バルサFWグリーズマンがファーウェイと契約解除、ウイグル人差別の疑惑を受け発表
2020.12.11 10:40 Fri
バルセロナのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、中国の通信会社「Huawei(ファーウェイ)」との契約を解除することを発表した。世界有数のICTソリューション・プロバイダーとして知られ、スマートフォンやタブレットなどの製品も販売している「Huawei」。今回、顔認証システムのテストに関わり、地元当局に「ウイグル警報」を送るテストに関与していることが発覚していた。
このテストは、人混みの中で顔をスキャンし、年齢や性別、さらには民族を推定する人工知能カメラのテストだったとのこと。その中で、イスラム教徒である少数民族のウイグル人が検出された場合は「ウイグル警報」として、中国警察に報告がいく仕組みになっていたとされている。
ウイグル人は新疆ウイグル自治区や中央アジアに住む、イスラム教徒のトルコ系民族で、中国には約1100万人が生活しているとされている。しかし、2018年には中国政府や約100万人を拘留し、「再教育キャンプ」と定義して虐待などを行なった疑いもある。
このことを受けグリーズマンは、自身のインスタグラム(antogriezmann)を更新。2017年からブランドアンバサダーを務めていた「Huawei」との契約を解除すると発表した。
グリーズマンは、フランス国内での「Huawei」の広告塔となっていた。
なお、「Huawei」はこの疑惑について否定しているとイギリス『BBC』が報道。「Huaweiの価値観と関連性はない。我々の技術は民族グループを識別されるように設計されていない。差別しないことは企業としての我々の価値観の中心にあります」と主張している。
また、グリーズマンの投稿を受け、広報担当は「Huaweiはグリーズマン氏が会社との関係を終了するという決定を悲しんでいます。彼と個人的な話をするための招待状を送りました。社内の最高レベルで全ての人権、平等、差別の問題に対処する現在行われていることを説明し、彼、そしてHuaweiがこれらの懸念をとても真剣に受け止めていることを示し、彼と我々の全ての顧客、そしてパートナーを安心させたいと思っています」とコメントしている。
このテストは、人混みの中で顔をスキャンし、年齢や性別、さらには民族を推定する人工知能カメラのテストだったとのこと。その中で、イスラム教徒である少数民族のウイグル人が検出された場合は「ウイグル警報」として、中国警察に報告がいく仕組みになっていたとされている。
ウイグル人は新疆ウイグル自治区や中央アジアに住む、イスラム教徒のトルコ系民族で、中国には約1100万人が生活しているとされている。しかし、2018年には中国政府や約100万人を拘留し、「再教育キャンプ」と定義して虐待などを行なった疑いもある。
このことを受けグリーズマンは、自身のインスタグラム(antogriezmann)を更新。2017年からブランドアンバサダーを務めていた「Huawei」との契約を解除すると発表した。
「Huaweiが顔認識ソフトウェアの使用を通じて、“ウイグル人警告”の開発に貢献したという強い疑惑を受け、僕は会社とのパートナーシップ契約を直ちに終了します」
グリーズマンは、フランス国内での「Huawei」の広告塔となっていた。
なお、「Huawei」はこの疑惑について否定しているとイギリス『BBC』が報道。「Huaweiの価値観と関連性はない。我々の技術は民族グループを識別されるように設計されていない。差別しないことは企業としての我々の価値観の中心にあります」と主張している。
また、グリーズマンの投稿を受け、広報担当は「Huaweiはグリーズマン氏が会社との関係を終了するという決定を悲しんでいます。彼と個人的な話をするための招待状を送りました。社内の最高レベルで全ての人権、平等、差別の問題に対処する現在行われていることを説明し、彼、そしてHuaweiがこれらの懸念をとても真剣に受け止めていることを示し、彼と我々の全ての顧客、そしてパートナーを安心させたいと思っています」とコメントしている。
◆グリーズマンが契約解除を発表
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