ベンゼマ2発で勝利のマドリーが逆転で首位通過! 敗れたボルシアMGも2位通過が決定《CL》
2020.12.10 07:17 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)のグループB最終節、レアル・マドリーvsボルシアMGが9日にアルフレッド・ディ・ステファノで行われ、ホームのマドリーが2-0で勝利した。
今グループステージ最激戦区のひとつとなったグループBは、最終節を残して首位のボルシアMGから最下位のインテルまでの4チームが勝ち点3差でひしめき合う大混戦となった。
前節、シャフタールに競り負けて3位に転落したマドリーはクラブ史上初のグループステージ敗退の危機に直面。逆転での突破を目指す運命の一戦では1-0で競り勝った直近のセビージャ戦から先発1人を変更。ナチョに代わってセルヒオ・ラモスが復帰した。
一方、前身UEFAチャンピオンズカップ時代の1977-78シーズン以来となるグループステージ突破に向けて好位置に付けるボルシアMGは、引き分け以上で突破が決まる一戦に向けて、直近のケルン戦から先発2人を変更。ヴォルフ、ザカリアに代えてエルベディ、テュラムを起用した。
自力での突破に向けて勝ち点3必須のマドリーが立ち上がりから押し込む入りを見せると、早い時間帯に先制点が生まれる。9分、右サイドのスペースで持ち上がったルーカス・バスケスがボックス手前右で柔らかなクロスを入れると、DF2枚の間に入って競り勝ったベンゼマのヘディングシュートがゴール左隅に決まった。
絶体絶命のピンチを凌いだマドリーはモドリッチやクロースを起点にややゲームコントロールに舵を切り、行ったり来たりの試合を落ち着かせにかかる。そういった流れの中、31分には序盤から積極的な仕掛けを見せていたロドリゴが右サイド深くで正確なクロスを供給。これを再びエースのベンゼマが絶妙なヘディングで合わせ、貴重な追加点を挙げた。
前半終了間際にはセットプレーの流れからモドリッチに続けて決定機が訪れるが、GKゾンマーの好守とオフサイド判定により、3点目とはならなかった。
迎えた後半、ボルシアMGはヴェント、エンボロに代えてラザロとザカリアを同時投入。だが、後半最初の決定機はホームチームに訪れる。49分、2点目と同じような形からロドリゴの右クロスをゴール前フリーのベンゼマが頭で合わすが、ここは少しパワーを出せず、GKゾンマーに難なくキャッチされた。
なかなか3点目を奪えないマドリーだが、前半終盤からの良い流れを継続し、後半はより危なげなく試合をコントロール。さらに、前に重心がかかる相手に効果的な攻めを仕掛けていく。73分には左CKの場面で続けての決定機が訪れるが、セルヒオ・ラモスのヘディングシュートはGKゾンマーの好守に、こぼれ球に反応したベンゼマのシュートはクロスバーに阻まれる。
その後、ロドリゴ、ヴィニシウスの両翼を下げてアリバス、アセンシオをピッチに送り込んだマドリーは、試合終盤にかけてもベンゼマがハットトリックのチャンスに顔を出すなど、最後まで主導権を相手に譲らず。そして、公式戦2試合連続のクリーンシートで試合を締めくくり、苦しいグループステージを最終的に逆転で首位通過した。
一方、敗れたボルシアMGもインテルvsシャフタールが0-0のドローに終わったことで、2位での決勝トーナメント進出が決まった。
レアル・マドリー 2-0 ボルシアMG
【レアル・マドリー】
ベンゼマ(前9)
ベンゼマ(前32)
今グループステージ最激戦区のひとつとなったグループBは、最終節を残して首位のボルシアMGから最下位のインテルまでの4チームが勝ち点3差でひしめき合う大混戦となった。
一方、前身UEFAチャンピオンズカップ時代の1977-78シーズン以来となるグループステージ突破に向けて好位置に付けるボルシアMGは、引き分け以上で突破が決まる一戦に向けて、直近のケルン戦から先発2人を変更。ヴォルフ、ザカリアに代えてエルベディ、テュラムを起用した。
自力での突破に向けて勝ち点3必須のマドリーが立ち上がりから押し込む入りを見せると、早い時間帯に先制点が生まれる。9分、右サイドのスペースで持ち上がったルーカス・バスケスがボックス手前右で柔らかなクロスを入れると、DF2枚の間に入って競り勝ったベンゼマのヘディングシュートがゴール左隅に決まった。
一方、あっさりとした形で先制を許したボルシアMGも直後に決定機。ボックス左でシュティンドルからパスを受けたテュラムが鋭いシュートを放つが、これはGK正面。その後はイーブンの状態に持ち込み、24分にはノイハウスからの絶妙なスルーパスに抜け出したプレアがボックス内でGKと一対一の絶好機を迎える。だが、プレアの左足のチップキックは枠の右に外れる。
絶体絶命のピンチを凌いだマドリーはモドリッチやクロースを起点にややゲームコントロールに舵を切り、行ったり来たりの試合を落ち着かせにかかる。そういった流れの中、31分には序盤から積極的な仕掛けを見せていたロドリゴが右サイド深くで正確なクロスを供給。これを再びエースのベンゼマが絶妙なヘディングで合わせ、貴重な追加点を挙げた。
前半終了間際にはセットプレーの流れからモドリッチに続けて決定機が訪れるが、GKゾンマーの好守とオフサイド判定により、3点目とはならなかった。
迎えた後半、ボルシアMGはヴェント、エンボロに代えてラザロとザカリアを同時投入。だが、後半最初の決定機はホームチームに訪れる。49分、2点目と同じような形からロドリゴの右クロスをゴール前フリーのベンゼマが頭で合わすが、ここは少しパワーを出せず、GKゾンマーに難なくキャッチされた。
なかなか3点目を奪えないマドリーだが、前半終盤からの良い流れを継続し、後半はより危なげなく試合をコントロール。さらに、前に重心がかかる相手に効果的な攻めを仕掛けていく。73分には左CKの場面で続けての決定機が訪れるが、セルヒオ・ラモスのヘディングシュートはGKゾンマーの好守に、こぼれ球に反応したベンゼマのシュートはクロスバーに阻まれる。
その後、ロドリゴ、ヴィニシウスの両翼を下げてアリバス、アセンシオをピッチに送り込んだマドリーは、試合終盤にかけてもベンゼマがハットトリックのチャンスに顔を出すなど、最後まで主導権を相手に譲らず。そして、公式戦2試合連続のクリーンシートで試合を締めくくり、苦しいグループステージを最終的に逆転で首位通過した。
一方、敗れたボルシアMGもインテルvsシャフタールが0-0のドローに終わったことで、2位での決勝トーナメント進出が決まった。
レアル・マドリー 2-0 ボルシアMG
【レアル・マドリー】
ベンゼマ(前9)
ベンゼマ(前32)
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