追う東京Vはハーフタイム明けに佐藤、新井に代えて井出、山下を投入する2枚替えを敢行。だが、開始直後に足を痛めた端戸がプレー続行不可能となり、50分に井上が緊急投入された。
一方、後半も集中した入りを見せた長崎は先制点を奪って以降の戦い方を継続。53分には右CKの流れからクリアボールに反応した秋野がペナルティアーク付近で強烈な左足ボレー、続く56分には高い位置でルーズボールに反応した毎熊がボックス中央から右足を振り抜くが、いずれのシュートもGKマテウスの好守に遭う。
後半半ばを過ぎても気迫のこもったプレーでデュエルでの優位性を保つアウェイチームは70分を過ぎてルアンと富樫の2トップに代えて玉田、畑、角田、大竹のベテランに代えて庄司、加藤を投入。中2日で戦う次節ヴァンフォーレ甲府戦を意識した交代策を見せる。その後、ホームで意地を見せたい東京Vの攻勢に晒されたが、要所を締める守備と相手の決定力不足にも助けられ、このまま試合をクローズ。
敵地で会心の勝利を収めた長崎は同時刻開催の試合で徳島が引き分け、福岡が勝利したことで2位浮上とはならなかったが、徳島の今節でのJ1昇格を阻止すると共に残り2節での逆転優勝、昇格に望みを繋いだ。
東京ヴェルディ 0-2 V・ファーレン長崎
【長崎】
角田誠(前28)
大竹洋平(前32)
|
関連ニュース