メルボルン・ビクトリーに完勝の蔚山現代が2012年以来のベスト8進出!《ACL2020》

2020.12.07 01:07 Mon
Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・ラウンド16の蔚山現代(韓国)vsメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)が6日に行われ、3-0で蔚山現代が勝利した。メルボルンに所属するDF西川聡は15分からプレーした。

FC東京らと同居したグループFを無敗で首位通過した蔚山現代と、日本クラブ不在のグループEを2位で通過したメルボルン・ビクトリーの一戦。試合は7分に蔚山現代が最初の決定機を迎えたが、ネグランの落としを受けたユン・ビッカラムのシュートは大きく枠の上に外れた。
対するメルボルンは、11分にA・トラオレがプレー中に右内転筋を痛めるアクシデントに見舞われる。治療を受けて一度はピッチに戻ったA・トラオレだったが、15分にプレー続行不可能となり、西川がスクランブル投入された。

膠着状態が続く中、蔚山現代は21分、コ・ミョンジンの縦パスでゴール前に抜け出したキム・インソンがGKとの一対一を迎えたが、シュートは飛び出したGKクロコンブのファインセーブ。その後も蔚山現代が押し気味に試合を進めたが、ゴールレスで前半を終えた。

後半も先に決定機を迎えたのは蔚山現代。53分、縦パスでボックス右深くまで抜け出したユン・ビッカラムのクロスをファーサイドのキム・インソンは頭で落とすと、最後はネグランがハーフボレーで狙ったが、これもGKクロコンブの好セーブに阻まれた。
その後は一進一退の展開が続いたが65分、遂にスコアが動く。ボックス右手前でパスを受けたユン・ビッカラムがミドルシュート。相手DFに当たったこぼれ球をボックス右のキム・インソンが落とすと、最後はB・ヨハンセンが左足で流し込んだ。

待望の先制点を奪った蔚山現代は77分にも、ボックス右横で獲得したFKからユン・ビッカラムがクロスを供給すると、ウォン・ドゥジェのヘディングシュートがゴール左に突き刺さった。さらに86分には、右CKの場面でニアのイ・グノが頭でフリックしたボールをB・ヨハンセンが押し込み、試合を決定づける3点目を奪った。

結局、試合はそのまま3-0で蔚山現代が完勝。優勝した2012年以来となる8強に駒を進めた。

蔚山現代 3-0 メルボルン・ビクトリー
【蔚山現代】
B・ヨハンセン(後20)
ウォン・ドゥジェ(後32)
B・ヨハンセン(後41)
関連ニュース

AFCが女子ACL2024-25の詳細発表! プレ大会決勝中止の余波消えぬ中で

アジアサッカー連盟(AFC)は12日、来年からスタートするAFC女子チャンピオンズリーグ(女子ACL)2024-25の詳細を発表した。 ただ、参加クラブ数はエントリー待ちのために未定。グループステージには12チームが進出することは明記された。 各サッカー協会において、FIFA女子世界ランキングへの登録や、1クラブあたり最低10試合の国内大会などの条件を満たした国・地域から、それぞれ1チームがエントリー可能。 AFCへの提出期限となる5月2日までに、各加盟協会またはリーグの権限機関が参加クラブを指名する。 競技日程に関しては、昨年暫定的に発表されていた通りに。まずは予選が8月25日から31日にかけて集中開催で行われ、リーグ戦形式でグループステージ進出チームを決定。参加チーム数と予選突破チーム数は、事前のエントリーに基づいて決定され、各サッカー協会が女子世界ランキング上位に属するクラブは、エントリーを条件としてグループステージへストレートインするとなる。 グループステージでは12チームが3組各4チームに分かれ、10月6日から12日にかけて集中開催のリーグ戦を開催。各組上位2チームと、各組3位の上位チームがノックアウトステージに進出する。 準々決勝は2025年3月22日と23日、準決勝および決勝は同年5月21日から24日にかけてセントラル方式で行われ、いずれも一発勝負となる。 女子ACLを巡っては、プレ大会となるAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)が今季行われ、日本からは三菱重工浦和レッズレディースが参加し、決勝進出を果たしていたが、3月22日にAFCから決勝開催中止の旨がWEリーグやクラブへ詳細不明のまま突如伝えられていた。 2024.04.13 14:40 Sat

「今でも見てるのか」「リアルタイムは嬉しい」ポステコグルー監督のオフィスで流れていた試合が話題に! 横浜FMのACLをリアルタイムでチェック「感謝しかない」

トッテナムを指揮するアンジェ・ポステコグルー監督だが、古巣のことを今なお気にかけていることがわかった。 オーストラリア代表を指揮していたポステコグルー監督は、2018年に横浜F・マリノスの監督に就任。1年目は苦しい戦いを見せたものの、2年目は15年ぶりにJ1優勝をもたらす。 2021年夏にセルティックに引き抜かれてJリーグを後にすると、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介を獲得するなどし、リーグ優勝を含めた国内2冠を達成。2022-23シーズンは岩田智輝、小林友希も補強すると、国内3冠を達成するなど結果を残し、2023-24シーズンからトッテナムの監督に就任した。 初のプレミアリーグでの指揮となった中、チームは現在5位。上位を争う位置にいる中で、その手腕は評価されている。 そのポステコグルー監督だが、クラブが1本の動画をアップ。ファンフォーラムで出会ったオーウェンさんをクラブに招き再会。その様子の動画をアップした。 ピッチで再会した2人。ポステコグルー監督はオーウェンさんを自身のオフィスに招き、2ショットの写真などを飾っていることをつて、オーウェンさんも手を叩いて喜ぶ温かい光景が待っていた。 しかし、注目されたのはその後ろのモニター。そこに映し出されていたのは、古巣である横浜FMの試合。山東泰山とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の試合だった。 これにはファンも「ボス!!」、「感謝しかない」、「今でも見てくれてるんだ」、「山東戦見てたのね」、「古巣のACLベスト4を見届けるとは」、「リアルタイムで見てくれているのが嬉しい」、「今のマリノスがあるのはボスのおかげ」とコメントが集まり、ポステコグルー監督の愛を感じているようだ。 ポステコグルー監督の後は、ケヴィン・マスカット監督(現:上海海港)、そしてハリー・キューウェル監督とオーストラリア人の系譜を継いでいる横浜FM。動画の本題ではないが、ポステコグルー監督にとっては、古巣を追いかける理由は色々とありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ポステコグルー監督のオフィスのモニターにはまさかの試合が!(動画の最後に)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/LotsOfSocks?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#LotsOfSocks</a> <a href="https://t.co/MY06OSDiBc">pic.twitter.com/MY06OSDiBc</a></p>&mdash; Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) <a href="https://twitter.com/SpursOfficial/status/1767951344512475159?ref_src=twsrc%5Etfw">March 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.14 11:58 Thu

横浜FMが山東戦連勝で4強! 両者退場者の2ndレグもアンデルソン・ロペスの値千金弾で制す【ACL2023-24】

横浜F・マリノスは13日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24準々決勝2ndレグで山東泰山(中国)をホームに迎え撃ち、1-0で勝利。2戦合計3-1でベスト4進出を果たした。 初の8強入りを遂げた勢いでさらなる高みを目指す横浜FMは敵地での1stレグで2-1と先勝。ホームで迎える2ndレグでは前回対戦でゴールを決めたアンデルソン・ロペスとヤン・マテウスも揃って先発し、中盤3枚の一角に植中が入った。 山東の速攻もあるなかで、立ち上がりから前にスピード感をもった仕掛けで積極性を打ち出していった横浜FM。多くの場面でヤン・マテウスが攻め手となり、早々の6分に植中のヘッドがあったりと敵陣深くにボールを持ち込むシーンを作る。 24分にはバイタルエリア中央から永戸が直接FKを狙っていったが、相手GKの正面。すると、山東も横浜FMが中盤でボールを失う場面を突いて押し返し始め、ヤン・マテウスのプレスバックがなければクリサンの決定機という場面も作られる。 半ばを過ぎて、守勢の色が濃くなる横浜FMだが、40分に中央から右サイドに展開し、エウベルと渡辺が立て続けのフィニッシュ。だが、その直後にヤン・マテウス負傷のアクシデントに見舞われ、43分に宮市の急きょ投入を余儀なくされる。 仕切り直したい横浜FMは47分に永戸が敵陣左サイド深くでボールを保持したなか、出した足で相手を踏みつける形となってイエローカード。永戸は前半に続いてイエローカードを受ける格好となり、退場を命じられてしまう。 10人での戦いとなるなか、アンデルソン・ロペスが52分に右サイドから独力でシュートに持ち込めば、54分にもカウンターからフィニッシュシーン。横浜FMのゴールゲッターがここぞとばかりに存在感を放つが、いずれもゴールを割れず。 数的優位の山東に押し込まれる横浜FMだが、我慢を続けると、75分に右サイドバックに入る松原のフィードを右サイド深くの宮市がキープ。途中出場の山根がボックス右から折り返し、アンデルソン・ロペスが左足ボレーで均衡を破る。 その後、持ち前のスピードで背後を取った宮市がガオ・チュンイーのレッドカードを誘って、山東にも退場者。これで数的同数の戦いになるなか、横浜FMは最後の交代でナム・テヒと榊原を送り込み、試合を終わらせにかかる。 引き分けでも突破が決まった横浜FMだが、劣勢の時間帯もありながら、山東戦連勝でクラブの歴史をさらに塗り替えるベスト4入り。準決勝では蔚山現代FC(韓国)と対戦する。 横浜F・マリノス 1-0(AGG3-1) 山東泰山 【横浜FM】 アンデルソン・ロペス(後30) <span class="paragraph-title">【動画】アンデルソン・ロペスが横浜FMを救う豪快ボレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>試合を動かすのはやっぱりこの人<br>\<br><br>宮市亮で裏を取り<br>山根陸が正確なクロス<br>そしてフィニッシュは<br>アンデルソン ロペスの技ありボレー<br><br>AFCチャンピオンズリーグ2023/24 <br> 準々決勝2ndレグ<br>横浜FM×山東泰山<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/jXIOrY9m4w">pic.twitter.com/jXIOrY9m4w</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1767878346476548454?ref_src=twsrc%5Etfw">March 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.13 21:07 Wed

アル・ヒラルのジェズス監督が1年で退任も? 今季33勝3分け0敗…ACL4強でギネス到達も「私の契約…話したくない」

アル・ヒラルのジョルジェ・ジェズス監督(69)が今シーズン限りで退任するのだろうか。ブラジル『グローボ』が投げかけている。 アル・ヒラルは12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24・準々決勝2ndレグでアル・イテハドとのサウジ対決に臨み、2-0で勝利。2戦合計4-0で準決勝進出を勝ち取った。 この勝利で公式戦28連勝、国家のトップディビジョンクラブにおける世界新記録を樹立した彼らだが、試合後、今年で70歳となるポルトガル人指揮官・ジェズス監督は、偉大な記録を喜びつつも、自らの進退について問われると、一気にトーンダウンした。 「私の契約ね…あまり話したくないな。とにかくリーグでもACLでも勝ち続けたい」 ジェズス監督はアル・ヒラルを含めたサウジ勢の多くがスター乱獲を始めた今季、昨年7月に1年契約でリヤドへ到着。ここまで国内リーグ21勝2分け0敗、国内カップ戦3勝0分け0敗、ACL9勝1分け0敗と、中東の地に降り立ってから敗北を知らない。 何もかも急速に“豪華”になったチームが勝ち続けているのだから、当然彼らをまとめ上げる老将の手腕も高く評価されて然るべき。しかし、ジェズス監督の様子を見る限り、どうやら現時点では続投か否か未定のようだ。 ジェズス監督は長らくポルトガル国内で指導者キャリアを積み、名門ベンフィカでリーグ優勝などを経験も、ブラジルのフラメンゴを南米制覇へと導いた功績がよく知られる。 アル・ヒラル就任は今回が2度目で、1度目の指揮時(2018.7〜2019.1)も公式戦20勝4分け1敗と優れた戦績を収めたが、シーズン途中で退任。その半年後にフラメンゴへ赴いている。 2024.03.13 14:10 Wed

江坂任も先発の蔚山HDが全北現代との韓国勢対決を制して準決勝進出! 横浜FMvs山東泰山の勝者と対戦【ACL2023-24】

12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝2ndレグの蔚山HD FCvs全北現代モータースが行われ、1-0で蔚山が勝利。2戦合計2-1とし、ベスト4進出を決めた。 5日に行われた1stレグでは1-1のドローに終わっていた韓国勢同士の一戦。2ndレグでは日本人MF江坂任も先発出場を果たした。 互いに慎重な入りを見せ、一進一退の展開が続いて行く中、互いに隙を突いて攻撃を仕掛けるも、決定機を作るまでには至らない。 それでも、ホームの蔚山が主導権を握って行く中、ゴールレスで前半を終えるかと思われたアディショナルタイム2分にスコアが動く。 カウンターを仕掛けた蔚山はソル・ヨンウがアーリークロス、これはクリアされるが、こぼれ球を拾うと、ボックス手前左でパスを受けたグスタフ・ルドヴィグソンがタイミングを見計らって正確なクロス。ファーサイドのスペースに走り込んでいたソル・ヨンウがボックス内でダイレクトボレー。これが強烈にネットを揺らし、蔚山が先制してリードを奪う。 2戦合計でも蔚山がリードした状態となった中、逆転勝利を目指す全北現代は後半は圧力をかけることに。それでも蔚山は大サポーターの後押しを受けて粘り強く戦っていく。 全北現代は52分にビッグチャンス。細かくパスを繋ぐと、ボックス前での横パスをチアゴ・オロボがダイレクトシュート。枠を捉えたが、GKチョ・ヒョヌが横っ飛びでセーブする。 蔚山は粘り強く戦い、全北現代の攻撃を凌ぎ切り1-0で勝利。2戦合計2-1で準決勝に駒を進めた。 なお、13日には横浜F・マリノスと山東泰山の準々決勝2ndレグが行われ、勝者が蔚山と決勝進出を懸けて戦う。 蔚山HD FC 1-0(AGG:2-1) 全北現代モータース 【得点者】 1-0:45分+2 ソル・ヨンウ(蔚山HD) 2024.03.12 21:55 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly