EL決勝T進出を決めたレンジャーズ、ジェラードは「選手たちを誇りに思う」と歓喜

2020.12.04 16:59 Fri
Getty Images
レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督が、ヨーロッパリーグ(EL)で逆転勝利を収めたチームを絶賛した。クラブ公式サイトが伝えている。

3日に行われたELグループD第5節において、レンジャーズはベルギーのスタンダール・リエージュと対戦。勝てば1試合を残した状態で決勝トーナメント進出が決まる、重要な一戦となった。
しかし、試合は6分に先制を許すと、39分に追いついた直後2失点目を喫する苦しい展開に。しかし、前半のアディショナルタイムに得たPKで同点としたレンジャーズは、63分にMFスコット・アルフィールドが3点目を決め逆転。そのまま3-2のスコアで勝利した。

この逆転勝利により、レンジャーズは1試合を残した状態で決勝トーナメント進出が決定。レンジャーズが4チーム制になってからの欧州カップ戦において、第5節でグループステージ突破を決めるのは初となる。

試合後のインタビューに応じたジェラード監督は、選手たちが成し遂げたことを大いに誇った。
「これは大きな成果だ。選手たちを本当に誇りに思うよ。彼らは今夜の試合に多くのものを注ぎ、それはグループステージのこれまでの試合でも同様だった」

「余裕のある試合ができたと思う。本当に厳しいグループだったが、突破に値するね。もちろん、まだ1試合残っているから、そこで自分たちをしっかり見つめ直して、なるべく力強く締めくくりたい」

「選手たちには本当におめでとうと言いたい。サポーターやクラブにとっても重要な出来事なのは明らかだし、本当に嬉しいよ。今夜の選手たちは、90分勝利に値する動きをしていたと思う。特に後半のプレーは素晴らしかった」

「前半は攻撃が不十分で受動的だった。我々は戦術を調整する必要があったね。いつものようにポゼッションを高め、積極的になる必要があったが、後半はそれができた。選手たちはシーズンの初めから、キャラクターをしっかり示してくれているよ」
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